楠公―2
時は鎌倉時代の終り頃(1324年)、
密かに倒幕を企てる後醍醐天皇は
新たに造らせた文殊菩薩騎獅像体内に、
倒幕御願成就の墨書をしたため、
大和の般若寺に安置。
護摩を焚いて幕府調伏の祈祷を始めた。
ところが、この密事が六波羅(鎌倉幕府の京都出先機関)に漏れ、
実行犯らが処刑された。
しかし、その後も後醍醐の祈祷は続き、
4年目にしてついに六波羅に発覚。
身の危険を感じた後醍醐は神器を持って密かに都を離れ、
奈良笠置山に逃れた。
この時に僧文観の働きで召されたのが、河内の悪党楠木正成だ。
この時代悪党というのは、
既存支配体系に逆らう者や集団を意味する。
正成は感激のあまり、
七生報国(7回生まれ変わっても忠誠を誓う)を誓う。
〓 〓 〓
tea break
photo by 和尚
時は鎌倉時代の終り頃(1324年)、
密かに倒幕を企てる後醍醐天皇は
新たに造らせた文殊菩薩騎獅像体内に、
倒幕御願成就の墨書をしたため、
大和の般若寺に安置。
護摩を焚いて幕府調伏の祈祷を始めた。
ところが、この密事が六波羅(鎌倉幕府の京都出先機関)に漏れ、
実行犯らが処刑された。
しかし、その後も後醍醐の祈祷は続き、
4年目にしてついに六波羅に発覚。
身の危険を感じた後醍醐は神器を持って密かに都を離れ、
奈良笠置山に逃れた。
この時に僧文観の働きで召されたのが、河内の悪党楠木正成だ。
この時代悪党というのは、
既存支配体系に逆らう者や集団を意味する。
正成は感激のあまり、
七生報国(7回生まれ変わっても忠誠を誓う)を誓う。
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photo by 和尚