いつもの夏はベランダでひょっこりと大輪の花を咲かせていたカトレア。
花に気づき、あわてて花を折り、コップに挿して部屋に飾ったものです。
今年の夏は、根を張るだけで精いっぱいらしく、花はほとんど咲きませんでした。
去年から今年のカトレアはさんざんな目に遇いました。
強風でベランダのカトレアの陶の鉢がパクリと割れました。
鉢をプラスチックにかえたものの、今度は3・11で部屋にあったカトレアはみごとにひっくり返り床に落ちました。
そして、夏の台風で、今度は戸外に置いたカトレアがまたまた強風でひっくり返り、鉢から飛び出す有り様。
そのたびに鉢に戻し、根の手入れをしましたが、何とか枯れずに生き延びてくれました。
ありがとう!!!
諸々の災難にもめげずに育つカトレア。外の風が冷たくなってきました。
さあ、いよいよ温かい室内への取り込みです。
風も当たらず、揺れることなく、日射しだけを浴びて冬を越せますように……と、平穏を祈ります。
そして……部屋の中は、カトレアの他にも取り込んだ植物たちで少し窮屈です。
冬を戸外で越せない観葉植物が窓辺をふさぎます。
季節が枯れていくなかで、緑の植物たちは、よき友となります。
駅まで行く散歩道にもさまざまな野草が咲いています。
はびこる勢いが強くて、迷惑がられているセイタカアワダチソウ。
人間の都合で好まれたり嫌われたりする花たち。
黄色い花につい引き込まれてしまいます。
バスが通る大通りにもススキが穂を出しています。
上の花たちは、マンションの管理で植えられている花たちです。
さまざまな色の花に彩られた道は、ついあちこちと寄り道が多くなります。
箱の中には、真っ赤なリンゴと、沖縄の小さなみかんシークローサー、それに蓮の花のお守りと、ハガキの裏には友人の一筆が。
何だかとってもうれしい。秋から冬に向かう季節のいただきものに胸が躍ります。
お守りは、友人が仕事で関わった山梨昌福寺の、「昌福寺虫切」で、薬草が詰められているようです。
蓮の花の木綿か麻の白い袋もかわいい。
絵ハガキには山頭火の句 「水音の 千年万年 ながるる」が記されていました。
長野伊那谷に住む友人から毎年届くこの季節の贈り物です。
ありがとうございます!!!!!
衣替えでクローゼットの中の冬モノを少しずつ部屋のタンスに収め始めました。
タンスの中はスカスカです。
引き出しをスッと開けると中のモノがサッと取り出せる……理想の状態が出来上がりました。
今はもうそんなに棄てたいものが見当たりません。
これで一通りの断捨離が終わったということでしょうか?
私自身がモノの在り処をほぼすべて把握できた状態とでもいえばいいのでしょうか。
あるある、まだまだ。
タンスとタンスの間の小さなすきまに、箱がいっぱい押し込まれています。
これは、部屋にかけてある絵が入っていた箱で、数えると10個以上ありました。
タンスのある寝室をさっと見回した限りでは、この“カラ箱置き場”は死角になるため、ほとんど気にならずに来ました。
よし、今日はこれを処分しようと決めて、箱を解体し、古紙回収日に出せるよう紐でくくりました。
空いた隙間にもていねいに掃除機をかけると、不思議、不思議、部屋の空気が一気に変わりました。
空気が変わるというより、気が変わるといったほうがいいくらい、新しい何かがサッと流れ始めました。
ああ、ここは長年澱んでいたところなんだなあ……と、そんなことを感じました。
断捨離をすると、いつもこの感覚、一瞬にして何かが瞬時に動き出し変わるという感覚を味わっています。
あとは、少しずつ少しずつ、気付いたときに整理し処分し、モノを持ち込まない「入るを断つ」に徹することにしましょう。
目白通りを歩いていたら、満開のエンゼルトランペットが壁を這うように一面に咲いていました。
きっとここに住んでいる人はこの花が好きなんだろうなと思えるほど丹精されていました。
大振りの花なのにちっともそれを感じさせないさわやかさがありました。
エンゼルトランペットには、白のほかにオレンジやピンクなどもあるのでしょうか……?
