ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

明日から12月……

2005年11月30日 | Weblog

今年もあっという間に終わりそう……。

今朝は、我が家のベランダから富士山が見えた。
昨日の風で、マンションの中にある桜の紅葉は、ほぼ終わった。裸になった木の幹は、これから根っこに養分を蓄えて、静かな休息に入って行くことだろう……。

この数日で、落葉樹の木々の景色が一変した。一段と深い紅葉や黄葉が進み、やがてすぐにその葉も落ちて行く。

季節のめぐり来る速さに、タジタジとしてしまう。
12月号「ちあ」が届いて、今日はポスティングに追われた。
黄昏時の夕焼けの美しさを眺めながら、足取りも軽やか。これが終わると、1月号の準備にとりかかる。

12月号はテスト版で、高洲・高浜の海浜地区に10,000部を新たに配ってみることにした。
ホームページも立ち上げから1ヶ月を経て、更新作業や諸々の修正作業も落ち着いてきた。

さあ、明日から師走……。
今年残された少ない日々を有効に価値的に動きたい!!!

稲毛駅ホームで……

2005年11月29日 | Weblog

稲毛駅で、白い杖をついた女性の方がわたしと一緒に電車を降りた。
ホームを、杖を頼りに少しおぼつかない足取りで歩いていたので、思わず声をかけた。
「よかったらご案内しますよ。わたしに摑まって歩いて下さい。」と、後ろから声をかけ、横に並んだ。
すると、その女性の方が発した言葉は、「ありがとうございます!わたしの手は汗で濡れていますので摑まることができません。」と……。
「いいんですよ!摑まって下さい。」と、わたし。
しかし、その女性はわたしに摑まろうとしない……。

目の不自由な方がおぼつかない足どりで歩いているとつい声をかけてしまう。
声をかけると同時に「スミマセン」と、わたしの肩に手を添える方を何人かご案内したことがある。

今日の女性は、決して肩に手を乗せようとはしないので、「では、わたしが手を添えますね。」と、勝手にわたしは、その女性の腕に手を添えた。
その間、出会ってからほんの数秒しか経っていない。
女性は、うれしそうに「ありがとうございます!」と言って下さったので、わたしもホッとした。駅の階段を降り、改札を通るところまでご案内をした。

わたしは、この女性のそばをいっしょに歩きながら、不覚にも涙がこぼれ落ちてしまった。
目が不自由というだけでも大きなハンディキャップを背負っているのに、自身の手が汗ばんでいるからと手を添えようとしない女性。
きっとこの方の経験上の事柄が言葉になって出たのであろうと想像したら、可哀想で仕方がなかった。
目の不自由な方が、エスコートを受けて、例えその方の手が多少汗ばんでいたところで、特別衣服が汚れるわけではないのに、何と言うことだろう。
「ごめんなさいね。あなたにそんなに気をつかわせてしまって……」と、心の中で詫びながら、何だか深く考えさせられてしまった。

きょうの写真は、前に買い求めていた小さなボタンを、これも小さな四角い陶器を額に見立てて、壁面に飾った。
四角い陶の作品も、ボタンも鋲で留めているだけ。シンプルで、ちょっとお気に入りの壁面の誕生である。うれしいな。

すばらしいソプラノ……西正子さん!!

2005年11月27日 | Weblog

11月26日土曜日、午後3時より2回目の「プチグレンコンサート」が稲毛駅そばのレディースカフェ「プチグレン」で行われた。

カフェの中が、急設えの会場となる。
目と鼻の先の至近距離で、演奏者の皆さまの美声が聴けるなんて、なんともハッピー!!
ムシカデルコラソン代表の大澤さんのご尽力も大きく、素晴らしい声楽アーチストのご登場に、会場はため息まじりでうっとり。

この日の華は、ソプラノの西正子さん。(写真右端・ピンクのドレス)
西さんのお隣は西さんのお弟子さんで、お子さんが育ちあがったので20年ぶりに声楽を復活したとか。そのお隣はピアニストの方、そしていちばん左端はムシカデラコルソンマネージャーの大澤恵美さん。皆さん、本当に素敵でした。

