ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

「1人1日1㎏C02削減」をめざそう (記事より)

2008年03月31日 | 生活・暮らし・家事など
31日付毎日新聞の全面広告ページに載っていたことから。

「1人1日1㎏C02削減」をめざそうというものでした。
そのために出来ることを具体例を挙げて解説していました。

①炊飯ジャーの保温をやめる(実行・残ったご飯は冷凍してレンジで温める)
②白熱電球を電球型蛍光ランプに取り換える(かなり実行)
③冷暖房の設定温度を2度上げ下げする(かなり実行)
④温水洗浄トイレ便座のフタを閉める(パーフェクトに実行)
⑤お風呂のお湯を利用してシャワーを使わない(沸かさないでほとんどシャワーの ため対象外)
⑥ガスコンロの炎をなべ底からはみ出さないよう調節(実行)
⑦冷蔵庫にものを詰め込み過ぎない(パーフェクトに実行)
⑧買い物はマイバック持参でゴミを出さない(かなり実行・ゴミが激減)
⑨車の発進時は「eスタート」(マイカーがないので対象外・ない分優良ということにも)

文のあとの括弧内は私の実行度。私の日常は大いに“優秀”ということになるのでしょうか?
家事をゆっくりする時間に恵まれた今、自慢できることは台所からのゴミの量が激減したことです。忙しい時にはずいぶん無駄な事が多かったと今でも心が痛むほどです。掃除も掃除機は週に2~3回で、あとは拭き掃除が中心です。

今日はいちごのジャムを外出から帰って大急ぎで作りました。食べ切れないなあと思う量も保存食にして調整するのはほんとに楽しいですね!!!

好奇心だけが頼り?

2008年03月30日 | 生活・暮らし・家事など


今日は寒い一日で、数日前から久しぶりの風邪気味です。
でも、何としても明日までにはこの風邪も治さなければなりません。
残りの灯油を焚き切るために石油ストーブを焚き、あり合わせの食材でポトフもどきを作りました。フーフーと言っていただくスープものはこんな日にぴったりです。

先日知人と話していて、私たちくらいの年齢になると好奇心をどこまで維持できるかが肝心ねということになりました。
何をやるにも「ちょっと面倒くさいなあ」というこのメンドクサイビョウが立ち現われて来ると瞬く間に何もかもが萎んでしまいます。
私の場合も辛うじて好奇心はキープ出来ていますが、その裏ではメンドクサイビョウといつも闘っています。

4月にも行事が目白押しで、趣味なのか仕事なのか相変わらず境界線の引きづらいものもありますが、いずれにしてもこの延長線上に仕事が位置することはだんだん明確になってきています。乞われていることをそろそろ本気で取り組まなければと思いながらせめてまずは自分の中の好奇心に発奮したいと思います。


近所のサクラ

2008年03月29日 | 自然 花や風景など
今日は、近所のサクラが満開を迎えました。
遠くの花もいいけれど、近くの花もいいですね。







花曇りの肌寒い一日でしたが、桜は可憐に妖艶に余すところなく花びらを開かせていました。
きれいですねぇ!!!!!

西荻窪の「無相創」

2008年03月28日 | お店情報

総武線の黄色い電車に乗って、お茶の水駅で一旦降り、降りたホームで待っていると中央快速が瞬く間に来て止まります。
この中央快速に乗ると高尾などにも行けますが、最近はちょっと時間があると荻窪や西荻窪で降りる回数が増えてきました。

西荻窪の駅周辺には骨董屋さんや古本屋さん、そして若い人が経営する古道具屋さんなどもあり、面白い街で、昔ながらの古さを持っているお店と新しくてメッセージ性のあるお店が混然と調和しているようなそんな魅力的な西荻界隈を散歩するのは楽しみのひとつです。

 

路地を歩いていると何かしらそこに置かれているものが人目を引いて、いつも立ち止まります。モダンな玄関のその先には……。







今日の写真は、そんな西荻にあるお店の中でも私の大好きな「無相創」の店内の写真です。中を物色し、何か心ときめくものはないかしら?と、展示されているものをゆっくり眺める楽しさは格別です。
ちょっとレトロっぽくて、味わいのあるランプの笠などはいつも憧れの面持ちで眺めています。
骨董の世界とはまた少し違う庶民の実用の中から生まれた軽やかなチープさ加減もいいですね!!

 

私が買い求めたのは「箱」(上の写真)です。
何だか古びている軽い木の箱で、塗った漆が退化し黒ずんでいるようなそんな感じのシロモノですが、遊び心がいっぱいあって、壁に掛けてもいいし、裁縫箱や道具箱にしてもいいなあと思いました。中はオーナーの方の手が入り、薄くて種類の違う古びたようにも見える紙がコラージュのように貼られています。外側の古さと違和感なく寄り添っています。

初めて「無相創」に行ったとき、オーナーの男性に訊きました。

私: ここって、やはり若いお客様が多いんですか?
オーナー: そうですねぇ、どちらかというと若い方が多いかなぁ。
私: では、私のような年配者は少ないのですね!
オーナー: そうですねぇ、年配の方は、新しいものが好きなのではないですか?うちのものは、古びていて自分を見ているような気分になるのではないですかねぇ。