しかし、何といっても白がいいですね。
きのう、きょうとランチ外食が続きました。
上の写真は、前回、「まかない丼」をいただいたところのものです。
二匹目のどじょうはいなかった……。
300円代のまかない丼はもうやめたそうです。
仕方がないので、メニューの中から海鮮丼にしました。
950円でサザエが1個入っていたので、それなりに喜びました。
そしてきょうの丼はアナゴ丼。
丼だけを出す丼専門店です。本郷で見つけました。
丼メニューは、たくさんあり、カウンター席だけの狭いお店はお客でいっぱいでした。
私のとなりに座っていた若い女性の二人連れは、シラスハマチ丼を食べていて、
美味しい美味しい、この次来たときは、シラスマグロ丼を食べたいと話していました。
私は迷ったあげく、大好きなアナゴ丼を頼みました。
丼は、基本的には500円です。アナゴ丼も500円でした。
アナゴたっぷりのアナゴ丼をいただいて大満足。
私も次にきたときのことを考え、次はシラスウニ丼にしようかな……。
でも、きっと次もアナゴ丼を頼むと思います。
美しい塔。奈良「長谷寺」にありました。
こんなところを毎日散歩出来たらいいなあ……。
10月もそろそろ終わりに近づき、今年もあと2カ月、早いという言葉以外浮かびません。
きのう、とても面白いことがありました。
あるサークルに参加しているのですが、新人さんで他人が見ると私とそっくりな人が来ました。
私はめったに遅刻をすることがないけれど、きのうに限って15分くらい遅れました。
先に来ていた新人さんを、先生はじめ、他のメンバー8人はてっきり私だと思い込んでいたというのです。
私も、そのサークルに参加するのは3回目くらいですので、新人の部類に入ります。
もちろん、先生はじめ、ほかの方も私の名前はしっかり覚えて下さっているので、外見を間違ったということです。
私が入っていくと、先生が講義を止めて、そのことを話し始めました。
私が、私とよく似ているというKさんを見てもまったく違うので、何だか不思議な感じでした。
人は、ものごとをパーツで観るのではなく、イメージや雰囲気で眺めるものなのだと知りました。
しかし、私はその人と雰囲気が似ているともとても思えなくて、なんだかストレスがたまりました。
私から見るその人は、ショートカットでいま風のヘアスタイル、さりげないけれど丹念なメイクに赤いマニュキアやアクセサリーがよく似合い、年齢は私より5歳上、細身の革のパンツをはいていました。
私は、その人とま逆で、ノーメイクに近く、アクセサリーをつけることもなく、どちらかというとユルユルファッション。パキパキというより、ゆったりもったり。
それぞれが、会が終わったあと、
「私に似ていると言われてスミマセンねぇ、ゴメンナサイネ」とご挨拶。
まあ、言ってみれば、こんな年齢になると、よほどのことがない限り、没個性でみんな似たり寄ったりに映るのでしょうけれど、ね。
急ぎの文書を送ってもらうのに、日本郵便の「よくあさ10時郵便」というのがあるのですね!!
私はよく「エクスパック350」や「エクスパック500」を使いますが、「よくあさ10時郵便」というのは知りませんでした。
いままでに固定概念で持っていたものがどんどん崩れ、新しいものが生まれているのですね。
夜行バスシステムなども昔とは雲泥の差。
なにもかもが飽和状態と思っているのは私だけで、世の中は相変わらず進歩しているようですね。
(写真はホトトギス)
1泊2日の予定で計画を立てた旅が夜行バス2泊を数えると4泊3日?の旅になってしまったことの驚き。
夜行バスはこんなふうに使えばいいのだという実体験をして、新たな旅の世界が広がりました。
それにしてもよく考えられた長距離バス旅の企画もろもろ。
バスに乗るということはさしてふだんと変わらないけれど、私が乗った女性専用車「プルメリアグランデ」ではそのシートが140度のリクライニングになること、座席シートや枕が低反発マット使用なので体のポーズにしっかり密着すること、足もとが広く足をかなり伸ばせること、プライベートカーテンで座席が仕切られることなど、飛行機のエコノミークラスで海外を長時間乗ることを考えれば、よほど快適ですね。
そして乗るまえ、降りたあとのケアとでもいえばいいのでしょうか、こちらがほぼ完ぺき。
顔を洗い、歯を磨き、メークを落としてパジャマに着替えてバスに乗れる!!と、こんなことを思ったワクワク感満載のvipルームの充実。
パウダールームやフィテングルーム完備でドアツードアの待合室です。さらに東京ではマッサージ機やパソコンなども充実し、コーヒーは無料サービス、テレビもあってと、至れり尽くせりの感じを持ちました。
あえていえば、温泉のような浴場があればいうことなしですね。
新幹線や飛行機に比べると時間はかかるけれど、考えようによっては深夜に乗り込み早朝に着くとなると、ホテル代もかからず時間が逆に有効に使えることも発見。
このバス便のこと、もっと早く知りたかったなと思うけれど、家計費圧縮の今だからこそ真剣に検討し巡り合ったバスということにもなりそうです。バスの中で眠れるということも大切な動機のひとつですね。
ちなみに、予約はインターネット予約のみで、基本的に電話予約が出来ない仕組みです。
