119ー「俄獅子」(1834・天保5年)
これもやはり吉原好きの杵屋六三郎(4世)の作った曲。
吉原俄(6月29日の記事に詳しい)の獅子、という意味だ
(「俄獅子」については09年2月13、14日の記事に詳しい)。
この曲は「相生獅子」のパロディーなので、終盤の”シシトラ”の部分も、
かなりの悪のり。
『獅子団乱旋(ししとらでん)の舞楽もかくや
勇む末社の 花に戯れ 酒に臥し
大金散らす君達の
打てや大門 全盛の
高金の奇特顕われて
靡かぬ草木もなき時なれや
千秋万歳 万々歳と
豊かに祝す獅子頭』
●かの獅子団乱旋の舞楽もこうだろうか、
はやり立つ取り巻きは、花魁と飲めや歌えの大騒ぎ。
さあさあ、諸君、大金はぱーっと使って、豪勢にやろう。
金の奇徳はたちまちに顕われ、誰もが君にひれ伏しますぞ。
いやいや、目出たし、目出たし。
〓 〓 〓
tea breaku・海中百景
photo by 和尚
これもやはり吉原好きの杵屋六三郎(4世)の作った曲。
吉原俄(6月29日の記事に詳しい)の獅子、という意味だ
(「俄獅子」については09年2月13、14日の記事に詳しい)。
この曲は「相生獅子」のパロディーなので、終盤の”シシトラ”の部分も、
かなりの悪のり。
『獅子団乱旋(ししとらでん)の舞楽もかくや
勇む末社の 花に戯れ 酒に臥し
大金散らす君達の
打てや大門 全盛の
高金の奇特顕われて
靡かぬ草木もなき時なれや
千秋万歳 万々歳と
豊かに祝す獅子頭』
●かの獅子団乱旋の舞楽もこうだろうか、
はやり立つ取り巻きは、花魁と飲めや歌えの大騒ぎ。
さあさあ、諸君、大金はぱーっと使って、豪勢にやろう。
金の奇徳はたちまちに顕われ、誰もが君にひれ伏しますぞ。
いやいや、目出たし、目出たし。
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tea breaku・海中百景
photo by 和尚