「西さんは、心地よい高音の持ち主」と言えます。声量の豊かなこと、表現力が巧みなこと、オペラのアリアはもちろん、シャンソンや日本の歌曲等も演奏会では好評を頂いています。「癒される声の持ち主」はきっとあなたに一時の安らぎを与えてくれるのではないかと……。」(大澤さんの言葉より)

国立劇場など大きな舞台で聴くのもいいけれど、稲毛の街の中にあるカフェで、こんな上質な音楽が聴けるなんてうれしいことこの上ない。出演者の皆さま、ありがとうございました!!とてもとても感激しました!!!
わたしは、音楽のことをうまく表現できなくてもどかしいですが、西さんの心に響く美声はもちろんのこと、その性格のざっくばらんなおおらかさにも癒し効果抜群。
西さんの後援会が出来たら、わたしも入りたいな!!!。



動いている人……③「ひびき」の赤沼さん

2005年11月26日 | Weblog

稲毛区稲毛東にある「NPO法人地域生活を支援する会『ひびき』」が開設5周年を迎え、その記念パーティーが「ひびき」で行われ、わたしもお誘いをいただいて参加した。

きょうの写真は、ひびき設立時の一人でありケースワーカーでもある代表の赤沼さん。
ひびきは、心を病んだ方たちの利用を中心とした共同作業所として発足し、パン作りやパンの販売などを通して地域のかたたちと関わり、また毎日の昼食作りや陶芸や生花などのカリキュラムを通してメンバーが街の中で自立できるよう、その生活を支援してきました。

現在通所者は約20名、ボランティア5名、スタッフ3名で運営されています。

5周年を迎えた赤沼さんの言葉から……
「ひびきの活動の中身がどの程度のものか自ら評価はできませんが、その自問自答を繰り返しながら正味まる5年になりました。
この間、活動する上で一つ意識していたことは周辺環境との関わりです。周辺環境=活動の場所の重視に他なりません。この条件を欠いては、利用者が求める活動が成り立たないからです。この条件を獲得し、活動を定着させるために5年のときを要しました。
この間ひびきの活動は、連戦連敗を繰り返しながら、自らを晒し、限界も晒しながら学び育まれたものです。これらの活動を抽象的に言えば、「閉じながら開く」という矛盾をはらんだものでした。
振り返って、わたしたちの取り組んだ原点は、実に単純な思いからです。
その思いを一言で要約すれば、「自己中心的で威圧的な医療・福祉への単純な感覚的批判」からです。これからも、ひびきがこの原点を忘れず、さまざまな批判を喚起し、自らも喚起しうるならば、少しはおもしろそうな活動になるだろうと思います。(エスカルゴ通信第15号より)

ひびきにはわたしもときどき伺いますが、いつ伺っても、メンバーの明るさとボランティアスタッフの方のすばらしさに感動します。病んでいる人も健康な人も共に支えあって暮らすことの大切さを教えられる『場』です。
12月号「ちあ」は、テストとして稲毛海岸方面に10000部を新規に配布予定ですが、ひびきとひびきのメンバーの方々の協力を得られればと思っています。
赤沼さん、よろしくお願いいたします。

ソファーが甦る!

2005年11月25日 | Weblog
我が家の二人掛けソファーがだいぶくたびれてきた。
もうすでに一度革から布への張替えを済ませているので、そうそう張り替える代物でもなさそうと、夏は布厚の白いシーツでカバーリングなどをしてきたが、なんとも落ち着かなく、いつもいつも座面のしわを気にしていなければならない。
なんとかいい方法はないかしらと考えていたけれど、「そうだ、『jiro』さんに相談してみよう」と思い立ち、jiroさんのお店を訪ねたら、わたしの願いを快く引き受けて下さり、最も痛んでいる座面を隠す革のカバーを作って下さった。(写真)

寒くなるこれからの季節は室内で過ごす時間も多くなり、狭い部屋ながら、気に入った設えへと少しずつ冬支度への楽しみも増える。

「ちあ」12月号の入稿を22日に済ませ、めまぐるしかった日々からのつかの間の解放は、逆に時間が取れることがうれしくて、何をしようかと迷っているうちに結局何も手付かずのままに月末のちあ到着を迎えることも多い。

