またまたご無沙汰していました。寒の戻りで持病の腰痛が悪化しちゃって、トホホな日々を過ごしています。皆様は、腰は大丈夫でしょうか。
東北の大震災から1年が過ぎ、医療についても検証めいたリポートなどが出てきましたね。そのうちの1つを読んでみました。
----------
【長く常勤してほしいが、実際の派遣は短期】
被災地の医療の窮状を3県の医師らが訴え
日本医師会や日本看護協会、全日本病院協会など34の医療団体で構成される被災者健康支援連絡協議会(代表:日本医師会会長の原中勝征氏)は3月5日、震災以降13回目となる会議を開催した。被災3県の医師会関係者らもテレビ電話で参加。被災地側と医療支援側における医師派遣期間のミスマッチなどが課題に挙げられた。協議会では、こうした課題の解決を図りつつ今後も医療支援に当たっていく。
医療従事者の不足を訴えたのは、福島県医師会常任理事の星北斗氏。「(原発事故の影響で)県全体の医師や看護師の人数は依然として減少しており、救急医療の機能も大きく低下している」と語った。こうした状況をカバーするため協議会は、運営する「情報共有サイト」において被災県からの医療支援の要請を集めて医師派遣などを続けている。ただ事務局長の横倉義武氏(日本医師会副会長)は、「長期間・常勤の支援を要望する被災地側と、短期間・非常勤の派遣になりがちな支援側にミスマッチが生じている」と指摘、医療支援の課題に挙げた。
これについて星氏は、「警戒区域で診療していた医師の3分の2は今も福島県の内陸部などにとどまっている。こうした医師に南相馬市をはじめとする浜通り地区の医療を担ってもらい、それにより開く穴を他県からの医師派遣で補ってもらうといった工夫も考えていくべきだ」と話した。
これに対して岩手県医師会会長の石川育成氏は、「これまでの医療支援が効果的に働いたほか、被災した県立病院も全て仮設診療所を開設して復旧の兆しが見えてきた」と述べ、宮古市では3月いっぱいで同県医師会の医療支援チームなどを受け入れなくて済むようになるという予定を明らかにした。一方で、「仮設住宅に入居した被災者に身体・精神の両面からケアすることが必要になっている」(岩手医大学長の小川彰氏)状況を紹介し、協議会にコメディカルの積極的な派遣を要望した。
宮城県医師会会長の嘉数研二氏が問題として挙げたのが、
(1) ヒト、(2)金銭、(3)情報の3つ。
特に金銭の面では、「1~3次補正予算で医療機関の復興に関する補助制度が創設されたが、対象が自治体の医療機関に限定されるものもあり、あまり役に立っていない」と指摘。同じ宮城県でも、石巻市では87%の医療機関が診療を再開しているのに対して気仙沼市では70%程度にとどまり、その一因に補助制度の使い勝手の悪さがあるとした。また嘉数氏は、同県医師会の医療支援チームを今後立ち上げることを明らかにした。
今回の議論などを受けて同協議会代表の原中勝征氏は、「今後も国や各県から(医療提供体制の復興などに関する)具体的な策が出されるだろうが、協議会が被災地との間に立ってこうした政策が効果的に機能するよう活動していきたい」と語った。
----------
医療支援チームの受け入れについて、足りているところと足りないところと、差がでている現状でしょうか。
テレビで被災地の防災状況を紹介した番組を見ました。石巻市の防災意識は非常に高いとのこと。中学生が隣の敷地の小学生の手を取り、一緒に逃げる訓練とか、地域住民も加わっての市民全員参加型の訓練とか、日頃から防災意識を高める努力をしていたようです。となれば、非常時の医療体制も視野に入っていたのでしょうね。
私のような腰痛の持病だと、高血圧とか糖尿病など、生命維持に大きく影響する病気ではありません。被災地で、非常事態なんぞに病院へ行っても、治療はかなり後回しになるでしょう。
しかし、避難所暮らしをするとしたら、腰痛は被災者を大きく苦しめる病気ともなりえます。というか、、、雪の降る日に体育館とか公民館で、せんべい布団に寝かされたら、翌日には腰痛にヒーヒー言いそうです。
患者側からすると、担当医師が途中で変わるのもストレスになります。しかし、医療支援で派遣される医師も、長期滞在はストレスになりそうです。医師があふれている国ならば、仕事にありつけてよいのかもしれませんが、日本は医師不足で全国的に困っています。
となると、いかに支援チームを適所に合理的にふりわけるか。
これは、国や市などの行政の仕事になるのでしょうが、う~ん、この国で「合理的ふりわけ」って言葉はなじみが薄いような気もします。国会中継なんか観ていると、とってもそう思っちゃいます。
私は震災が起きると、国会であーだこーだ言う側ではなく、確実に避難所でヒーヒー言う側になるので、このリポートは切実です。
人気ブログランキングに参加中、<ここをクリックよろしくね~ >
