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ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

うっとり眺める

2012年02月24日 | 美しいもの



上の写真は、友人に借りた「刺し子の鍋つかみ」です。
友人の友人である刺し子作家さんが作ったもので、友人へのプレゼントだそうです。

「ああ、何と美しい!!!!!」
手にとった瞬間、これは、誰にも真似のできないプロの作家さんのオリジナルだと思いました。
ただただうっとりとその美しさに見惚れつづけました。

刺し子のお話しを聞いて、私が「観たい!!」とお願いして、友人が貸してくれたものです。
用の美を備えながら、眺めるだけで美しいモノたち。
最近、ギャラリー巡りもすっかりご無沙汰で、いろいろのモノ、観る機会を自ら閉ざしていたなあと反省しました。


女神が宿る?こけし

2012年02月22日 | 美しいもの



今朝は、朝一番に水俣の緒方正実さんへお電話することから始まりました。

ブログがマンネリ化して行く中で、正実さんとの会話は、ブログを超えて私のいまの日々に活力を入れていただいた思いです。家業の合間を縫って、水俣病被害者として講演活動に東奔西走している緒方正実さんの日々の忙しさとそれに向き合う誠実さに頭が下がる思いで、またひとつ教えをいただきました。

写真は、正実さんに無理を頼んで2回目にいただいた正実さん作のこけし2体です。
高さが10センチにも満たない小さなこけしです。
数年前、「水俣病資料館」を訪ねたとき、資料館の玄関に置かれていた正実さん作のこけし群。
その中に小さな小さなこけしを見つけて、後に欲張りを承知で、「私にもいただけませんか?」とお願いしたのがきっかけです。

2009年3月にこのブログに書いた正実さんのこけしに関する記事は→★ 
そちらのこけしは、身長が21センチです。

 

都合3体のこけしは、私の宝物で、毎日このこけしを眺めながら暮らしています。
大きいこけしには、私が想うに、マントを着た魔法使いのような女神さまがついています。
拙著『私たちは いつまでも 忘れない』の文中、どこかに正実さんのことを書かせていただきたいと思い、正実さんの許可をいただいてほんの数行ながら書き記すことができたのも、ほんとにありがたいことでした。

人は誰かの影響を受けながら、また社会の出来ごとの中で何かを感じながら生きているわけですが、よい影響を与えてくれる人との出会いはほんとうにありがたくうれしいものですね。

春の気配が日毎に増してきて、そろそろ2月の冬眠から目覚めるきっかけをいただきました。
ありがとうございます。


箱の中には

2011年10月30日 | 美しいもの




箱の中には、真っ赤なリンゴと、沖縄の小さなみかんシークローサー、それに蓮の花のお守りと、ハガキの裏には友人の一筆が。
何だかとってもうれしい。秋から冬に向かう季節のいただきものに胸が躍ります。

  

お守りは、友人が仕事で関わった山梨昌福寺の、「昌福寺虫切」で、薬草が詰められているようです。
蓮の花の木綿か麻の白い袋もかわいい。
絵ハガキには山頭火の句 「水音の 千年万年 ながるる」が記されていました。

長野伊那谷に住む友人から毎年届くこの季節の贈り物です。
ありがとうございます!!!!!


蚊帳の布

2011年09月04日 | 美しいもの

  
  
  

古い蚊帳をほどいた布はうっとりするほど美しいです。

3日間神田小川町「TEORIYA」で行われた展示販売会。
午後から中野に行く予定があったので、午前中かけあしで行きました。
私が行った日は最終日だったので、かなりのモノが売れてしまったそうです。
しかし、見応え十分でした。

今の若い人は蚊帳そのものを見たことがないそうです。
それもそのはずですね。
昔の人が手紬ぎで織った苧痲やシナ布の天然の色、藍の色や織りの風合いは年月を経てほんとうに美しく育っていました。


素朴な花火

2011年08月29日 | 美しいもの

8月後半、あちこちで花火大会が行われました。

私が8月1日に石巻市湊小学校校庭から見た「石巻川開き祭り 慰霊・復興祈願花火大会」の花火はとても素朴でシンプルでいい花火でした。









偶然行き合わせて、見ることが出来た花火。
湊小学校とその先の河口がいかに近かったかを伺わせます。

見た人、ひとりひとりの胸に刻まれたそれぞれの思い。
そこに立ち会えたことは本当にありがたいことでした。



夏ミカンの実

2011年06月25日 | 美しいもの





夏ミカンの皮をむき、ひとつひとつの袋から実を取り出しました。
およそ10個の夏ミカンをむいていると、その美しさに心を奪われました。
ゴツゴツの皮、表面に見える汚れてキメの粗い夏ミカンがこんな美しい実を内包していたのかという驚きです。
あたりまえのことのなかにある感動。
ジューシーで美味しいことは語るに及ばずです。
今日はよい日です。


