青島留学老人日本生活記

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情報 北九州市の成人式

2016年01月11日 | 情報

北九州市の成人式はニュースに成る程、ど派手、ユニーク、仮装大会

みたいな衣装で参加するのである。

知らなかった! いつの間にそんな風になったのかな?

因みに孫は真面目派の振袖姿である。

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超ド派手…花魁姿にカラフル羽織袴 北九州の成人式、周辺・        
お祭り騒ぎ…式典・静粛の棲み分け
       
産経新聞 1月10日(日)17時14分配信        
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掛け声に合わせて気勢を上げる成人式の参加者ら=10日午前、北九州市小倉北区(中村雅和撮影)(写真:産経新聞) 
         
 新成人の一部が、ど派手な衣装を着ることで知られる北九州市の        
成人式が10日、北九州メディアドーム(同市小倉北区)で開かれた。      
今年もカラフルな羽織袴にリーゼントをキメた男性や、花魁(おいらん)姿の      
女性が会場周辺にあふれた。その「ど派手」ぶりは聞きしに勝るものだった。      
 ■「目立ちたい。派手なことしたいけんね」        
 式典が始まる1時間前の午前10時半ごろ。メディアドーム周辺は、      
“色とりどり”の若者でいっぱいだった。羽織に真っ赤な襷(たすき)、      
金色に輝く巨大な扇子を手にした男性の集団がいた。胸元をあらわに      
した花魁姿の女性の姿も目に飛び込む。        
 目をこらすと、結った髪に人形を“盛った”女性もいた。聞くと、        
米国の有名歌手「レディー・ガガ」をイメージしたという。        
 缶ビールはもちろん、焼酎や日本酒、ワインをがぶ飲みする。        
周辺はさながら宴会場だった。        
 「コクラ(小倉)! コクラ!」「トバタ(戸畑)!トバタ!」        
 出身地だろうか。市内の地名を連呼し、気勢を上げる集団もいた。      
マスコミのカメラマンにポーズをとりながら、撮影するよう迫る若者も多い。      
 意を決して、新成人に話しかけた。        
 「とにかく、目立ちたい。派手なことをしたいけんね」        
 新成人の永元裕也さん(20)は、快く取材に応じてくれた。        
 名前や地区が印刷された旗や、そろいの衣装代として10万円程度      
を用意した。「お金に余裕はないけれど、多少無理をしても、しっかり      
やりたい。自分たちにとって、成人式は特別なイベント」と語った。      
 別の集団にカメラを向けたところ、記者自慢の口ヒゲが目にとまった      
らしい。「カメラのおっさんのヒゲ、茶色いぞ!」「茶色!」「茶色!」。      
拡声器でコールが始まってしまった。        
 花魁姿の女性に声をかけた。北原侑季さん(20)は「カワイ        
イから、この格好が好き。変わったこともしてみたかった」と笑顔で、      
友人と記念写真を撮影していた。        
 なぜかカメラを手にした高齢者もいる。着飾った新成人を見つけ        
ては、撮影を繰り返す。中には、しゃがみ込んだアングルから狙う強者も。      
その姿はコスプレ愛好者が集まるイベントで、撮影を楽しむ「カメラ小僧      
」のようだ。        
 こうしたど派手な成人式は十数年前から始まったという。北九州市      
小倉北区の貸衣装店「みやび」は例年、市外も含め千人前後の若者の      
注文に応じ、衣装を提供する。        
 「雷神のように小太鼓を背負ってみたい」「スパンコールをちり        
ばめた白い着物がほしい」などの要望にも応えるうちに、沖縄や関西      
から注文が来るほどの有名店になった。        
 「日本一過激」「お祭り騒ぎ」「DQN(ネット用語で非常識な人      
)がいっぱい」        
 北九州市の成人式の様子は毎年、ネットで話題となる。このありさま      
に眉をひそめる地元の人も多い。市は今回、新成人に「きちんとした      
服装」で参加するよう、異例の呼びかけをしたが、会場周辺を見る        
限り、呼びかけの効果はなかったようだ。        
 周辺には警戒の警察官の姿も目立つ。「今日はもう、何もしません      
から」。ある新成人が気軽に声をかける。警察官は「当たり前だ!」      
とすかさず応じていた。        
 ■「式典の邪魔しないなら、別に」        
 ただ、周辺に比べると、式典が行われる会場内は驚くほど静か        
だった。周辺で騒ぐ新成人は、会場内には立ち入らないからだ。        
混乱もない。        
 大阪の大学に進学し、この日のために帰省したという吉岡一さん        
(20)は、新調したスーツで参加した。「派手な格好の同級生も        
いました。自分はあんな風に騒ごうとは思わないけれど、式典の        
邪魔をしたりしないなら、別によいと思う」と語った。        
         
 式典を担当する北九州市青少年課によると「毎年、派手な衣装で        
会場の外で騒ぐ人もいるが、同窓会気分で、会場周辺で知人に会って      
満足するのでしょう。把握している限り、式典を妨害するなどの        
トラブルはない」という。        
 全国各地では「荒れる成人式」が問題となった。だが、北九州市        
では、会場周辺に集まった若者は、大騒ぎはするが、会場内で行わ        
れている式典の邪魔はしない。はめを外して目立ちたい若者も、        
真面目な若者も、成人式を楽しむ。そんな不思議な棲み分けが        
北九州にあった。(九州総局 中村雅和)