ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

カレンダーを開く

2012年02月29日 | 生活・暮らし・家事など

 

友人にもらった“蛇腹式カレンダー”は、めくるというより、開くといった感じです。
「こんにちは!絵手紙カレンダー」の制作者は萩原卓・久子ご夫妻。
何とも元気をいただくカレンダーです。

一月・二月のページを繰って、三月・四月を開くと、満開の桜と新緑の山々。
ふるさとを感じさせる「春の小川」も流れています。
添えられた言葉の最後には“原発反対!”。
その前には“心ゆたかな 手間ひまかける 暮らしを 楽しむべきです。”とあります。

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「もしも、太平洋側に吹いていた季節風がずっと陸側に吹いていたら……。福島第一原発から飛び出した大量の放射線物質は、列島のかなりの部分を汚染し、首都圏は相当なダメージを受けていただろう」(東京新聞・筆洗より)

いかなるときも、人生にはもしもが存在しないことは十分承知していながら、ついついもしもを想定してしまいます。福島周辺、一部のホットスポットとなった地域の方々の犠牲の上に成り立っている今日の安穏な暮らしです。
心ゆたかに手間ひまかける暮らしを楽しんで行くことが、自然環境の破壊をこれ以上増幅させないことを信じています。


2月も終わり

2012年02月29日 | 自然 花や風景など



今年は閏年。2月も今日で終わりです。
今朝はみぞれの朝です。(写真は昨日のメタセコイア)。
都内では雪が降っているようですが、私のところは雪に近いみぞれです。
この湿度で、木々はさらに芽吹きの準備にいそしむことでしょう。

メタセコイアの木も枝先はしなやかさを増し、毛細血管のように隅々を張り巡っています。
雨や雪をいただきながら、春が近づいてきます。


棘のないバラ

2012年02月28日 | 自然 花や風景など



マンションの集会所で毎日曜日に開かれる「タウンマルシェ」。
そこで売られるバラの花は、一束300円です。
私はこのバラを毎週買います。淡い黄色やピンク、オフホワイトのバラの花には棘がありません。
柔らかい花色と葉っぱの緑が気に入っています。

花を飾るだけで部屋の空気が一変します。
大袈裟な花ではなく、さりげない生花。この手のバラはぴったりです。いい匂いがします。

それぞれの人が暮らすその人の部屋はその人らしくていいですね。
1昨日のNHKは作家の石牟礼道子さんの書斎が映し出されていました。
おそらく、ダイニングテーブルや応接テーブルを兼ねていると思われるその先に、かすかに映った観葉植物の緑の揺らぎ。

部屋はその人を表し、その人が良しとしてそこに住んでいるという事実があるのに、友人の中には、「ダメダメダメ!!私の家は散らかっているから、人を呼べないの!」という人がいます。
そういう人に限って、我が家に来た時、小さな一束のバラの花を見て、「へぇ~!バラなんて、飾っているの!うちには犬がいるし、そんな余裕がないわ」といいます。

啄木ではないけれど、余裕がないから、花を飾るということだってあるのにね。


「カーネーション」の北村さん

2012年02月27日 | 社会

むかし、こんな顔の人、たくさんいたなぁ……と思いながら眺める朝ドラ・「カーネーション」の北村さんの顔。
性格は、大ぼら吹きで、人情味が厚く、大袈裟でお人好しで涙もろい役柄。
北村さんのような顔の人を「しょうゆ顔」と呼ぶのかしら? ほかにも「ソース顔」というのがあるらしくて。
芸名は「ほっしゃん」だそうで。
「カーネーション」の中の北村さん、なかなかオシャレでもあるようです。

小原3姉妹の名前と役者さんの名前がいまだに一致しない中で、このほっしゃんの北村さんとお母さんの麻生祐未さんがいい味出しているなあと思います。

朝ドラを見るのはほんと久しぶり。8時からになったのもちょうどいい。
朝ドラが終わると、南側の窓を全開して、CDをかけてそれが終わるまでが「家事タイム」。拭き掃除などをします。
この時間配分はおおよそのベースで、もちろん狂うことも多いけれど。

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話しは変わるけれど、先日の新聞に、『素人酒場繁盛記』で自分史文学大賞を受賞した阿部敏弘さんが載っていました。
「不況で30年間勤めていた寝具メーカーをリストラされたのが57歳。その後スーパー店内の焼き鳥店で1カ月修行して焼き鳥屋を開業。62歳。焼き鳥屋をこじんまりとやりながら、創作活動をし、今も月に30~40冊の読書量が、書くことを支える」とありました。
鉄人のような信念の人は、まさに哲人でもあるのですね。
同世代の人、がんばっているなぁ!!!!!


