ノアの小窓から

日々の思いを祈りとともに語りたい

あなたの若い時の妻と喜び楽しめ。

2015年04月10日 | 聖書

                                  
     わが子よ。私の知恵に心を留め、
     私の英知に耳を傾けよ。
     これは、分別を守り、
     あなたのくちびるが知識を保つためだ。
     他国の女のくちびるは蜂の巣の蜜をしたたらせ、
     その口は油よりなめらかだ。
     しかし、その終わりは苦(にが)よもぎのように苦く
     もろ刃の剣のように鋭い。
     その足は死に下り、
     その歩みはよみに通じている。
     その女はいのちの道に心を配らず、
     その道筋は確かでないが、彼女はそれを知らない。

     子どもらよ。今、私に聞け。
     私のいう言葉から離れるな。
     あなたの道を彼女から遠ざけ、
     その家の門に近づくな。
     そうでないと、あなたの尊厳を他人に渡し、
     あなたの年を残忍な者に渡すだろう。
     そして、あなたの終わりに、
     あなたの肉とからだが滅びるとき、
     あなたは嘆くだろう。
     そのとき、あなたは言おう。
     「ああ、私は訓戒を憎み、私の心は叱責を侮った。
     私は私の教師の声に聞き従わず、
     私を教える者に耳を傾けなかった。
     私は、集会、会衆のただ中で、
     ほとんど最悪の状態であった」と。

     あなたの水ためから水を飲め。
     豊かな水をあなたの井戸から。
     あなたの泉を外に散らし、
     通りを水路にしてよいものか。
     それを自分だけのものにせよ。
     あなたのところにいる他国人のものにするな。
     あなたの泉を祝福されたものとし、
     あなたの若い時の妻と喜び楽しめ。
     愛らしい雌鹿、いとしいかもしかよ。
     その乳房がいつもあなたを酔わせ、
     いつも彼女の愛に夢中になれ。
     わが子よ。あなたはどうして他国の女に夢中になり、
     見知らぬ女の胸を抱くのか。
     人の道は主(しゅ=神)の目の前にあり、
     主はその道筋のすべてに心を配っておられる。
     悪者は自分の咎に捕えられ、
     自分の罪のなわにつながれる。
     彼は懲らしめがないために死に、
     その愚かさが大きいためにあやまちを犯す。
                    (旧約聖書・箴言5章)




      箴言は、旧約聖書の20番目に置かれた書物です。
      格言、ことわざといった意味です。
      BC1000年~BC700年の間に成立したと推定されています。

      もともとは、王の後継者や王宮に仕える者を教育するために作られ、記録されました。

      この箴言は、一読して、買春と不倫を戒めているのがわかります。

      最近、元校長だった男の「性の乱脈ぶり」がマスコミで報じられました。
      3000年も昔から戒められているあやまちを、
      この文明が進み、教育が進んだ時代に、
      教育者自身が犯していることに、
      暗澹としますね。







      


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2 コメント

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進歩しない脳! (荒野人)
2015-04-10 12:02:41
そう・・・エデンの園のあやまち以降、人の脳は進歩していないのかもしれません。
とりわけ、男の右脳は・・・。
情けない事件が続きます。

唾棄すべき・・・と思いつつ、同時代に生きることの虚しさもまた感じるのです。

情けないと言ってばかりもいられない。
しかし、どうしようもない無力感に苛まれます。
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右脳 (さとうまさこ)
2015-04-10 15:12:22
右脳は、でも、人生を「美しく」しますよね。絵を描いたり、素敵な写真を撮ったり、詩歌を作ったり、音楽を愛でたり。
元校長先生はどうして、欲情を「昇華する」すべをもたなかったのでしょうと思います。
その上、貧しくて弱い人たちを食い物にしたのは、ただの不倫より悪いですよね。
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