バスで一本で行ける、バス停のそばにある図書館を見つけて以来、図書館に以前より通うようになりました。
小さな図書館なので、古い本が多いし、本の数も中央図書館に比べると格段に少ないとけれど、これがかえって選ぶのには好都合。
1つ発見!!!
大人の部屋ではなく、子供の本のコーナーに行くと、絵本や名作などがずらり。
私は、ここで、本を選ぶ楽しみを見つけました。
それにしても、今の子供たちはこんな難しい本を読んでいるのかしら?
先日借りた本は、『高瀬舟・山椒大夫』と『方丈記・つれづれ草』。
子供むけに書かれているので、内容の訳本で、原文ではないけれど、私にはこれで十分。
忘れかけている物語りの世界に沈んでみたいという欲求があります。
人の話しは聞いてみないとわからない。
今日夕方から会った同世代の女性の話しはとてもおもしろかった!!!!!
「へぇ!!こんな人生を送って来た人が現実にいるんだ」という驚き。
私は、自分の人生を平凡だと思ったり、逆にやっぱり波乱に富んでいたと思ったりしながら生きているけれど、そんな私の波乱が吹き飛ぶような波乱万丈の人がいたのです。
私は、その人の喜捨の精神とそれを幾度も実行に移し、人を援け、人と縁を結んで来た話しに感嘆し、それはその人の持っている信仰の力も大きいのだなと知りました。
私はどこかの宗派に属することのない無宗教だけれど、信仰心は深く持っていると思います。これからもそれはかわらないでしょう。
閑話休題。
ある有料の公園に入ったときのこと。
入園料が、「一般150円、65歳以上70円」と記されていました。
窓口で500円玉を出すと、窓口の高齢の男性が、私に訊きました。
「150円でいいんですね!」と。
私は最初、問われていることの意味がわからず、黙っていると、ふたたび同じ質問にあいました。
はっと思ったときは、しばし考え、さらに無言が続きました。
150円払っても、70円払っても大差ないのに、気分は大いに落ち込みました。
私は65歳にはまだなっていないのに、わざわざ確認するなんて、なんと無粋な男と思ってしまいました。
もっと粋な訊き方で訊ねてほしかった!!!!!
それとも……その人の私に向けられた精いっぱいの思いやりだったのかしら???
今朝のお天気はどんよりとした曇り空。靄が晴れません。
つくば市で起こった竜巻被害の大きさに、今日も「竜巻など激しい突風に注意」に話題が注がれます。
出かけても、出かけなくてもいい毎日を送っていると、気になるのはお天気。
50代のころ、よく訪ねたカフェで、カフェに三々五々集まったリタイア後の男性陣の話題はもっぱらお天気。
「どうしてこんなにお天気に詳しいのかしら?」と、いぶかしんだものでした。
今になって、そのオジイサマたちの大半は、その日をお天気によって動いていることが判明。
フルタイムやパートで働いていたときは、お天気に関係なく、それこそ、暴風雨でも大雪でも、電車が動いてさえいれば仕事に行かなければならなかった、そんな日がありました。
そんな日がちょっと懐かしいけれど、いまもとっても快。
快・不快の快を選んで暮らせるシアワセにはまっています。
「エコな生活を心がけ、節約に精出す日々もよく考えると、私たちにできる社会貢献よね……。電力のこともあり、少~しスローな暮らしを」と、同世代の人たちとよく話します。
その工夫の日々は、珠玉の日々でもあり、豊かな日々です。
長野伊那谷に住む友人から山菜セットが届きました。
ウド、ワラビ、タラノメ、コシアブラ、野ミツバ、ミョウガ葉。
友人が行く町のスーパーマーケットでみつくろってくれたものです。
中には、メッセージカードの絵葉書が1枚。
裏には、短いメッセージが手書きされています。
ものを送るときのこれが彼女のいつものスタイルです。
受け取る私は、絵ハガキもいつも楽しみです。
明日から友人は、娘さんが暮らすフランスへ旅に出ます。
よい旅をして、無事に帰って来て下さいね、と、お礼の電話に祈りを込めました。
友人が戻るころは、伊那にも夏が訪れているかしら……?
