チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

オスプレイ配備反対のハンスト、すでに4日目

2012年08月18日 | 沖縄 オスプレイ

  (ハンストも4日目、医者の診察を受ける小橋川さん)

 今日(18日・土)も、午後、キャンプフォスター・ゲート前のハンスト現場に行った。小橋川さんは、横になって休んでおられた。ハンストもすでに4日目、きっと一番つらい時だろう。それでも、もう一人、趣旨に賛同してハンストに合流する人が現れ、合計3人でのハンストになっている。こうしてハンストのリレーが続いていく。

 午後5時頃、医者が来てくれ、ハンスト中の3人が診察を受けた。小橋川さんは、血圧がやや高くなっているが、今のところまだ大丈夫のようだ。

  通り過ぎる車に手を振る。多くの車が、手を振ってくれる。特に、お年寄りの人たちの反応がいい。中には、両手をハンドルから離して拍手をしてくれる人もいて、こちらが慌ててしまう。オスプレイ配備反対は、県民の強い意志であることを確認するうれしい瞬間だ。

 真喜志好一さんがオスプレイのオートローテーション機能についてのデモンストレーションをしてくれた。

 取りだしたのは、紙で作ったプロペラの模型。一つは、羽根の面積が大きいものに軽い錘、もう一つは、その6割の羽根の大きさのものに、2倍の重さの錘がついている。同じ高さから落とすと、後者のものが、ずっと早く、ストンと落ちてしまう。羽根の大きい方は、もちろん、ゆっくりと落ちる。

 オスプレイは、羽根の面積がCH46の約6割、自重は2倍を超える。オスプレイにオートローテーションの機能がないことは、この紙の模型の実験でも明らかだろう。

 それにしても、さすがに真喜志さんだ。紙の模型による説明は、実に分かりやすい。 

 通り過ぎる車両に手を振っていると、基地から一人の米軍兵士が出てきて、「写真を撮ってもいいか?」と話しかけてきた。「これが何の行動か分かっているのか?」と聞くと、「オスプレイ反対の行動だろう」というので、「それなら写真を撮って、あなたの友人たち説明してくれ」と答える。彼によると、基地内の兵士たちも、皆、この行動のことを知っているそうだ。彼自身は「パイロットではない」とのことだったが、「普天間のような市街地にオスプレイを配備するのは危険だ」と認めていた。

 少し話をしていると、フェンスに貼ってある地蔵像について「これは何だ?」と聞いてきた。「1959年、宮森小学校の米軍機墜落事故で18名が死んだ、ハンストをしている彼の親戚もその犠牲者だった。そのことが、彼がハンストをする動機にもなっている」と説明すると、驚いたようだった。それでも、沖縄国際大学の事故以外にも、読谷での米軍機からの小型トレーラー落下による女子小学生の死亡事故などのことも知っている。こんな米軍兵士もいるのかと驚いた。 

 

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