妊婦のダイエットが問題になっています。痩せた妊婦から生まれた赤ん坊が、メタボになるかも?って、なんだか皮肉な展開になっちゃいますねえ。。。
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「メタボ対策 生活習慣の改善 理研科学講演会 最新研究成果を紹介」 産経新聞 2009年3月11日(水)08:05
健康科学の最前線を伝える理化学研究所の科学講演会が東京都内で開かれ、生活習慣と病気の関係や、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)などに関する最新の研究成果が紹介された。
▽肥満とメタボ
国立国際医療センター研究所の春日雅人所長は「肥満はなぜ体に悪いのか」というテーマで、脂肪細胞の働きとメタボリックシンドロームの関係を紹介した。
中性脂肪を蓄える脂肪細胞が肥大化して肥満になると、インスリンの働きが悪くなり、糖尿病や高脂血症になりやすい。生活習慣の改善で肥満を解消することがメタボ対策として重要だという。
また英国で最近、「メタボのなりやすさは胎児の時期に決まる」という興味深い研究がまとまった。胎児期の栄養不足により、出生時の体重が2500グラム以下の低体重の子供は、高率でメタボを発症するという。
春日氏は「日本では低体重の子供がこの10年間で倍増している。20代のやせた女性が増えていることが一因とみられ、メタボが今後、増加する危険性が高い」と指摘した。
▽腸内細菌と便
理研バイオリソースセンターの弁野義己・微生物材料開発室長は、腸内細菌と病気の関係を説明した。
弁野氏によると、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えると、腸内に有害な腐敗物質がたまりやすくなり、便が臭くなる。最近、若い世代でこうした傾向の人が増えている。肉類中心の偏った食事や運動不足、ストレスなどが原因だという。
理想的な便は、ほどほどの硬さで、においは少なめ、黄色か黄褐色で重さ300グラム以上、長さ20センチ前後で太さはバナナ大。ヨーグルトなどの発酵乳製品を食べると、理想に近づくという。
▽副作用の個人差
一方、理研の中村祐輔・ゲノム医科学研究センター長は、先端医療として注目されている「オーダーメード医療」の現状を紹介した。遺伝情報が書き込まれたDNAの塩基配列のわずかな違いから、患者ごとに体質を見極め、その人に最適な薬を選んで治療する試みだ。
塩基配列は誰でもほとんど同じだが、約300個に1カ所の割合で個人差があり、これが薬の効き目や副作用の有無に深く関係している。こうした個人差は、すでに約310万カ所で見つかっており、皮膚に重い副作用が出る人の遺伝的背景などが分かってきた。
中村氏は「今の医療は、『とりあえずこの薬を使おう』という“とりあえず型医療”。ゲノム(全遺伝情報)研究が進展すれば、医療に大きな変革をもたらすだろう」と語った。
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>また英国で最近、「メタボのなりやすさは胎児の時期に決まる」という興味深い研究がまとまった。胎児期の栄養不足により、出生時の体重が2500グラム以下の低体重の子供は、高率でメタボを発症するという。
>春日氏は「日本では低体重の子供がこの10年間で倍増している。20代のやせた女性が増えていることが一因とみられ、メタボが今後、増加する危険性が高い」と指摘した。
これは一体、どーゆーメカニズムなんでしょうか??
