ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

秋の風の吹き始め?

2007年07月31日 | Weblog

今年は猛暑との予報が出ていましたが、まるで冷夏を思わせる涼風が窓から入ってきます。クーラーを使うことなく自然の風を取り込めることはとてもありがたいことですが、反面、農作物に影響が出ないかと心配です。

先日銀座に出た折り、デパートのスタッフの方に聞いたところでは、「今年は夏物の数が少なくて」ということでした。日照りの少ない夏を見越して作り控えをしたのでしょうか。
最近の私はデパートを覘くことも少なく、何もしていないのに時間が足りなくて、加齢により物事をするスピードが緩慢になってしまったのかと思うほど、いつもいつも忙しく何かに追われているのです。
忙しくフルタイムで働く人たちも、自営業の方たちもただただ尊敬の眼差しで見つめています。

選挙も終わって~

2007年07月30日 | Weblog
参院選が終わって自民党が大敗しました。これからは国民の民意を汲んだ国政が行われることを願わずにはいられません。
弱者にしわ寄せのない、みんなが希望を持って生きていける世の中に早くなって欲しいと思います。政治家の金銭感覚や言語感覚など、一体何を感じ、どこを見て政治をおこなっているのかしらと思うこともたくさんありました。しっかりと国民のためになる政治を執り行って欲しいですね。
夕刊には選挙関連のニュースの他に、小田実氏の死を伝える記事が載っていました。

今日は7月にしては肌寒い1日でした。
パソコンの前にへばりつくようにデスクワークをこなしました。午後からは友人の訪問があり、一緒にティータイムを過ごしました。
最近は訪ねて下さる方も多くて、「カフェ・ちあハウス」も繁盛していて喜ばしい限りです。
出たり入ったりと相変わらずめまぐるしい日が続きそうです。

「インドバザール」に行って……

2007年07月29日 | 生活・暮らし・家事など

朝早めに投票を済ませて、新宿の先の小田急線沿線にある公団の団地に行きました。住まいを兼ねているその団地の一室でインドにまつわるバザールが5日間開催されるということでした。
ちょうど数日前、もの作り作家の友人より一枚のハガキが舞い込みました。「ナマステ恒例バザール」とあり、“手仕事の布・服・雑貨・アクセサリー・スパイス・紅茶・石鹸・その他色々”とハガキにはありました。友人がそのハガキに「いい仕事を紹介する友人の会です」と手書きで書き込んでくれていましたので、私は時間がとれたらぜひ行きたいと思っていましたが、今日行くことができました。



インドに度々行き、数ヶ月滞在するという吾妻さんのおうちでしたが、布が大好きな私は目が釘付けになりました。インドの手織り綿ローンや刺繍したもの、シルク素材のものなど、私好みの布をこんなにたくさん見ることが出来て本当にうれしい1日でした。

決して広いスペースではありませんが、住まい方やディスプレィにたくさんの工夫があり、上質な手織り布を窓辺にさりげなく飾っている様子にはうっとりしました。素敵なダイニングテーブルと椅子にも目が行き、尋ねてみると千葉市の木工作家さんのものだそうで、さっそく紹介していただきました。
テーブルの上には、パンや珈琲やポトフが並び、私も数人のお客様といっしょにいただきました。

新藤兼人監督の「いのちのレッスン」の中にも家の話しが出てきます。
女優の乙羽信子さんとずっといっしょに暮らしたのは赤坂の3DKの狭いマンションだったと書かれています。何度か乙羽さんが新藤監督に「もっと広いところに引っ越しましょう」と伝え家探しに走ったことがあり、その都度新藤監督は「いや、ここでいい。ここで暮らそう」と乙羽さんの気持ちを抑えたとあります。「乙羽さんは女優だし、衣装もいっぱいあり、衣裳部屋も欲しいだろう。しかし、将来を見越したとき、生活のスタイルは今のままで行こう」と決意を変えなかった新藤監督。
今日のお家もそうですが、狭い中にもたくさんのエネルギーが詰まり、その人らしくお洒落に暮らす暮らし方を私はいいなあと思います。



上の写真は、今日山のようなテキスタイルの中から選び、私が買い求めて持ち帰って来た品々です。
古いちゃぶ台の上にすっぽりとかぶる綿ローンの手刺繍のテーブルクロス。帽子は若い帽子デザイナーのお嬢さんの作品で、帽子の布探しに来ているこの方にも偶然お会いし、お互いに共通の知人の仕事の話にも花が咲きました。帽子が大好きな私は“顔の見える作家”さんが作った帽子を迷わず買いました。
一番右は、やはり手織りの白い綿ローンの布や、木版のプリント柄の綿の布です。
インドはサリー文化がまだまだ続いていて、布の魅力にあふれた国だと吾妻さんはおっしゃっていました。
手織りの布や天然染料を用いた木版の柄のものなど日本では高額でとても手の出せない本当に素敵な布がいっぱいありました。
インターネットオークションなどでも麻や綿の布は探して来ましたので、本当にうれしい限りで、いいご縁をいただいて上質のものが安く手に入る喜びはたまりません。
他にも紅茶や、天然のハーブで作られたお香なども買って帰りました。



明日は投票日・一票を投じます!