従って、バスに乗り込んでくる女性は若い人でいっぱいで、私のようなアラカンヌ世代は私以外には見当たらなかったけれど……。
10月20日夜11時出発~10月24日朝6時帰着までの
行き帰りの高速バス車中泊2泊、
大阪友人宅1泊、
奈良スーパーホテル1泊の旅のあらましです。
21日早朝6時に着いた夜行バス。
「vipラウンジ」で洗面後、サービスのコーヒーをいただきソファーで少し休憩。
朝の散歩へ八坂神社へ行きました。
8時過ぎのこの時間もまだまだ丁寧なお掃除が行われていました。
ここで私たちの日常の掃除の大切さを再確認しました。
朝10時に「京都みやこホテル」のラウンジでブログフレンドのsteelponyさんと再会。
以前開設されていた「janjan」の市民記者として、steelponyさんのブログ記事は秀逸で、アクセスしたことからブログ上のお付き合いが始まりました。
みやこホテルでモーニングコーヒーをいただき、ランチは外に出て、フレンチをごちそうになりました。
レストランの窓から大文字山を眺めました。
steelponyさんが書いているブログ「思うままに」にいきさつが書いてありますので、ご覧ください。
ランチのあと、御所の庭を散策、京都駅から天王寺に向かいました。
天王寺で友人の多恵子さんが出迎えてくれました。
積もる話しが山のように……。
近くで夕飯をごちそうになり、そのまま彼女の松原にあるご実家へ。
ここは、今は無人になっている家で、そのおうちの居心地のいいことこの上なし。
ここでも夜中の2時過ぎまでおしゃべりしました。
友だちっていいなあ……と、そんな思いを実感した一夜でした。
翌朝22日の朝、天王寺駅まで送ってもらい、ここから奈良行きの電車に乗りました。
JRはスイカが使えました。
首都圏から現地集合で奈良駅に集まった私を含む4人で、新しい旅が始まりました。
最初は、奈良の「東大寺」です。
鹿は神さまのお使い、と聞いたことがあります。
東大寺山門付近では、半眼の“瞑想鹿”にもたくさん出会いました。
木造建築としては世界一の規模を誇る国宝大仏殿。
奈良の大仏様として親しまれている虞舎那如来仏がご安置されています。
東大寺周辺をそぞろ歩き、たくさんの仏像に会いました。
その中で絶大な存在感は、もちろん大仏さまでした。
温かく慈悲深く、いまもそのときの包まれた感覚が甦ります。
中学生の頃、修学旅行で訪れた奈良の大仏様は記憶の底にかすかに残るだけでした。
今回訪問できてよかった!!
東大寺から「薬師寺」へ移動。
このときは、雨がパラパラと降ってきました。
最初に「東院堂」に行き、美しい「聖観音菩薩像」の前でしばらく時を過ごしました。
写真左側の黒い塔、「東塔」は三重の塔で国宝、白鳳時代のものだそうですが、建て替えのため、取り壊されることになっています。クレーン車がそびえていました。
東院堂から「金堂」へと歩き、「薬師三尊像」に拝観しました。
薬師如来を中心に、左に月光菩薩像、右に日光菩薩像がありました。
ここでは、ご真言を唱えながらお参りしました。
ご真言は「オンコロコロ センダリ マトウギ ソワカ」です。
夜は奈良町にある豆腐懐石のお店「こんどう」で豆腐料理をいただきました。
大豆の美味しさ、ゆばのおいしさなど、お豆腐にまつわる諸々のお料理もコースでおいしくいただきました。
会話が弾み、お腹もいっぱいになった頃には夜9時半を回り、帰りは歩いて駅前の「スーパーホテル」まで戻りました。
星が美しく輝いていました。
23日朝は6時半にホテルを出て、「石上神宮へ」
(詳しくはこの前10月24日のブログでご覧ください)。
上の写真は三輪山。大神神社のご神体は三輪山です。
「大美和の杜」展望台から眺めるとそれがよくわかります。
石上神宮のあとは、「大神神社」を中心に周辺を巡りました。
写真右は、三輪山をご神体とする「大神神社」(オオミワ神社)。
大神神社の摂社のひとつ「市杵嶋姫神社」(イチキシマヒメ神社)は、水の神さまです。
池に囲まれて浮かぶ小さな赤いお社は、清々しく可愛らしく、右手の池の、そうあの辺りにいま女神さまが立っていらっしゃるのではないかと、私たちは想像しました。
「活日神社」は、お酒の神さまです。
ここは外せないと、酒豪の面々は細い階段を上りました。
さっぱりとさわやかなソーダ水のような感じのさわやかな気を受けましたが、酒好きには発泡酒のようなと映ったようでした。
山の辺の小道には、秋が射していました。
この小道ぞいにある茶屋でランチ休憩。
次は「長谷寺」を目指します。
はるか先にそびえたつ長谷寺本堂を目指して階段を上りました。
花の寺として知られる奈良「長谷寺」境内では十月桜が満開でした。
参道を上がりながら、また舞台づくりの本堂舞台から、それぞれの花の季節に思いを巡らせました。
本堂には国宝十一面観世音菩薩像が祀られていました。
弘法大師御影堂を周り、長谷寺最後は、昭和の名塔として知られる五重塔。
塔の美しさにほれぼれとしました。
これで、旅は終わりました。
夕方4時半近鉄長谷寺駅から京都方面へ向かいました。
東大寺の“奈良の大仏さま”のパワー、薬師寺の「聖観音菩薩さま」と「薬師如来さま」のエネルギー、「石上神宮」奥宮さまと、三輪山のご神気をいただきました。
すべて、たくさんの人のご縁とお導きによりこの旅が叶いました。
皆さま、ありがとうございます。