ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

映画「マザーウォーター」

2010年11月03日 | 映画・芝居・芸術など
30日から公開された映画「マザーウオーター」(松本佳奈監督)を観ました。
私の中では「めがね」を超えるか……との思いもありましたが、う~ん、どうでしょう……。
しかし、いい映画で好きな映画であることには違いがありません。

「めがね」のときもそうでしたが、映画の中のもたいまさこは、もしかしたらシャーマンなのではと思わせるものがあります。
最後のシーンが思いがけず、ドキリとしてエンディング。そして大貫妙子が歌う「マザーウォーター」の歌が流れます。その曲と歌詞がたまらなく素敵でした。

私も、「頑張らなくてもいい ひたむきであれば 探していたものにきづくだろう」(歌詞より)に共感しました。ゆっくりそれぞれの画面を思い出しながら噛みしめています。

家に帰ると、夜NHKテレビで「金子兜汰91歳の人生訓」をやっていました。
何千枚(確か6~7000句)という投稿句を前にして、取材者が「先生、これ、全部に目を通されるんですか!」と問いかけると、金子師は「当たり前でしょ!全部見ます。それが誠実というもの」ときっぱりと答えた姿が印象に残りました。

頑張らないことと手抜きをすることとは違います。
ひたむきに誠実に自分の周辺を見つめて行きたいなと、そんな一日が終わりました。