西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

手習子

2010-08-06 | 長唄の歌詞を遊ぶ (c) y.saionji
124ー「手習子」※その2(1792・寛政4年・河原崎座)

今様の名作に、いろは仮名47文字を並べた「いろは歌」がある。

「いろは匂へど 
 散りぬるを
 我が世誰ぞ 
 常ならん
 有為の奥山
 今日こ越えて
 浅き夢見じ
 酔ひもせず」

昔から手習い歌として、活用されてきた。
この曲ではそれが、鞠つき唄にアレンジされた。

『恋のいろはに ほの字を書いて 
 それで浮き名のちりぬるを
 わかよたれそ つねならむ
 心おくやま けふ越えて
 逢うた夢見し嬉しさに
 飲めども酒に酔いもせず
 今日ぞ恋路の清書なり』

※その1は、2010年3/10にあり。

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tea breaku・海中百景
photo by 和尚
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