ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

満ちて 欠けて

2010年11月24日 | 心・健康・癒し

「六本木ヒルズの庭」から見た東京タワー。
ライトアップした街の灯りが夜を照らしています。

開いて 閉じて 閉じて 開いて
灯って消えて 消えて灯って
欠けて 満ちて 満ちて 欠ける

人も止まっているようで 脱皮を日毎繰り返しているのでしょう。
開いて 閉じて 灯って 消えて 満ちて 欠けて
気づかないうちに。

 


節約パーティのレシピ

2010年11月22日 | おいしいもの
ヘルシーで安価で思いのほか美味しい「節約・鍋パーティ」を行いました。
お酒飲みが集まったある日の鍋パーティメニューのレシピです。高円寺のS家で「東京松下(を読む)会」の11月の例会を行った時のメニューです。
(カメラを置いて行ったので写真が無くて残念です。Sさんと供に暮らすかわいいネコちゃんにもお会いできたのに……)。

◎砂肝サラダ
①砂肝を薄くスライスして茹でます。
②米酢、ブドウ酢などで調味した酢液に①を入れて一晩置き、味を染み込ませます。
③香味野菜である、ショウガ、長ネギ、ミョウガやキュウリを細い線切りにします。
④薄焼き卵を焼き、錦糸卵を作ります。
⑤②の砂肝の酢漬けを深鉢に盛り、その上に③や④をトッピングして出来上がり。
錦糸卵の黄色が華やかさを添え、友人たちは「K家の砂肝サラダ」とその昔ネーミングしてくれ、今に至っています。

◎チーズのおかかまぶし
①カマンベールチーズなどお好みのチーズにおかかをまぶします。
少し乾燥が進んだ冷蔵庫に眠ったままのチーズなどは、サイコロ切りにしておかかをまぶすとじゅうぶんいけます。

◎バリバリキャベツ
①キャベツを良く洗い、手でちぎりザルや大皿に盛ります。
②キャベツにアンチョビペーストやマヨネーズをつけてバリバリとダイナミックに手でいただきます。
これは、ある飲み屋さんで巡り合ったメニューです。

◎サンマ鍋
①土鍋に水を張り、ダシ昆布を敷きます。
③サンマは頭とワタをとり、丸ごと4~5センチにカットし、塩を振ってしばらく置きます。
④なべを火にかけ沸騰したらサンマを入れ、しらたきや短冊に切ったダイコン、長ネギ、ハクサイなどを入れて火が通ったらポン酢しょうゆでいただきます。
これは「H家のサンマ鍋」でH氏が鍋奉行を務め、さっぱりと美味しいと大好評でした。
(魚を売りに来るおじさんも「サンマ鍋」は知らなかった。こんど教えてあげようっと)。

◎イカの塩辛(自家製)
今はユズの時期なので、七味やお酒のほかにユズを加えると上品に仕上がります。

と、こんな感じ。
美味しさに一番大切なものは、豊かな会話とユーモアのある笑いで、それさえあればあとは簡単レシピの節約上手ということに。


音で響き合った“ありがとう”。

2010年11月21日 | 心・健康・癒し



「勿体なや祖師は紙衣(かみこ)の九十年」
祖師は親鸞のことです。90歳まで生きた親鸞の紙衣をまとった質素な生活を詠んだものです。

   紙衣 shie
   shie  紙衣
   謝々 謝々
   ありがとう ありがとう

こんな言葉が響き合いました。いずれにしてもありがとう~☆~。


念願のチゲ鍋は遠く。

2010年11月20日 | おいしいもの

 
 
私はずっと前から詩人城戸朱里氏の「城戸朱里のブログ」をお気に入りに入れて読んでいます。
ブログから想像できるのは城戸氏はハイソでかなりの美食家ということ。その城戸氏のブログに「韓国の豆腐チゲ」という文が載りました。(11月11日)。

ブログには、「もともとは、エッセイストの平松洋子さんと電話で話しているときに、『韓国の湯豆腐がすごく美味しいから、やってみて』と教えてもらったものである」とあり、私は平松さんのエッセィのファンでもあることから平松さんオススメの「豆腐チゲ」を作ってみたいと思いました。