田んぼの中のお洒落なカフェ MaiCafe (市原市)

2011年06月13日 | 美しいもの



見渡すかぎりの低い木立と田んぼに囲まれた一軒の家、そこがカフェです。
「Mai Cafe」アクセス情報→

私のお気に入りはこのカフェ自家製の「ジンジャエール」。
ショウガのピリリとした辛さと甘さがほどよくミックスされてさわやかで滋養を感じるドリンクです。

モノの出し入れや出し方ってとても大事だと思っている私。
窓辺に設えられたL字型のカウンター席だけのこのカフェは若いご夫婦が経営しています。
窓の先には田んぼの緑が広がります。ヤギが一匹放し飼いされています。
出されたジンジャエールは、洗練と温もりの一板のコースターに載せられて。ステキでした。

こんな田舎にこんなカフェ。
都会にそのまま持って行っても通用するそぎ落とされた中に洗練と温もりを感じるインテリア。
そして若いご夫婦のカフェで働くファッションもとってもそのお店にマッチしていました。
お店スペースの後ろに、そのご夫婦の住まいがあり、薪が積まれていました。

私たちのほかに、ゴルフ帰りという二人連れが来店。
窓の先の田んぼの中に大通りから分かれた一本の農道のような細くて長い道。この道を通って車が入ってくるので、その景色もなかなか風情があります。


「工房しょうぶ」の作品展 落合『間・kosumi』で29日まで

2011年04月27日 | 美しいもの

地下鉄東西線「落合駅」から徒歩2分のところにあるギャラリー「間・kosumi
ここで29日まで開かれている「工房しょうぶ」の作品展
「工房しょうぶ」の詳しいことは→「しょうぶ学園」へ

ときどき雑誌などで紹介されている「工房しょうぶ」の品々を写真で眺めるだけでなく、どうしても作品を観てみたかったのです。
ガガガーン!!!と一撃されるような迫力ある作品の数々。
展示の様子をギャラリーの方に許可をいただき撮影をさせていただき、紹介します。









 
 
 
 
 

ひとつとして同じ作品はありません。
ただひたすらにひたすらに。
その結晶として仕上がったモノの数々とそのセンス、独創的な個性に圧倒されました。
 




木工、陶芸、縫い、彫り、紙漉きなどそこにあるあらゆるものを駆使して命を吹き込んでいます。
ギャラリーでは制作の様子をDVDで見せていただきました。
まにあってよかった!!29日まで展示販売(時間は12:00~18:00)。
売約済みのものも多かったけれど、期間中、展示されているものも多く、終盤にも関わらず、とても充実していました。
今回はシャツはありません。

それにしても「工房しょうぶ」を持つ「しょうぶ学園」は素敵なところのようですね。
通所者、入所者の方々の尊厳を守りながら、彼らの意思で出来上がる作品をサポートするスタッフの方々。制作はとても楽しそうです。誇りを持っている様子が伝わってきます。

私もほんの少しの応援も込めて、小さなものを購入させていただきました。

 

上左:木製名刺置きや小物入れに(2520円) 右:はし置きや金具をつけてブローチに(315円)

 

上左:模様が可愛いマイカップ(1365円) 右:手すき和紙の名刺台紙(630円)

 

上:陶の器(525円) 裏もしっかりと可愛い。

この力強さ、個性、そして丁寧な仕事ぶり。そして驚きの値段の安さ。
大切に使わせていただきますね。

よいものを見せていただき、買わせていただき、ありがとうございます~~☆★☆~~。


刺繍の小袋

2010年10月18日 | 美しいもの


ちりめんの裂に丁寧に刺された刺繍の小花たち。縫製はすべて手縫いでミシンが使われていません。
袋モノとして重宝しているこの小袋はだれにいただいたのかしら?と思い出せずにいます。
こんなに素敵な袋なのに、下さった人を思い出せない自分の不覚を恥じています。
いただいてすぐに使わずにしまいこんでいたせいなのかもしれません。
刺繍をしている人の楽しさが伝わって来るような、大らかでしかも繊細な花たち。
失くさないように大切に使いたいと思います。下さった方に感謝を込めて。