4月13日(土)、久しぶりに高江へ。
24日、東京地裁で争われている警視庁機動隊らの沖縄への派遣の違法性を問う住民訴訟で、私も証人として法廷に立つ。この日は、ヘリパッドいらない住民の会の伊佐真次さん、安次嶺雪音さん、そして東京の原告の田中さんらの証言も予定されている。2016年7月22日のあの大弾圧について証言する前に、どうしても現地で再確認しておきたいことがあったのだ。
4月3日の夜、住民の会が座り込みのためにN1ゲート前に設置していたテントが突然、何者かによって撤去された。翌日、それが米軍の犯行であることが明らかになった。
テントが設置されていたのは、沖縄県が管理する県道70号線の道路敷である。北部訓練場は日米地位協定に基づく米軍の専用施設だが、県道70号線は日米地位協定2条4項⒜で、日米の共同使用地となっている。そして日本政府は沖縄県に道路用地として使用させている。したがって県道70号線の敷地の管理権は沖縄県にあるのだ。
それにもかかわらず米軍は、事前の通告もなく、突然、持ち去ったのだから全くの窃盗行為だ。沖縄はまさにやりたい放題の植民地だ。
(4月4日、朝の現地の状況。テント、トイレ等、全てが持ち去られてしまった(住民の会、Iさん提供))
(現地付近の県道70号線の道路台帳。今回のテント、そして2016年7月22日に防衛局が無断撤去したテントのいずれも道路敷地内であることが分かる。)
(住民の会は、すぐに仮設テントを再設置し、座り込みを続けている)
(4日、現地の車に貼られていた沖縄防衛局の文書)
現地には沖縄県が設置した「用地境界」の杭があり、撤去されたテントが道路敷地にあったことは明らかである。上の写真で杭を結んだ黄色いトラロープが道路敷地の境界線を表している(「ヘリパッドいらない住民の会」が設置)。
2016年7月22日、このN1ゲートの入り口にあったテントも、圧倒的な機動隊の規制の中、防衛局によって無断撤去された。このテントも道路敷地内にあったものだ。
*************************************
小雨が続いていたが、輝く新緑が素晴らしかった。
お目当ての花は見つからなかったが、県道を走りながら目にとまった花のいくつかを以下、掲載する。