そこから材料探しが始まりました。絹ごし豆腐、豚バラ肉、アサリ、アミの塩辛、ニンニク、長ネギがすべてなので材料の調達はそんなに大変ではないと思っていたのにまず、「アミの塩辛」が見つかりません。城戸氏は「アミの塩辛は韓国食材を扱う店で手に入る」と書かれていますがこれがなかなか折りを見ては出掛けた先の食材売り場で探しているのに見つからないのです。麻布十番の「明治屋」にもなかったし、もちろん我が家の近くのマーケットでも探すことが出来ず、デパートの韓国食材売り場にはあるかしらと思っています。
私はアミの塩辛の口の中のジャリジャリ感が好きで子供の頃にはよく食べたのに……。

さて、アミの塩辛の代わりにイカの塩辛などの代用も出来るのでしょうが、見つからないほどに探してみたいという欲求は深まります。イカの塩辛はいつも自分で作ります。(上の写真)。
そしてアサリ。月曜日と木曜日に車で売りに来る魚屋さんのお魚はどれも美味しいので、ここでアサリを買おうと思い出掛けてみるとアサリがショーケースの中に見当たりません。
「おじさん、アサリは?」と訊くと、おじさんは「今の時期のアサリは実が小さくてダシもよく出ないので春先までは扱わない」と言いました。ああ……念願のチゲ鍋はさらに遠くなりにけり。

いつかきっと「豆腐チゲ」を作りたいと思います。
当面は、スーパーの魚屋さんで調達のアサリと自作のイカの塩辛から始めてみるとしましょうか。


海までの道

2010年11月19日 | 

自宅からまっすぐ、道なりに平行に角を曲がることなく歩いて行くと海に着きます。
駅へは自宅を背に垂直に歩く格好になるので、道は異なり、海へ行くことはめったにありません。

海までの距離はおよそ5キロ、私の歩幅で片道約7000歩前後。
駅へは2キロ、2600歩くらいです。

今日は、久しぶりに海への道を歩きました。

 

「幕張メッセ」への案内があるこの辺りから、埋め立て地へと入って行きます。
少し前まで海だったところに、今はビルが並び、人が暮らしている不思議。

      

マンションや団地群が立ち並ぶ海浜地区です。
住所表示がいずれも海にちなんだ名前、「真砂」→「磯辺」と変わって行くと海が近くなります。

 
 

交通機関を使うことなく、近くを歩いても、久しぶりの道はワクワクとした旅気分です。

      

団地の壁に張り付くように育っている私の背丈よりはるかに大きいジャンボサボテン。
近づいてみると、たくさんの蕾があり、今にも花が咲き出しそう。開花に立ち会いたいものです。



 

ダリアのように大輪の菊の花が咲く団地の庭に目をやりながら、ひたすら歩きます。
歩いていると、いつのまにか雑念が消え、頭が空っぽになって無の境地の門口に立っている自分を発見します。

 

「ヨットハーバー」の案内が出て来ると、道を超えた向こうは海。この交差点を右に曲がると「ちばロッテマリンスタジアム」への道。
写真右側はヨットハーバーの建物です。





ヨットがたくさん停泊しています。
以前、ここから知人のヨットで横浜へ~……、準備は整い、私は一足先にヨットに乗り込み、キャビン内を見学。ところが、泊まっているヨットの中ですでに船酔いを起こしてしまい下船、ヨットで海原へという夢は叶いませんでした。海オンナにはなれないようです。



ヨットハーバーを越えて、突堤まで歩きました。
右手に見える建物は「幕張新都心」です。マリンスタジアムもあります。



「東京スカイツリー」も遠くに見えます。



 

突堤から眺める景色は、まるで客船の中にでもいるような海への迫力があり、ここでしばし瞑想。さらに旅気分が高まります。



突堤には、釣り人が多く、サヨリが釣れていました。



釣りをしている人の話しでは、朝は海の先に富士山が見えたそうです。
どんよりと厚い雲に覆われた午後の空……。雲の隙間からときおり光が降り注ぎました。
ここは夕日が沈む海です。

凪いで静かな海。
今日はずいぶんと長い時間海を見続けました。
小さな歩く旅は、海のおかげで、花のおかげで、空のおかげで、出逢った方々のおかげでとってもステキで楽しいものでした。うれしい一日、かみさま、みなさま、ありがとう!!


