中二な中年の備忘録

備忘録なので大した内容はありません。
たまにちょっと多めに語る時があります。
競馬の話題の時はさらに饒舌になります。

よ~く考えよう

2017年01月29日 15時49分36秒 | ぶらり、城南
2017.1.7の回顧録

キャノンギャラリーS・キャノンオープンギャラリー(操上和美展・蓮井幹生/岩木登/秋元亮太展)→URANO(unclear nuclear展)→神田厨房(昼食)

URANOのイベントは、意外に見慣れた作品が並んだので、個人的にハイライトは、高嶺格さんが総合監修している映像作品だったね。解説にあった通り、真に取材に基づいたものを忠実に再現しているのだとしたら、放射性物質に対する日本人の一般的認識を如実に表現したものは、なかなかないからね。展覧会のタイトルとも、これ以上ないくらいにしっくりくるし。何しろ、あの作品を鑑に、自分自身がどういう価値観で行動しているかが見えてくるのが秀逸なのよ。提供する側が不誠実なのか、執拗に追及する側がモンスタークレイマーなのか、一個人でも場面によって印象が移り変わるし、恐らくその移ろい方は、人によって全く異なると思うし、寧ろそれが普通だと思うのね。全部のシチュエーションを「提供側の不誠実」とか「客がモンスタークレイマー」と捉えちゃう感性の方が、余程心配な気がする。
あと、ちょっと厳しく言うけど、寺田倉庫さんは不親切。どの建物がアートコンプレックスなのかも瞬時に理解できなかったし、入口も判らなかったし、エレベーターの利用方法も判らなかった。ギャラリーフロア以外は現役の倉庫みたいだったからそうなっちゃったのかも知れないけど、あれでは入館するのに抵抗ある人もいるのでは。
時節柄か、キャノンギャラリーでは、自社カレンダーに写真を提供してくれた写真家さんの展示会。総てテーマが“山”らしいんだけど、山全体を捉える遠景の秋元さん、山中の風景の岩木さん、さらに小さい事物の蓮井さんと、同じテーマで随分違うものだなと。こういう比較ができる展覧会も面白い。操上さんの、街の陰の部分を切り取ったような作品群にも、ゾクッと来るものがあったね。
昼飯では、久し振りに殺されたね~。そもそも辛いものは劇物だから、身の丈考えないと当然な訳で。あの本渡ちゃんでも死にかけることがあるくらいだから、気をつけないと。

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