チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

辺野古埋立申請について沖縄県と話し合い

2013年08月29日 | 沖縄日記・辺野古

 8月29日(木)、日本自然保護協会のAさんに呼ばれ、辺野古埋立申請に関して、沖縄県海岸防災課、環境政策課との話し合いに参加した。

 沖縄防衛局は、本年3月22日に埋立申請書を県に提出したが、その後、県の補正指示が出され、5月31日に補正申請書を提出した。海岸防災課でその内容審査が始まっており、日本自然保護協会や沖縄・生物多様性市民ネットワークは、何回か海岸防災課との話し合いの場を持っている。

 今日の話し合いでも、多くの課題が浮かび上がった。しかし、細かい問題に振り回されることはない。知事は、今までの経過からも、この埋立申請を認めるということは理屈上、そして、公有水面埋立法上、あり得ないのだ。

 知事は、2012年2月、防衛局のアセス評価書に対して、「評価書で示された環境保全措置では、周辺域の生活環境及び自然環境の保全を図ることは不可能」という意見書をまとめた。同年12月、防衛局は補正評価書を県に提出したが、それは「環境保全への配慮は適正」というもので、知事の厳しい意見に対して何ら具体的に応えたものではなかった。

 このような経過で今回の埋立申請が出された。公有水面埋立法第4条では、その埋立が環境保全に十分に配慮されたものでない場合は、許可を出せないこととなっている。知事は、「生活環境、自然環境の保全を図ることは不可能」という厳しい意見を出したのだから、この埋立申請についても、「論外」として、ただちに却下するほかない。それにもかかわらず許可を出せば、それは公有水面埋立法違反となる。

 そして今日の話し合いで大きな問題となったのは、やはり埋立土砂の問題だが、この点については、7月13日のブログに、私の意見書を掲載しているので見ていただきたい。今日の話し合いでも、海岸防災課は、これらの指摘に対して、ほとんど答えることができなかった。申請却下という選択以外はあり得ない。

  

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