お掃除ロボット『ルンバ』がやってきた。

2010年11月18日 | モノ・雑貨・道具

 
 

お掃除ロボット『ルンバ』が我が家にやってきました。

狭い部屋の中を器用にくるくるくるくると動き回る働き者で動画でお見せできないのが残念なほどです。
幅38センチ以下、高さ10センチ以下の個所はルンバが入る事ができません。また高さが2センチ以上ある場所は乗り越えることができませんが、我が家の場合、全室オープンのバリアフリーなのでルンバが行けない部屋はありません。
小さな椅子の下やカフェテーブルの下などはルンバが入れないけれど、ほぼ95パーセント以上は完全網羅してくれることが判明。逆にルンバがエラーを起こしやすい苦手な場所が1か所あることがわかり、そこにはルンバの入れないカフェテーブルをお掃除タイムの時だけ移動させて置けばいいことなど、ロボットと言えども小さな人智は当然必要です。

思わず、「あ、ルンバ、そっち行っちゃダメ!!こっち、こっちでしょ!!」と叫びながら、ルンバの動きをひたすら見つめること数時間。リビングや部屋はもちろん、台所、洗面所、寝室などルンバは勝手に自在にすべて移動して家の中の埃がきれいに払しょくされました。

外出の時、「ルンバ、お願いね」とスイッチオンで、家に戻ると掃除機がけが終わっている、ルンバはホームベースに戻っていて充電も終わっているお利口さん、まさにそんな世界が反時代的生活を送っている私のもとにもやってきました。


映画『ハーブ&ドロシー』

2010年11月18日 | 映画・芝居・芸術など


写真は「ハーブ&ドロシー」(佐々木芽生監督作品)のチラシから。

ニューヨークに暮らす元郵便局員で郵便仕訳人のハーブとその妻で元図書館司書だったドロシーを追ったドキュメンタリー映画です。
渋谷の映画館「シアター・イメージフォーラム」で13日から始まったこの映画。

私は、美容室で髪をカットしてもらっている間に雑誌『クロワッサン』を読んでいてこの映画のことを知り、観たい!と思いました。
「ハーブ&ドロシー」は狭い1LDKのアパートにつつましく暮らしながら30年にもわたり現代アートをコレクションしその数は4000点以上にも及びます。蒐集した当時無名の売れない作家は有名になり作品はやがて高値が付いていくようになって行きます。それら作品を1点も売ることなくすべて国立美術館に寄贈したことなどが記され、上映の案内がなされていました。

いまや私の周辺には「断捨離」ブーム到来で、まるでそれと反するようなふたりの膨大なコレクション。見様によってはガラクタと紙一重の現代アート。作品は部屋中にあふれ、次世代に引き継ぐために作品を保護し、その一部を布で覆っていたり、およそ自室の鑑賞用とはかけ離れた作品群の数々。美術館に運び出すとき大型トラック5台分があったというので驚きです。しかしもっと驚くのは作品を選ぶふたりの目の狩人のような確かさで、20世紀現代アートの名作ばかりを結果としてコレクションしたことになります。ふたりの作品に対峙するときの眼差しの優しさや鑑識眼の確かさ、
ふたりが選ぶ基準は「自分たちのアパートに入る作品」と「自分たちのお金で買えるもの」という2点、あとは好き(美しい)かどうかということのみ。換金の目的を持たずただひたすら作家と交わり惚れた作家の作品を買い続けることのエネルギーに圧倒されました。

佐々木監督の舞台挨拶では、映画を作ることになったきっかけなども語られ、「ハーブもドロシーも150cmにも満たない小さな人で可愛らしい普通の、今は年金暮らしの老夫婦です、取材を通して人の持つ情熱の力を感じました」と話されていました。また映画作りのために当初の計画より予算が3倍もかかり、ニューヨークの自宅を担保にしてお金を借りて完成させたことなども。完成さえすればそこから何とかなって行くという強い信念があったけれど、日本では「ドキュメンタリーで現代アートを扱っている」という理由で観客動員が見込めないということで上映してくれる映画館がなく、途方にくれたことなど、監督の話しも映画と同じくらいのドキュメントタッチの迫力がありました。
小柄なハーブとドロシーが手を取り合って歩くうしろ姿は、まるでチャップリン映画の中のチャップリンのようにも見えました。

人は周りを気にすることなく、置かれた環境にひるむことなく、自分の信じた道をひたすら突き進めばいいのだと、そんな勇気とほほえましさも同時にいただいた映画でした。

私の観た17日は調べた当初は19:00~からのレートショウの1回上映で1週間で終了となっていましたが、今は違っているようです。19:00~の上映は満席でした。ドキュメンタリーで満席になるなんて、すごいですね。何かが動いているようです。


きっと来る

2010年11月17日 | 心・健康・癒し



音が止まったような朝。少し雨が降っています。
あわてなくても、おそれなくても、必要なときに必要なものが入って来るのがならわし。
道を開け、空っぽにして、新しい風が吹くのを待ちましょう。