Go Go Kawasaki's

~のんびり聖とやんちゃごー君の成長記録、我が家のレース奮闘記・ママの独り言など~

あたご梨 ~突然のお届けもの~

2009-12-08 23:36:38 | 日常の出来事
12月8日(火)天気
夕方、「ピンポーン♫」の音とともに突然宅急便が届きました。
まったく心当たりがなかったのですが、何かと思い差出人を見ると。。。。。。「K山○子」
「え???誰だ???これ????」
間違って届いたのかと思い、宛先を確認。
確かに私の名前です。

送られてきたのは岡山名物「あたご梨」
めーーーちゃ大きくて直径15cmくらいあります。すっごくおいしそう!

中には手紙が2通同封されていました。
中身を読んで「あーーーーーーーーーーーっ!!わかったーー!あの人だ!」

**************
先日行った岡山/閑谷学校。
実はみんながロゲイニングレースが終了した直後、早く戻ってきたN嶋夫妻の地図を借りて、
私は一人で自主トレのため山に走りに行きました。
せっかく山に来たんだから走らずにはいられません~。

1時間半くらいのつもりで近場のポイントを何個か取って帰ってくるつもりでした。
予定通りポイントを回って、1時間が過ぎたのであとここのポイントだけ取って後はもうダッシュで下山のみ~♫
と思っていたその瞬間。
狭い山道の中、積もり切った落ち葉に紛れて親子が座り込んでいました。
びっくりして立ち止まると、座り込んでいた小学生の女の子が
「ああーーーー。ちょうどよかった~」との声。
どうやらロゲイニング大会のファミリーの部に参加したらしいのですが、すっかり山の中で迷ってしまって帰れなくなっていたとか。。。。。。。おまけにお父さんが携帯電話を山の中で落としてしまったらしく、今それを探しに戻っているから、待っているとのこと。
といろいろややこしい状況だったのですが、結局道に迷って疲労困憊した人を見捨てて、勝手に帰る訳にも行かず、帰り道が全く分からないということで、一緒に下山することになりました。
正直、そのときは「あちゃーーーーーーーー」って思いました。
なんせ走って下山するつもりだったのであと15分くらいで帰れる予定でしたが、疲労困憊の親子連れとともに歩いて帰るとなると相当な時間がかかります。
みんなが待っているのになあ。。。。。。。やばいなあ。。。。。。。

携帯電話をさがしに行っていたお父さんの帰りを待って、そこから下山の帰途へ。
帰り道はかなりの獣道の下山道だったので、お母さんはかなりのゆっくりペース。
それとは対照的に3年生の女の子Hちゃんは元気いっぱい。
私のペースにもなんなくついてくるので二人で仲良くおしゃべりしながら下山。
またこの子がすごく明るくて人懐っこい子で、学校の話や友達の話をガンガンしてくるのでなかなかおもしろかったです。

結局1時間近くかかってようやくスタート地点へ戻ってきました。
もうすでに午後3時。
彼女たちは朝10時にスタートしたので山の中で5時間もさまよっていたことになります。
本当に大変だったと思います。
別れ際に
「助けていただいてありがとうございました」とお礼を言われたものの、
そのとき別に名前や住所は教えず。。。。。
どうやらロゲイニング大会の主催者に聞いて、私の住所や名前を調べて、わざわざお礼にこの梨を送ってくださったようなのです。
すっごくうれしかったです。
さらに感動したのは、そのお手紙に書かれていた言葉。
「娘は『私たちは山を5時間も歩いたんだから私たちが1等賞だよ!』って言ってました。」
本当にその通り!!!!
あんな寒い中5時間も山を歩き続けたKさん一家は1等賞です!
あんな大変だった出来事をこんな前向きな思考でとらえるHちゃんに感動!
涙が出そうなくらい感動しちゃいました★やっぱり子供ってすごいなあ。

手紙の最後、お母さんはこんな言葉で締めくくってました。
「大変だったけど気持ちのリセットになったかな。娘の明るさと前向きさを再確認できた一日でした。今度からは娘とあちこち散策してみようかなって思っています。」

ひょんな出会いのKさん一家でしたが、こんな素敵な言葉を聞かせてもらって本当に感動。
子供が大きくなるにつれて子供に教えられることもどんどん増えるんだろうなあ。
おいしいあたご梨、どうもありがとうございました★
コメント (4)
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