栄養素の不足状態で産まれてくると、出生してから栄養素を取り込む力が強くなるのか…? と、最初は考えたんですが、、、メタボは栄養過剰という結果だけじゃない。
栄養不足も栄養過剰も、つまりは栄養のバランスが悪いわけで、せっかく摂取した栄養素も機能しなくなります。結果として、代謝バランスが崩れやすくなります。メタボで太っている人でも、不足している栄養素もあるわけです。
胎児期に体を造る大本である栄養素が行き渡らないと、例えば脳の満腹中枢の発達が不十分になるとか、舌の味覚細胞形成が不十分になるとか、、、色々想像しちゃいます。
また、2500グラム以下で生まれた子どもって、見た目に小さいし、親が心配して何とか食べさせようとすることがあります。それは子どもをますますメタボにしちゃいそうです。
続報に興味を持った人、<ここをクリックよろしくね~ >
This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)
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「メタボ対策 生活習慣の改善 理研科学講演会 最新研究成果を紹介」 産経新聞 2009年3月11日(水)08:05
健康科学の最前線を伝える理化学研究所の科学講演会が東京都内で開かれ、生活習慣と病気の関係や、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)などに関する最新の研究成果が紹介された。
▽肥満とメタボ
国立国際医療センター研究所の春日雅人所長は「肥満はなぜ体に悪いのか」というテーマで、脂肪細胞の働きとメタボリックシンドロームの関係を紹介した。
中性脂肪を蓄える脂肪細胞が肥大化して肥満になると、インスリンの働きが悪くなり、糖尿病や高脂血症になりやすい。生活習慣の改善で肥満を解消することがメタボ対策として重要だという。
また英国で最近、「メタボのなりやすさは胎児の時期に決まる」という興味深い研究がまとまった。胎児期の栄養不足により、出生時の体重が2500グラム以下の低体重の子供は、高率でメタボを発症するという。
春日氏は「日本では低体重の子供がこの10年間で倍増している。20代のやせた女性が増えていることが一因とみられ、メタボが今後、増加する危険性が高い」と指摘した。
▽腸内細菌と便
理研バイオリソースセンターの弁野義己・微生物材料開発室長は、腸内細菌と病気の関係を説明した。
弁野氏によると、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えると、腸内に有害な腐敗物質がたまりやすくなり、便が臭くなる。最近、若い世代でこうした傾向の人が増えている。肉類中心の偏った食事や運動不足、ストレスなどが原因だという。
理想的な便は、ほどほどの硬さで、においは少なめ、黄色か黄褐色で重さ300グラム以上、長さ20センチ前後で太さはバナナ大。ヨーグルトなどの発酵乳製品を食べると、理想に近づくという。
▽副作用の個人差
一方、理研の中村祐輔・ゲノム医科学研究センター長は、先端医療として注目されている「オーダーメード医療」の現状を紹介した。遺伝情報が書き込まれたDNAの塩基配列のわずかな違いから、患者ごとに体質を見極め、その人に最適な薬を選んで治療する試みだ。
塩基配列は誰でもほとんど同じだが、約300個に1カ所の割合で個人差があり、これが薬の効き目や副作用の有無に深く関係している。こうした個人差は、すでに約310万カ所で見つかっており、皮膚に重い副作用が出る人の遺伝的背景などが分かってきた。
中村氏は「今の医療は、『とりあえずこの薬を使おう』という“とりあえず型医療”。ゲノム(全遺伝情報)研究が進展すれば、医療に大きな変革をもたらすだろう」と語った。
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>また英国で最近、「メタボのなりやすさは胎児の時期に決まる」という興味深い研究がまとまった。胎児期の栄養不足により、出生時の体重が2500グラム以下の低体重の子供は、高率でメタボを発症するという。
>春日氏は「日本では低体重の子供がこの10年間で倍増している。20代のやせた女性が増えていることが一因とみられ、メタボが今後、増加する危険性が高い」と指摘した。
これは一体、どーゆーメカニズムなんでしょうか??
栄養素の不足状態で産まれてくると、出生してから栄養素を取り込む力が強くなるのか…? と、最初は考えたんですが、、、メタボは栄養過剰という結果だけじゃない。
栄養不足も栄養過剰も、つまりは栄養のバランスが悪いわけで、せっかく摂取した栄養素も機能しなくなります。結果として、代謝バランスが崩れやすくなります。メタボで太っている人でも、不足している栄養素もあるわけです。
胎児期に体を造る大本である栄養素が行き渡らないと、例えば脳の満腹中枢の発達が不十分になるとか、舌の味覚細胞形成が不十分になるとか、、、色々想像しちゃいます。
また、2500グラム以下で生まれた子どもって、見た目に小さいし、親が心配して何とか食べさせようとすることがあります。それは子どもをますますメタボにしちゃいそうです。
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This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)