124ー「手習子」※その2(1792・寛政4年・河原崎座)
今様の名作に、いろは仮名47文字を並べた「いろは歌」がある。
「いろは匂へど
散りぬるを
我が世誰ぞ
常ならん
有為の奥山
今日こ越えて
浅き夢見じ
酔ひもせず」
昔から手習い歌として、活用されてきた。
この曲ではそれが、鞠つき唄にアレンジされた。
『恋のいろはに ほの字を書いて
それで浮き名のちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
心おくやま けふ越えて
逢うた夢見し嬉しさに
飲めども酒に酔いもせず
今日ぞ恋路の清書なり』
※その1は、2010年3/10にあり。
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tea breaku・海中百景
photo by 和尚