西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

中村仲蔵

2019-10-13 | 役者絵
これは勝川春章(享保11〜寛政4・1726〜93)の役者絵だ。

中村仲蔵の楽屋を描いたもの。立っているのは中村里好だ。
制作年は天明2〜3(1782〜83)年とある。

斧定九郎で大ヒットを飛ばした仲蔵は、その後実力を認められ
安永4(1775)年に森田座の座頭に出世した。

本来座頭は血統の世襲制で、仲蔵のような稲荷町(大部屋)上がりには無縁の地位だ。
今回は河竹新七作の「双面」(ふたおもて)で大当たりを取ったことが実績となっての就任だ。

  
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