仕事を通して、否が応でもメリハリのある暮らし方を余儀なくされ、集中して深夜のパソコン作業を難なくこなしていく日々も多いけれど、一区切りつくごとにフッと大きな脱力感が襲ってくるのは齢のせいかしら……。11月に誕生日を迎えて、わたしは56歳になった。

我が家の古くなったソファーではないけれど、ここまで来ると、何だかすべてのものに愛着が湧き、新しいものへの興味が失せてくる反面、何事も慈しんで、細く長くと思ってしまうのは、どこかでわが身を重ねているからかしら……。
ちょっとの工夫で、その機能が果たされて行き、甦ってくるのは、モノも人間様も同じかも知れないな。

西千葉ピーナッツクラブ発 「花」ブランド化粧品のこと

2005年11月22日 | Weblog

地域通貨西千葉ピーナッツクラブ活動支援のために、まったく新しい化粧品ブランド「花」が誕生しました。

写真は、「花」のロゴマーク。ピーナッツクラブとアミーゴジャパンの依頼を受けて、千葉大生が制作しました。西千葉駅は千葉大学の最寄り駅としても知られています。
街づくりと、千葉大生の協働としてもいい絆が生まれています。

このロゴマークを見たとき、わたしは思わず「いい!!!」と、膝を叩きました。シンプルで清潔感があり、瑞々しく初々しい化粧品の誕生とその思いを汲み込んだ商品イメージにぴったりだと思いました。

無添加で安全なシンプル3点(洗顔クリーム・化粧水・クリーム)での新発売化粧品です。
詳しくは、「ちあ」のホームページから「お店紹介」「アミーゴジャパン」「詳細」とクリックして下さい。商品の詳しい説明文を記しています。

西千葉発全国展開の夢の持てる化粧品です。
花を愛し、慈しむように、全国の女性の皆様に愛される化粧品になるといいですね!!もちろん、女性の美肌づくりに一押し化粧品として満足していただけることでしょう。

化粧品のご注文は、アミーゴジャパン 043-253-6156へ。

ちあのホームページは http://www.cheer-news.jp/ です。

きょうもついてるMACHIKOさん!

2005年11月18日 | Weblog

あわただしい日々に変わりはないけれど、きょうは、なんだかふっと肩の力が抜けて、リラックスの穏やかな日々が戻ってきた。

16日の日、駅のホームで、出掛けに持って出たマフラーがないことに気づいた。
気づいたけれど次の予定が待っていて、引き返すことなく電車に飛び乗った。
どこで落としたのかと様々考えたけれど、これという決め手がないままに今日まできてしまった。
いつものわたしならここであきらめるのだけれど、このマフラーには、わたしの特別の思いがこもっている。
それは色。これまでのわたしは、この手の色のものを避けてきた。落ち着いた茶や黒、アースカラーのものを好んで選んで身につけてきたけれど、今は心境の変化か「自分にないもの」にチャレンジしようと身辺に取り入れるものを少しずつ増やしている。要は器を大きくして、キャパシテイを拡大したいという願いの基に動いている自分がある。人間関係も然り。
色もそう……。表情を変えるための挿し色としてこれまで受け入れなかった色に挑戦をしているが、このマフラーは、そのためのイメージを整える第一歩として買い求めたものだったので、無くしたショックは少し大きかった。

あきらめきれずに、時間の出来た今日、駅の中にあるショッピングセンターの保安室を訪ねたら、なんと拾得物の中に入っていた。届けられた日時と場所も納得が行き、わたしのものに間違いないとの確信が持てた。
けれど、決められた保管期間が過ぎたため、警察の拾得物係りにたった今届けるために持ち出したとのこと。電話で追っかけてもらい、無事わたしの手許に戻ってきた。わたしのマフラーを拾い、届けて下さった見知らぬ人の好意にも大きな感謝を捧げたい。ありがとうございます!!

