乳がん患者のサロン2 - ノエル編

乳がん患者の皆様、このサロンでのびのびと雑談しましょう。くつろぎの場です。

患者日記:記事の感想

2009年02月18日 | マスコミ

先々週、医師のブログを中心に、あちこちで取り上げられた記事です。

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記者日記:医師の説明 /埼玉

 「もう一度、一から説明しましょうか!」。医師は突然、声を荒らげた。昨年末、兄が大病をした。治療法の説明の場に私も同席し、質問しまくった。もちろん面白半分にではない。学会のガイドライン本(書店でも買える)を読み、病状の微妙な差によって治療法も違うことを知っていたからだ。

 だが、医師は「そんな細かいところまで聞いてきたのはあなたが初めてですよ」などと繰り返し、明らかにいらだっていた。揚げ句に、私が「念のため確認しますが……」と治療法のある細部についてたずねた途端、冒頭のようにキレてしまったのである。

 私はひるまず質問し続けたが、こうした場面に慣れていない人なら黙ってしまっただろう。医師と患者・家族を隔てる「壁」はまだまだ高いと痛感した。申し添えておくと、医師はその後も献身的に兄を診てくれた。【平野幸治】

毎日新聞 2009年2月6日 地方版
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20090206ddlk11070295000c.html
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で、よっしぃ先生が医師側から意見を述べています。あとで参考に読んでね。
「壁はこんなに高くないけど」
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私の治療は、主治医の計らいで最初から非標準治療だったので、この記者のように標準治療にこだわり、いちいち主治医の話の腰を折らなくて本当によかったと胸を撫で下ろしていますw

主治医の「あなたの補助療法は、日本では未承認だけど、世界では標準です。世界標準で治療したほうがいい」の言葉に、「なぜですかぁっ、理由を正確に述べよっっっ」なんて噛み付いたら、せっかくのご厚意を台無しにしちゃったんじゃないかとww

私も診察前に、一応は知識を入れていきますよ。なんたって癌だもん、大病だもん。
でもね、それは主治医の説明した言葉を、正確に理解するための「補助」としてです。専門家を相手にこの記者は、なんで自分の一夜漬けの知識をご披露したのか、よくわかりません。大病した兄さんは、一体どこへ???

で、先週、おかだ先生が逆バージョンをブログでアップ。これは笑えます。

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「 医者日記:記者の説明」


 「もう一度、1ページめから説明しましょうか!」記者は突然、声を荒らげた。
 子どもが学級新聞の係になった。学校から新聞社に行って記者にインタビューするというのでその場に私も同席し、質問しまくった。もちろん面白半分にではない。「学級新聞の作り方」(書店でもアマゾンでも買える)を精読し、文章表現の微妙な差によって紙面の効果が違うことを知っていたからだ。

 だが、「1ページにはこう書いてありますがこういうことですよね2ページにはこう書いてありますがこういうことですよね3ページにはこう書いてありますがこういうことですよね4ページにはこう書いてありますがこういうことですよね5ページにはこう書いてありますがこういうことですよね6ページにはこう書いてありますがこういうことですよね7ページにはこう書いてありますがこういうことですよね8ページにはこう書いてありますがこういうことですよね9ページにはこう書いてありますがこういうことですよね10ページにはこう書いてありますがこういうことですよね11ページにはこう書いてありますがこういうことですよね12ページにはこう書いてありますがこういうことですよね13ページにはこう書いてありますがこういうことですよね」と確認しただけで記者は「子どもに同席してそんな細かいところまで聞いてきたのはあなたが初めてですよ」などと繰り返し、明らかにいらだっていた。揚げ句に、私が「もう一度念のため確認しますが2ページに書いてあることは……」と本のある細部についてたずねた途端、冒頭のようにキレてしまったのである。

 私はひるまず質問し続けたが、私ほど図太くない人なら黙ってしまっただろう。記者と非マスコミ人を隔てる「壁」はまだまだ高いと痛感した。ちなみに、子どもが結局どんな学級新聞を作ったのかは、知らない。
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地元に密着した記事を書く、っていうのを売りにするある新聞社には、時々取材先から、「あの記者は、もー二度と寄こすなっ」ってな怒りの電話がかかってくることがあります。怒りの大概が、「そんなこと言ってない」とか、非礼な取材態度などです。

で、上司が取材先と対応するんですけど、、、後に、取材した記者を別室へ連れ出し、締め上げ、、、じゃなかった、上手にしゃべらせるテクニックなどを教授するわけです。

取材先とは良好な関係を維持したい。

コレ、地方新聞社の本音だと思いますよ。だって、その新聞の広告欄には、取材先の広告もでかでかと載っかってるわけで。。。
まあ、スポンサー絡みの記事は、神経を使って書くことになります。

で、医者です。

まー、その、、、病院とか医者とか、美容関連などの一部を除くと、あんまり広告は出さないわけです。勤務医は、まず、広告なんて出さないし。

いいように書かれちゃうターゲットになりやすいんだと思います。で、いーよーに書くのって、楽しいですよね。漫画家も決して、好きなよーに作品を描いてないし。描いていいんなら、やりてーよって思ってる人、多いんじゃないかなあ。

ふ~ん、結局お金絡みなんだねと思った人、<ここをクリックよろしくね~ >

なかのひと

This blog “The salon of breast cancer women authored by Noe:l” is able to read in Japanese:-)