昨年に健康診断を行った際、検便で潜血反応が出て、大腸スコープ検査をするはめになりました。
で、ポリープが発見され、その場で切除。生険の結果、数年後に癌化するタイプのポリープと判明しました。大変ラッキーだと思ったのですが。。。
で、医師に一年後に再度、大腸スコープ検査をして、切除部位がどーなったか見たいと言われました。そろそろ検査をしなくちゃいけないんですが、、、のど元過ぎれば何とやらで、なかなか予約を取る気になれまへん(〃ω〃)。
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【大腸の腺腫性ポリープ切除で大腸癌死亡リスクが半減】
NEJM誌から
切除後の転帰を16年追跡し一般集団と比較
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大腸内視鏡による腺腫性ポリープ切除は、その後の大腸癌罹患率を下げるだけでなく、大腸癌死亡も予防することが、米Memorial Sloan-Kettering癌センターのAnn G. Zauber氏らによるコホート研究で明らかになった。論文は、NEJM誌2012年2月23日号に掲載された。
著者らは先に、米国内7施設が参加したNational Polyp Study(NPS)で、腺腫性ポリープの内視鏡的切除は大腸癌罹患率を有意に減らすことを示している。今回は、この処置により大腸癌死亡も減らせると仮定し、同じコホートを追跡した。
NPSの組み入れ条件は、1980~90年に、初回大腸内視鏡検査の実施を目的としてNPS参加施設に紹介され、ポリープが見つかった患者のうち、以下の条件を満たす人々。
(1)大腸癌の既往、家族性のポリポーシス、炎症性腸疾患の病歴または家族歴、ポリープ切除歴のいずれもなし、
(2)同定された全てのポリープを内視鏡的に切除し分析したところ、腺腫が1つ以上見つかった。
条件を満たした2602人を登録し、その後の検査を短い間隔で受ける集団とより長い間隔で受ける集団に割り付けた。切除されたポリープがすべて非腺腫性だった患者773人はNPS試験の対象にならなかったが、今回の大腸癌死亡に関する分析では内部対照群として追跡した。
腺腫性ポリープ切除を受けた人々を15.8年(中央値、最長23年)追跡し、死亡登録(National Death Index)を用いて生存を確認、死亡者については死因を特定した。一般集団に予測される大腸癌死亡率は、サーベイランス/疫学/最終結果プログラム(SEER)に基づいて算出した。
内視鏡的に腺腫の切除を受けた2602人のうち、1246人(48%)が追跡期間中に死亡していた。このうち12人が大腸癌死亡だった。
同じ人数の一般集団に予測される大腸癌死亡は25.4人であったため、標準化死亡率比は0.47(95%信頼区間0.26-0.80)となり、大腸内視鏡による腺腫性ポリープ切除は、大腸癌死亡を53%減らすことが示された。追跡期間を10年で分けると、10年未満の標準化死亡率比は0.44(0.14-1.06)、10年以上では0.49(0.23-0.93)になった。
一方、非腺腫性ポリープの内視鏡的切除を受けた773人も、16.5年(中央値)追跡した。非腺腫性ポリープのみが見つかった患者は、腺腫性ポリープがあった患者に比べて年齢が若く(57歳と62歳、P<0.001)、女性が多かった(40%と34%、P=0.002)。そのためか、大腸癌死亡は1人のみと少なかった。ポリープ切除から10年間の、非腺腫性ポリープ患者と比較した腺腫性ポリープ患者の大腸癌死亡の相対リスクを求めたところ、1.2(0.1-10.6、P=1.0)と有意差を示さなかった。
得られた結果は、腺腫性ポリープの内視鏡的切除は大腸癌死亡をも予防できることを示し、内視鏡を用いたスクリーニングの実施を支持した。
著者らは、今回対象とした腺腫性ポリープ切除術群の57.3%に進行した腺腫が見つかっており、大腸癌リスクがより高い集団だったと考えられることから、日常診療において腺腫性ポリープを切除した場合には、一般集団との死亡率の差、すなわち大腸癌リスク低減幅はより大きくなる可能性があると考えている。
原題は「Colonoscopic Polypectomy and Long-Term Prevention of Colorectal-Cancer Deaths」、概要は、NEJM誌のWebサイトで閲覧できる。
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大腸癌のリスクを半分にする、なんて報告を読むと、検査は絶対しなくちゃって思うんですけど。。。昨年、その時の状況をブログに書きましたが、検査前日の腹くだしに始まり、検査の壮絶さ(苦笑)を思い出すと、どーも予約する気力が湧きません。
せめて、スコープ検査の上手な医師に当たっていれば、ほいほいっと予約しているのかもしれません。検査を受ける皆様が、私のような経験をしないことをお祈りいたします。
あ~あ、気乗りしないんだよなあ。
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This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)