This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)
東北の大震災から1年が過ぎ、医療についても検証めいたリポートなどが出てきましたね。そのうちの1つを読んでみました。
----------
【長く常勤してほしいが、実際の派遣は短期】
被災地の医療の窮状を3県の医師らが訴え
日本医師会や日本看護協会、全日本病院協会など34の医療団体で構成される被災者健康支援連絡協議会(代表:日本医師会会長の原中勝征氏)は3月5日、震災以降13回目となる会議を開催した。被災3県の医師会関係者らもテレビ電話で参加。被災地側と医療支援側における医師派遣期間のミスマッチなどが課題に挙げられた。協議会では、こうした課題の解決を図りつつ今後も医療支援に当たっていく。
医療従事者の不足を訴えたのは、福島県医師会常任理事の星北斗氏。「(原発事故の影響で)県全体の医師や看護師の人数は依然として減少しており、救急医療の機能も大きく低下している」と語った。こうした状況をカバーするため協議会は、運営する「情報共有サイト」において被災県からの医療支援の要請を集めて医師派遣などを続けている。ただ事務局長の横倉義武氏(日本医師会副会長)は、「長期間・常勤の支援を要望する被災地側と、短期間・非常勤の派遣になりがちな支援側にミスマッチが生じている」と指摘、医療支援の課題に挙げた。
これについて星氏は、「警戒区域で診療していた医師の3分の2は今も福島県の内陸部などにとどまっている。こうした医師に南相馬市をはじめとする浜通り地区の医療を担ってもらい、それにより開く穴を他県からの医師派遣で補ってもらうといった工夫も考えていくべきだ」と話した。
これに対して岩手県医師会会長の石川育成氏は、「これまでの医療支援が効果的に働いたほか、被災した県立病院も全て仮設診療所を開設して復旧の兆しが見えてきた」と述べ、宮古市では3月いっぱいで同県医師会の医療支援チームなどを受け入れなくて済むようになるという予定を明らかにした。一方で、「仮設住宅に入居した被災者に身体・精神の両面からケアすることが必要になっている」(岩手医大学長の小川彰氏)状況を紹介し、協議会にコメディカルの積極的な派遣を要望した。
宮城県医師会会長の嘉数研二氏が問題として挙げたのが、
(1) ヒト、(2)金銭、(3)情報の3つ。
特に金銭の面では、「1~3次補正予算で医療機関の復興に関する補助制度が創設されたが、対象が自治体の医療機関に限定されるものもあり、あまり役に立っていない」と指摘。同じ宮城県でも、石巻市では87%の医療機関が診療を再開しているのに対して気仙沼市では70%程度にとどまり、その一因に補助制度の使い勝手の悪さがあるとした。また嘉数氏は、同県医師会の医療支援チームを今後立ち上げることを明らかにした。
今回の議論などを受けて同協議会代表の原中勝征氏は、「今後も国や各県から(医療提供体制の復興などに関する)具体的な策が出されるだろうが、協議会が被災地との間に立ってこうした政策が効果的に機能するよう活動していきたい」と語った。
----------
医療支援チームの受け入れについて、足りているところと足りないところと、差がでている現状でしょうか。
テレビで被災地の防災状況を紹介した番組を見ました。石巻市の防災意識は非常に高いとのこと。中学生が隣の敷地の小学生の手を取り、一緒に逃げる訓練とか、地域住民も加わっての市民全員参加型の訓練とか、日頃から防災意識を高める努力をしていたようです。となれば、非常時の医療体制も視野に入っていたのでしょうね。
私のような腰痛の持病だと、高血圧とか糖尿病など、生命維持に大きく影響する病気ではありません。被災地で、非常事態なんぞに病院へ行っても、治療はかなり後回しになるでしょう。
しかし、避難所暮らしをするとしたら、腰痛は被災者を大きく苦しめる病気ともなりえます。というか、、、雪の降る日に体育館とか公民館で、せんべい布団に寝かされたら、翌日には腰痛にヒーヒー言いそうです。
患者側からすると、担当医師が途中で変わるのもストレスになります。しかし、医療支援で派遣される医師も、長期滞在はストレスになりそうです。医師があふれている国ならば、仕事にありつけてよいのかもしれませんが、日本は医師不足で全国的に困っています。
となると、いかに支援チームを適所に合理的にふりわけるか。
これは、国や市などの行政の仕事になるのでしょうが、う~ん、この国で「合理的ふりわけ」って言葉はなじみが薄いような気もします。国会中継なんか観ていると、とってもそう思っちゃいます。
私は震災が起きると、国会であーだこーだ言う側ではなく、確実に避難所でヒーヒー言う側になるので、このリポートは切実です。
人気ブログランキングに参加中、<ここをクリックよろしくね~ >
This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)