こんなことってあるのだなあという感慨の中で、この水色のマフラーが戻ってきたことの喜びは大きい。大げさな言い方をすれば、「あなたの思いを遂げなさい!このまま進んで間違っていないよ!」と、まるで神様が味方をしてくれたよう。
思わず、「きょうもついてるMACHIKOさん!」と叫んでしまった。

共鳴し、理解し合える方たちと……

2005年11月15日 | Weblog

仕事を通してたくさんの方たちと出会わせていただく。
お互いに共鳴し、理解しあえる方たちと出会わせていただくことはほんとうにうれしい。
感動や勇気を分かち合いながら、それぞれに課せられた仕事をこなして行く。この繰り返しの日々はほんとうに楽しい。

さて、明日16日は「千葉市経済振興課主催 コミュニティビジネス地域勉強会」が幕張本郷駅そば打瀬公民館で開かれます。
時間は午後1時半から3時半までです。
予約は必要ありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
わたしも、会場でお待ちしています。

数日前のこと

2005年11月14日 | Weblog

銀座松坂屋で行われている「保田勝久」展に知人のご案内で行った。
保田さん(写真中央)とは初対面だったが、色々の話に花が咲き、楽しい時間を過ごした。

保田さんは、「木葉天目」という手法の第一人者として大作のお皿やお茶碗を作る陶芸作家であることを知り、個展会場で売られている作品は、どれも美術的価値のある高価な品々であった。
「目の保養」をさせていただくしかなく、申し訳ないなと思いながら、保田さんの明るく大らかなお人柄に惹きこまれてお話を伺う事が出来た。

木葉天目の名の通り、陶器表面の釉の上に「木の葉」そのものを直接焼き込んで模様とする技法で、この「木の葉」に何を使うかが最大のわたしの関心事であり、質問をさせていただいた。
イチョウ、さくら、樫、けやき、など思いつくままに訊ねたが、それぞれの葉の特質があり、たくさんの失敗を繰り返しながら、もっともふさわしい木の葉に辿り着いたことを話して下さった。
美しい葉脈を残しながら、葉っぱの形や色を再現していく……、ここにも自然から命をいただいて作品に写し込んで行く人がいたとの思いがよぎった。葉っぱまかせの気の遠くなるような手仕事である。

保田さんのこれぞと思う葉っぱを持つ木の名前を伺ったが、なぜか思い出せないけれど、その葉っぱが住まいの近くには無くて、市川の住宅地を歩いているときに見つかり、何度かその家を訪ねたがあいにくの留守。保田さんは我慢が出来なくて、塀に張り出した葉っぱをチョキチョキといただき、用が足りなくなって、何かを近所のお店に買いに行って、その道具を使ってまたチョキチョキ。この何かが枝切りはさみだったのか脚立だったのか、ここの部分も声が遠くて上手く訊き出せなかったのが残念だけれど、夢中になって、結果その木を丸裸にしてしまい、家の人が帰ってきて大目玉を食らい、後日談として、奥様が天目茶碗を持って伺い、「主人は怪しい人間ではありません」と、平身低頭謝り、事なきを得たとか。

何とも楽しそうにご夫妻で話され、天真爛漫な陶芸家と内助の功の奥様との話題に花が咲いた。
保田さんの経歴も面白く、経営コンサルタントから45歳で陶芸家に転進されたとか。極めた人からの作陶風景の一端を伺う事が出来て、いい時間を過ごさせていただいた。


晩秋の光を浴びて……

2005年11月12日 | Weblog

晩秋の光を浴びて、住まいのマンション駐車場に植えられた桜の紅葉が見頃を迎えた。美しい秋の景色が広がって、穏やかな日々を楽しむ。

ここ数日都内に出向くことが多く、時間も非常に不規則な過ごし方を余儀なくされることが続いた。
家事がおろそかになってくると、なぜかストレスが溜まる。
ゆっくりと部屋の掃除をし、ベランダに咲いた一枝の小菊を小さな花瓶に生けて飾った。
すると、新たな命を吹き込まれたように部屋の空気に清浄感が増して来るから不思議。疲れた体を労わりながら、休まずに動き続けよう。