で、ポリープが発見され、その場で切除。生険の結果、数年後に癌化するタイプのポリープと判明しました。大変ラッキーだと思ったのですが。。。
で、医師に一年後に再度、大腸スコープ検査をして、切除部位がどーなったか見たいと言われました。そろそろ検査をしなくちゃいけないんですが、、、のど元過ぎれば何とやらで、なかなか予約を取る気になれまへん(〃ω〃)。
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【大腸の腺腫性ポリープ切除で大腸癌死亡リスクが半減】
NEJM誌から
切除後の転帰を16年追跡し一般集団と比較
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大腸内視鏡による腺腫性ポリープ切除は、その後の大腸癌罹患率を下げるだけでなく、大腸癌死亡も予防することが、米Memorial Sloan-Kettering癌センターのAnn G. Zauber氏らによるコホート研究で明らかになった。論文は、NEJM誌2012年2月23日号に掲載された。
著者らは先に、米国内7施設が参加したNational Polyp Study(NPS)で、腺腫性ポリープの内視鏡的切除は大腸癌罹患率を有意に減らすことを示している。今回は、この処置により大腸癌死亡も減らせると仮定し、同じコホートを追跡した。
NPSの組み入れ条件は、1980~90年に、初回大腸内視鏡検査の実施を目的としてNPS参加施設に紹介され、ポリープが見つかった患者のうち、以下の条件を満たす人々。
(1)大腸癌の既往、家族性のポリポーシス、炎症性腸疾患の病歴または家族歴、ポリープ切除歴のいずれもなし、
(2)同定された全てのポリープを内視鏡的に切除し分析したところ、腺腫が1つ以上見つかった。
条件を満たした2602人を登録し、その後の検査を短い間隔で受ける集団とより長い間隔で受ける集団に割り付けた。切除されたポリープがすべて非腺腫性だった患者773人はNPS試験の対象にならなかったが、今回の大腸癌死亡に関する分析では内部対照群として追跡した。
腺腫性ポリープ切除を受けた人々を15.8年(中央値、最長23年)追跡し、死亡登録(National Death Index)を用いて生存を確認、死亡者については死因を特定した。一般集団に予測される大腸癌死亡率は、サーベイランス/疫学/最終結果プログラム(SEER)に基づいて算出した。
内視鏡的に腺腫の切除を受けた2602人のうち、1246人(48%)が追跡期間中に死亡していた。このうち12人が大腸癌死亡だった。
同じ人数の一般集団に予測される大腸癌死亡は25.4人であったため、標準化死亡率比は0.47(95%信頼区間0.26-0.80)となり、大腸内視鏡による腺腫性ポリープ切除は、大腸癌死亡を53%減らすことが示された。追跡期間を10年で分けると、10年未満の標準化死亡率比は0.44(0.14-1.06)、10年以上では0.49(0.23-0.93)になった。
一方、非腺腫性ポリープの内視鏡的切除を受けた773人も、16.5年(中央値)追跡した。非腺腫性ポリープのみが見つかった患者は、腺腫性ポリープがあった患者に比べて年齢が若く(57歳と62歳、P<0.001)、女性が多かった(40%と34%、P=0.002)。そのためか、大腸癌死亡は1人のみと少なかった。ポリープ切除から10年間の、非腺腫性ポリープ患者と比較した腺腫性ポリープ患者の大腸癌死亡の相対リスクを求めたところ、1.2(0.1-10.6、P=1.0)と有意差を示さなかった。
得られた結果は、腺腫性ポリープの内視鏡的切除は大腸癌死亡をも予防できることを示し、内視鏡を用いたスクリーニングの実施を支持した。
著者らは、今回対象とした腺腫性ポリープ切除術群の57.3%に進行した腺腫が見つかっており、大腸癌リスクがより高い集団だったと考えられることから、日常診療において腺腫性ポリープを切除した場合には、一般集団との死亡率の差、すなわち大腸癌リスク低減幅はより大きくなる可能性があると考えている。
原題は「Colonoscopic Polypectomy and Long-Term Prevention of Colorectal-Cancer Deaths」、概要は、NEJM誌のWebサイトで閲覧できる。
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大腸癌のリスクを半分にする、なんて報告を読むと、検査は絶対しなくちゃって思うんですけど。。。昨年、その時の状況をブログに書きましたが、検査前日の腹くだしに始まり、検査の壮絶さ(苦笑)を思い出すと、どーも予約する気力が湧きません。
せめて、スコープ検査の上手な医師に当たっていれば、ほいほいっと予約しているのかもしれません。検査を受ける皆様が、私のような経験をしないことをお祈りいたします。
あ~あ、気乗りしないんだよなあ。
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