2007年07月28日 | Weblog
今日は朝9時から夕方5時まで講座受講。
9時までに会場に入るために家を7時半に出て、最寄り駅に早目に到着し、カフェタイムをとり、気持ちをオフからオンに切り替えるというのがこんな場合の私の習性です。
私にとっては講座受講は仕事ではありませんがかなりの緊張感を伴います。錆び付いた頭をクリアーにするというだけでも文句なしに楽しい時間であり、教えを請うことによって新しい発見や未知の領域への知識の確認の喜びなどいつもいつもワクワクの連続です。指導者に助けられ、仲間に援けられて共に学んで行けるということも非常にあり難い事です。

講座終了後、そごうのキッズフロアーの中にある「ILUMSKIDS」でプレゼント用の絵本を買い、書店に移動。付設されているブックカフェで、そばに平積みされていた新藤兼人監督の「いのちのレッスン」を持ち込み珈琲を飲みながらほぼ読了しました。人はまさにそれぞれに波乱万丈の人生を生きているのだなと感銘を受けました。人を観るときよく生まれたときの環境なども取り沙汰されますが、新藤兼人・乙羽信子ともにドラマチックな生育環境ということでは引けをとらない両人ですが、一流になる人はなって行くものなのですね。すごいなあと思ったのが私の率直な読後感です。
人を魅了する一つは、ひたむきさと謙虚さ、それに意思を貫く頑固なほどの固くなさも必要なのではと思いました。

家路の途中、駅前では最後の選挙戦が繰り広げられていました。
明日は参院選の投票日ですね。まだどの党に入れようかと迷っていますが、投票にはもちろん行き1票を投じます。

久しぶりの休日

2007年07月27日 | Weblog


久しぶりのオフタイムを家でのんびり過ごしました。
外出してたくさんの刺激を受ける日も大好きですが、のんびりと家でダラダラと過ごす日も格別です。
“睡眠不足を補うためのお昼寝もたまにはいいでしょ”と自分で自分に言い聞かせ、本を片手に午睡タイムもたっぷりとってリフレッシュしました。
私はどうやら、自分で大波小波をつくりながら野生的に生きて行くのが好きなのかもしれません。

集中して徹夜仕事をするときもとても楽しいし、一日中何もしないでゴロゴロとするひとり時間も私にとっては格別の“ごほうびタイム”です。
ごほうびタイムを今日はたっぷり過ごして大満足の1日でした。


夏休みまであと一息

2007年07月26日 | Weblog


秋田余目でお世話になった方々への余韻を残しながら、約束をしていた仕事を片付けなければならない。頭が5つ位あるといいのになと思う日々。
小さなことを誠実に積み重ね、取り込んだ洗濯物を端からたたんで行くように振りかかっていることを順番に手当たり次第片付けて行くしかない。何ももったいぶっているわけでもないのに、なぜかギリギリにならないと物事に取り掛かれない私の性分と悪戦苦闘しながら何とか滑り込みセーフで周りの方に迷惑をかけないで済む状態を保っています。
ひとつ終わったら、また次のひとつを自分で締め切りを決め集中して取り掛かる、「ああ、間に合ってよかった!!」「やれやれ、終わった!!」とそんな日常の中で生きています。

7月もあと数日で終わり、8月がやってきます。
8月は夏休みシーズンに入るため、日頃忙しい友人や知人ともゆっくり語り合う時間が取れそうでそちらも楽しみです。
それにしても、1日も1週間も1ヶ月も、そして1年もあっという間に過ぎ去って行きます。
思いのほか暴走中の今の生活も再度リセットし直して、早く静かさを取り戻したいと願う毎日でもあります。


秋田県大仙市 余目の人と自然 ききょう他 ②

2007年07月25日 | Weblog

「花の色と勢いが違う」と、余目の花を眺めながらそう思いました。
車の排気ガスの中でめげずに咲く都市の花も愛しいけれど、花は清んだ空気の中で咲くとこんなに鮮やかにくっきりと咲くものなのかと驚きました。



上の花はききょうなのでしょうか……。穢れのない瑞々しさにあふれていました。



立ち葵が1本、空に向かって伸びていました。
どれもこれも美しく、朝もやの中朝露をいただいた植物は精気が漲っていました。



秋田大仙市 余目の人と自然 ①山百合

2007年07月24日 | Weblog


23日夜6時、余目の「ホタルじいの宿」に着きました。
「ホタルじいの宿」は、6月に余目で行われた「農村と都市の交流会」に「西千葉ピーナッツクラブ」の仲間10人で訪れ、ほたるや花火のおもてなしを受け訪れたときに中心になってお世話して下さった「会長・加藤k」さんのおうちです。
「ホタルじいの宿」は、今回私を泊めて下さるためにKさんが名付けた「宿」の名前です。
6月に10人で泊めていただいたところは「議長・加藤Ⅰさん」の今は使っていない家で、こちらは「民宿ほたるの宿」です。