荷を開けた私は、他の手を止めて、まずワラビのあく抜きと、うどのあく抜きをしました。
あとはゆっくり考えて、調理法を決めます。
そして、とりあえずの今日のランチは、ウドとホタルイカの酢味噌和えとウドの皮のキンピラ。
何といっても、ウドは皮がおいしい!!!!!
山菜に目がない私。ほんとうにうれしい。
日射しや雲の状態によって、ふだんの町の光景が旅の中にいるように映るときがあります。
今日でゴールデンウィークが終わりですね。
ほとんど外に出ない家ごもりで過ごすことができてよかった!!!
仕事を持っている人たちは、また明日から職場復帰となりますね。
溜めこんだ疲れはとれましたか?
溜めこんだ家仕事は片付きましたか?
毎日が休日の私なのに、動き方は世間さま並みなのがおかしい。
ゆえにゴールデンウィークは気持ちも心もちリラックス。
写真は、「丘の上ガーデン」の花たちです。
私はたまに行って写真を撮らせていただくだけ。
育てる人のご苦労には頭が下がります。水場がないので、水を運んで育てているのを知っているからです。
今日からまた4連休に入るのですね。
あやうく、今日が2日なのか3日なのかわからなくなって、朝刊の日付欄を見て、あるいは携帯電話やパソコン画面で確認するというありさまです。
今は日付より曜日をチェックしながら動くのが私流。それでも、間違いというか勘違いが起きます。
待っていた資料がパワーポイントで届き、開けない。どうしよう!!。
先日書いた原稿のゲラが届いたのも昨日のこと。
世間さまは動いているのですね、しっかりと。
パワーポイントの件は、ワードで送ってもらって一件落着。ああ、よかった!!!
こちらが動く分にはかまわないけれど、先方が休みになると連絡がとれなくなったりと一瞬不安がよぎります。
この不安は、ほんの一瞬の不安なので、いかにふだんそういう世界から縁遠く生きていることかしら。
連休はどこも出かけないので、蟄居状態。
TUTAYAのDVD旧作が水曜日を待たずともいつでも100円になったので、週に3本レンタル。
借りたものは、当たりも外れもあるけれど、時には大当たりもあります。
そぼそぼと降る五月の雨。
気温もほどよく、大地には滋養の雨です。
ハーブを摘んで、コップに挿しました。
窓辺に置いておくと、白くて華奢な根が出ます。
根が出たら、外の鉢に植えようと思います。
路地にあれば、はびこる勢いが違うのに、鉢植えではなかなかうまく成長しませんが、それでも少しずつ少しずつ増えています。
冬のあいだも戸外でホッタラカシのシンピジウム1鉢から、毎年今ごろ美しい1枝の花が咲きます。
2枝咲くことはないけれど、律儀に1枝は毎年咲きます。今年も咲きました。
葉はなぜかカイガラムシ状の虫がつきますがそれにもめげずにです。
蘭の中では色目もよく、静かな雰囲気が気に入っています。
ホンマさん、見て下さっていますか?ホンマさんにいただいたシンピジウムです。
その節はありがとうございました。
いつもと変わらない今日。
しかし、ゴールデンウィークというだけあってしのぎやすくとってもいい季節。
冬布団のカバーを洗い、干してしまう作業など、毎年繰り返しているこの時期の家仕事があります。
ウールの敷物や、ひざかけもそろそろしまいどき。夏の籐やリネンのものを出します。
今年初めてかもしれないな……南側の窓と北側の窓を同時に開けたのは……。
風のない朝から時間が過ぎ、リビングで針仕事をしていると、かすかにかすかに風が動き始めたりするんです。
いいなあ、この風の揺らぎ。冷たくもなく暑くもない風が抜けていくのがひそかに感じられる、さわやかなシアワセ。
今日のランチはスパゲッティ。
とはいうものの、スパゲッティがほんの少し残っているだけ。
ストックケースをゴソゴソ探すと、ビーフンがありました。
春キャベツの外側の皮と、葉タマネギの葉の部分、タケノコ、鶏肉を炒め、スパゲッティとビーフンを合わせて出来上がり。
味付けは、自家製塩こうじのみ。パスタソースもなしでこんなに美味しく出来るなんて!!