ジャンクな布で手遊び

2012年02月26日 | 私の手仕事

 

捨てようか、とっておこうかと迷うモノたち。
その一つにジャンクな布などがありますが、ふと思いついて針を持つと、しばらくは止まらなくなります。
「下手でいい、下手がいい」は絵手紙の小池邦夫さんの言葉ですが、昔の女性の手仕事や繕い物は、上手下手にかかわりなく、必要に応じての手働き仕事でした。

何かに刺激されて、おもむろに始める私の手仕事。
それは心落ち着く瞑想タイムともなり、至福の時間にもなります。
材料は我が家の押入れのほんの片隅に眠るデッドストック品の布や糸や毛糸etc.
意図を持たず、ただただ無心に手を動かすだけです。

暮らしはシンプルがいちばん。いろいろのデコレーションは要らないなと思いつつ、用途のないものを作る手遊びしています。
まあ、精神衛生のために……ですか、ね。


東日本大震災「災害義援金」を受けることに

2012年02月26日 | 社会

 

マンション管理組合から書類が回って来て、それには「東日本大震災により、マンション外壁にクラックが生じる被害があり、区役所からり災認定があった」と記されていました。
り災認定されたことにより、千葉県災害義援金が各戸に15,000円支給されることになったと通知され、それぞれが手続きの書類を提出するようにとのことでした。

こういう書類が来ると、心理としてはちょっと複雑です。
被災の度合いは違うけれど、「えっ、私たちも被災者だったの??」という認識に始まり、「マンションのひび割れってどこにできたの?」「マンションの資産価値がこれで下がってしまうのかしら?」「カンパしたお金がこんなかたちで巡って来るなんて!」などなどです。

2月もそろそろ終わります。
そして、3月11日が再び巡ってきます。


何かが違うけれど。

2012年02月25日 | 私の手仕事

 
 

いま預かっている射し子の鍋つかみを模して、私も鍋つかみを作ってみたけれど……。
何かが違う、どこかが違うのです、残念ながら。
技術やセンスは言うに及ばずながら、材料も違うのです。

たとえば糸。太い太い刺し子用の糸はどこで入手できるかしら?もしかしたらその方のオリジナルかもしれませんね。私は一部毛糸を使ってみたけれど、あまりしっくりきません。
ミシンもないので、がっちりポイントを機械的に押さえることもできません。

今日は土曜日の雨。
シロウトを甘んじて、それでも制作して行くワクワクとした楽しさ。
ラジオを聞きながらの久しぶりの手仕事は、上手下手を超えて、ほんとに楽しかったです。
友人が送ってくれた着古した野良着ともいえるパンツ。年季が入っています。
断捨離の対象に出来ず、ゴミ袋に入れて押入れの中で眠っていました。
友人の汗の跡とも言えるこのパンツを材料にして、手持ちの糸や針を使って刺し子で仕上げて行く楽しさは、やはり至福の時間。

針を持つと、たくさんの人の顔が浮かび、感謝の思いが沸き上がってきました。



ガス代が40%減に

2012年02月25日 | 社会




東京電力の値上げに関するニュースが話題になっています。
東京都では再考を促すために、東京都庁舎(新宿)の電力を中部電力に供給するよう要請していることがあきらかにされました。
「東京電力さん、値上げの前にもっとすることがあるでしょう!」と考えるのはみな同じだとおもうんですけどねぇ。

私が日々の暮らしの中でケチケチと節電や節水に務め、ゴミを出さないよう努力しているのに、そんな私たちの家庭での消費電力や水、ガスの消費、さらに出すゴミの量などは、日本全体に比べれば、ほんとにほんとにわずか、浜辺で拾う1個の小石にも満たないものなのだということは知っています。
「そんなことしたってね、あんたの努力は水の泡だよ」と識者を名乗る知人男性たちは嘲笑います。
しかしですねぇ……、生活実感の中からしかわからない視点というのがあり、そこを通ってこそ、切り込めるものというのがあるとおもうんですけれど。
私には、まあ、大局を観る力も知識もないので、嘲笑う人たちを前に、「そうですか、そうですか」と頷き返すしかないのですが。
我が家のガス料金は、風呂がまを換えたせいか、前月比40%減、もう少し様子を見ようと思います。

それにしても、若い時からもっともっとこういうことに関心を持ち続け、社会に目を向けていたらちょっとはカシコクなっていたのになあ……と思うこのごろ。

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今朝の新聞には、安富歩氏が「東大話法」について大きく語っていました。
原子力ムラで蔓延しているのが東大話法だということです。
自分の言った言葉に責任を持たない「高慢で無責任な傍観者話法」ということなんですね、これが。

「自らの内にある東大話法に向き合い、考えることから逃げ出さない姿勢が大切」と安富教授。
そう、自分の中にも、そんな話法を組み立てることってありますね。ブログを書くときも、記事を書くときも然りで、上手に切り抜けられる術とでもいえばいいのかしら。
「見つけたら笑ってやって」と見出しが付いているところをみると、こちらこそ、嘲笑に値するものなのでしょう。

考えることから逃げ出さないって、シンドイけれど、ね。


梅の香りに

2012年02月24日 | 道・あるく など

 

香りが猛烈にその在り処を教えてくれるときがあります。
今日の梅との出会いはそんな感じでした。

匂いのする方へと歩いてみると、梅が咲き始めていました。
ゆっくり*ゆっくり*春が来ています。


うっとり眺める

2012年02月24日 | 美しいもの



上の写真は、友人に借りた「刺し子の鍋つかみ」です。
友人の友人である刺し子作家さんが作ったもので、友人へのプレゼントだそうです。

「ああ、何と美しい!!!!!」
手にとった瞬間、これは、誰にも真似のできないプロの作家さんのオリジナルだと思いました。
ただただうっとりとその美しさに見惚れつづけました。

刺し子のお話しを聞いて、私が「観たい!!」とお願いして、友人が貸してくれたものです。
用の美を備えながら、眺めるだけで美しいモノたち。
最近、ギャラリー巡りもすっかりご無沙汰で、いろいろのモノ、観る機会を自ら閉ざしていたなあと反省しました。