余目で私たちが交流させていただいた余目の方たちは本当に花丸のハートを持った方たちで、自分の中に中心軸をしっかり持った人生の豊かさを感じさせる方々ばかりです。その深い魅力に圧倒されました。
私はハッピーなことに7月にも余目を訪ねる機縁に恵まれ、またまた余目の皆さまにお世話になりました。心より感謝申し上げます。

余目は静かでたおやかな農村地帯で、広々とした稲田には青々とした稲がまっすぐに伸びていました。    
着いてすぐと翌早朝、近くを散歩しました。花や自然の美しさにも目を見張ります。「ユリの王様」と称される山百合の花が山際や民家の畑に咲き誇っていました。



清んだ空気の中で、謳歌するように咲き誇っていた山百合の花の美しさに息を呑みました。
里山に点在する民家の庭先は手入れが行き届き、花々が咲き、花の色は都会のそれと比べてひときわ鮮やかさに満ちていました。花からすごいエネルギーが伝わってきました。

山百合は1873年のウイーン万博に出品され、世界中から絶賛された日本の花ですが、最近ではほとんど見かけることが出来なくなっています。 

7月21日付毎日新聞「余禄」にはこの山百合のことを中心に書かれていました。
「▲花の大きさ、気品、つける花の数、力強い香り、すべてが人々を魅了し……」とあり、「より深刻なのは、かってシーボルトら欧州の植物採集家を驚かせた自生のユリが乱獲や環境破壊で種類によっては見るかげもなくなったことだ。花を愛する世界の人を感動させた『偽りのなき香』を日本の山野から失うようなことがあってはならない」と結ばれていました。

その自生する山百合を余目では里から山へ向かう道筋でたくさん見かけることが出来ました。甘く濃密な芳香と大輪の花姿は華麗で豪奢で王様の名にふさわしい品格に満ちていました。

余目の方々が、こんな豊かで美しい自然に包まれて日々暮らしていることをうらやましく思いました。
この地に咲くことの出来る花々は幸せだなあと思いました。
美しい余目の自然がずっとずっと続いて残されて行くことを願いました。

そして、これからも余目の素敵な方々との交流を深めたいと思います。



枯れ紫陽花

2007年07月22日 | Weblog

梅雨明け宣言がまだ出ない関東、じめじめむしむしとしたうっとうしさに気分もふさぎがちですね。
枯れ紫陽花の季語は冬なのでしょうか……。
まだ瑞々しい紫陽花の残り咲くかたわらで、枯れ紫陽花の風情たっぷりの紫陽花の花は美しいですね。

言葉の棘

2007年07月21日 | Weblog

今日は、1日中講座の受講日でした。
講座の中の実習で、「話を聴く人」「話す人」は、いずれも言葉を「ゆっくり」「はっきり」「くっきり」「すっきり」と発するようにと事前に注意を受けました。
その中で、聴く人の注意事項として「やわらかな言葉使いで」「棘を出してはいけません」「聴き方は、力強さの中に温かさを込める」など、本当に感動的でわかりやすいアドバイスを受けました。
人の話を聴くときは、相づちやうなづきの中に声のトーンやしぐさ、真面目さがとても重要で、やさしい思いを込め、ただ優しいだけではなく強さも必要です、強さの中にあたたかさを込めてくださいと言われました。

私は、最近私の心に刺さった相手の発した小さな言葉の棘をずっと考え続けていたこともあり、「棘を出してはいけません」と尊敬する講師の言葉を受けて心から納得しました。
小さな棘は、悩むほどの出来事でもなく人生の一大事でもありませんが、のどに小骨が刺さったような不快感は否めません。
言葉の棘は、語尾に出たり、一言最後に発する言葉に込められることもあり、さりげなくて周りの人は聞き逃してもしかし当事者にはしっかりと刺さってくるものです。
何事も勉強であり、相手は自分の映し鏡であり、学びの場を与えられたと我が身を振り返りつつ、しかしこれからは一層注意して、自分の言葉に棘を出さないように気をつけたいと心しました。
また、強さを込めることの重要さも学び、優しいだけではいけないと強さの中に優しさを込めることの大切さも心底理解できた有意義な講座でした。

感情は表情やしぐさの他に言葉にも如実に表れます。
成り行きや感情で安易に言葉を発しないように、自分の気持ちをいつも謙虚にクリアーに保ち自分磨きに一層拍車をかけたいなと思いました。