上等のオリーブオイルをたっぷりかけていただくと、ほんとに美味しい主食のできあがり!!!!!
若い時から、今のような始末の知恵があったら、きっと今ごろ、億万とはいわないけれど、千万長者ぐらいにはなっているかもしれないな。
キャベツの外側の皮をポイポイ捨てていたら、いっしょに調理していた友人が、「どうして、食べられる皮をすてるの?」と私の顔を一瞥。ふか~く反省したのは40代のころ。
何より、ブームの塩麹を手軽に買うのではなく、自分でつくるなど、時間持ちになったからこそ出来ること。
さらにさらに……。
あと何回分かを残して、新しい食材を買おうとする癖からもしっかり足をあらいました。
そうすると、今日のような、スパゲティとビーフンを合わせるメニューが誕生するのです。
完全に使い切っていないのに新しいのを買おうとするとき、もう一人の私が耳元でささやきます。
「使い切ってからにしましょうね。スパゲッティが無くても、乾麺のうどんやそばがあるでしょ!第一、お米もたっぷりあるでしょ!スパゲッティが無くても1食や2食は大丈夫よ!」と。
気づかないうちに、無いことへの恐れがあるのかしら? ライフラインが数日止まっても大丈夫なほどの保存食材は十分あるというのに、ね。
60代になって、こんなささやかなことに気づく私。
でも、私にとっては今なんです。遅きにあらず、この思い、大切に大切に育てようと思います。
おかげさまでストックケースの中も見通しよろしく風が動いています。
冬のあいだ、無惨に枯れ果てていた我が家のベランダにも春が射してきました。
花というより草というがふさわしい鉢植えの数々。
今年はマンションの外壁塗装の年なので、ベランダの鉢も少しずつ減らしたいと思っているものの、こんなに瑞々しく力強い甦りを眺めているとなかなか決断がつきません。
ポット苗を抱えて高尾から戻った2年前のある日。そのポット苗の、ペパーミント色の小さな葉を持つゼラニウムなども2冬を我が家で越して春になり、急に大きく伸びています。
ドクダミやクローバー、それに道端の花などが入り混じる“小さな我が家の庭”です。
しかし、じゅうぶんにじゅうぶんに私を楽しませてくれます。
浜矩子さんが「ニュースステーション」で、これからの日本は“老楽国家”を目指せと提言していました。
老いてらくらく~~国家になるためには、原発に頼らない国を世界にアピールすることが大切と、たしかこんなお話しでした。
老楽国家、実現できるといいなあと思います。
我が家の電球をLED電球に換えるため、電球を4個、通販で買いました。
すでにLED電球を使っているけれど、よく使うパソコンそばのスタンドライトやクリップライトなど口金E17のものを換えようと思いつきました。
あとは、アンペアダウンをすることに決めました。
使う電気を減らす生活、楽しみです。これも私の老楽生活への第一歩です。
40代~50代のとき、老後のモデルにしたいと思う先輩たちとたくさんお会いしました。
引き際の美しく見事だった方や消費生活へのダウンシフトの見事さなど無言のうちに教えられることが多く、皆さん芯がしっかりあってほんとにステキでほれぼれと憧れました。私もようやくその年齢になりました。
本当は、こんなことも、宣言したりすることではなく、静かにヒタヒタとというのが理想なんですけれど。