九月最終日の朝、、
ひんやりとした空気に思わず
空を見上げる、と
水色の空のそこここに
うろこ雲がたなびいていて、
陽の光をにじませていて、
幼稚園から運動会の声が響いていて、
ひなびてきた桜が、
じっと様子をうかがっている――
さあ。始めなきゃ、と呼ぶ声がある。
夏は終わり、だから、
歩き始めるんだよ。
私?
私は大丈夫。来年の準備なら、もうできてるの。
ちゃんと満開の花をお見せするわ。
● ○ ◎ ●
あなたのしようとすることを主にゆだねよ。
そうすれば、あなたの計画はゆるがない。(箴言16章3節)
主はすべてのものを、ご自分の目的のために造り、
悪者さえもわざわいの日のために造られた。 (同4節)
人は心に自分の道を思い巡らす。
然し、その人の思いを確かなものにするのは、
主である。 (同9節)
主(しゅ)=聖書では、創造主である神、イエスを指して使われる。