と、こんな会話が。きっとお店の方は忘れているでしょうけれど、ね。
いつまでもお店の中のものを眺め続けていたいようなそんな大好きなお店です。

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 お店情報:無相創(ぶあいそう) 杉並区西荻北3ー42-5
        http://www.buaisou.com/


あるお話

2008年03月26日 | 社会

夜遅く、思いつめたように一本の電話がありました。
今もって、いったい彼女は私に何を聞いてほしかったのかしら?と、思っています。
それは次のような話でした。

「私の実家のある神奈川県の町で、そこからは、海が三方見えて、朝は富士山が真正面に見えるんですけどね、そこは駅からも4つ目のバス停でとても便利もよくて。そこに住んでいるある71歳の男性がですね、かなり凝ったお家に住んでいて、お庭が300坪もあるんですね。サンルームだけでも4つもあってね。……」

まるで、もしかしてあなた詐欺にでも引っ掛かっているのでは?と訊いてみたくなるようなお話。人様の話なのであまり込み入ったことは書けないけれど、まさに“事実は小説より奇なり”を証明するようなストーリーが続きます。

要は、その男性と趣味のような仕事絡みで出会った友人は、あまり体調がよくないその男性からその身寄りのない男性が死んだあとの家のことの相談を受けていると言うのです。男性の願いは、その凝りに凝って造った瀟洒な家を自分が死んだあとも自分の遺志を受け継いで守るにはどうしたらいいか?と。
何と友人は、その家を何度も訪ねているらしく、そのこと自体は作り話でも詐欺がらみの怪しげな話でもなさそうですが、私はその話を聞きながら答えはひとつなのになあとだんだん聞くのがめんどうくさくなりました。

死んだあとのこと?死んだあとはもうこの世のことを自分ではどうする事も出来ないという真実のみが答えだと私は思うのです。あの世から指図をすることも、金品を遣わして自分の思うように舞い戻ることもできないのは人であるなら皆さん知っているはずなのにですね。
この世に思いを残す、そういうことを、執着と呼ぶのだとしたら、さっさと今のうちから執着をお捨てなさいというのがただひとつの答えのはずなのに。
友人も数年前に病気をし、その病気が再発したばかりなのに、こんなことで何を迷っているのでしょうか?まるで二人ともこの世の執着に引きずられ、迷走しているようなそんなありさまが延々と話の中に続きます。
皆さん、それにしても欲張りなのですね!!そして心配症なのですね!!死んだあとはあとは野となれ山となれ……。
ましてそんな立派なお家なら、さっさと寄付の手続きでもして、後世の人に心地よく引き継いで、はい、さようならとはいかないものなのですかね。
友人も資産家のお嬢さんで、有る人たち、持てる人たちの悩みは深淵なのですね。

何だか世の中には色々のことが起きているのですね!!!

それにしても、何を話したかったのかしら?
色恋の話でもなさそうだったし、まあ、話すだけ話したらすっきりしたのか、話題を変えて久しぶりの世間話が続きましたが。


散歩の効用

2008年03月25日 | モノ・雑貨・道具
暖かい陽射しに誘われて、町に出ました。
散歩の効用というか、収穫というか……。大好きなものを“拾い”ました。
知り合いの不動産やさんの前の歩道に置いてあった一脚の木の椅子に私の目は思わず「ビビビビビ!!!!!」と釘付けに。

お店の中に駆け込み、「外にある椅子って捨ててあるんですか?」と訊きました。
「はい、そうです」という答えが返ってきたので、即座に「私がいただきます!」と答えました。

 

かくして私のものとなり、とりあえずスペースがたっぷりある近場の知り合いのお店に行き、偉そうに「貸出・貸与します」と言って預かってもらいました。何だかこのお店の場の雰囲気にぴったりで、果たして我が家まで持ち帰ることができるかどうか少し不安です。
それにしても何とも素敵な使い込まれ方ですね。小さな椅子で、まるで学校の教室にあったような佇まいも気に入っています。
興奮冷めやらぬルンルン気分で近くの図書館まで本の返却のため歩きました。

桜も咲き始めましたが、“あわてる乞食は貰いが少ない”と言い聞かせ、桜は満開になるまで待ってカメラに収めようと決意。
今日は大収穫の散歩の一日でした。


今日のティタイム

2008年03月24日 | おいしいもの
今日は午後から我が家に友人が訪ねてくれて、しばしティタイムを楽しみました。
家で過ごすには最適なお天気で、春雨が静かに降り注ぐ一日でした。
戸外では桜の開花も見られたようで、春本番の季節到来ですね。

 

友人が持って来てくれた花をリビングのテーブルに飾りました。ボケと椿と雪柳です。雪柳の黄緑の葉っぱは初々しく目にまぶしいほどです。
そしてあとはあり合わせのものでお茶の用意。

 

お菓子のメインは「カフェラターサ」のオオガキさんお手製のアンパンです。これがとびきり美味しい手作りパンで、一度食べたらやみつきに。しっかりと練りこまれたフランスパン風パン生地の香ばしさと、アズキアンの絶妙なマッチングにただうなるばかり。冷凍保存をしていたものをほんの数分オーブンでこんがりするまで焼きました。
他にはいただきものの羊羹の切れ端と私の作ったオレンジピールで体裁を整えました。



お茶請けにはぴったりの友人お手製のハリハリ漬けも食卓を飾る美味しい一品に。
「ああ、なんていい時間!!」と限りないおしゃべりに花が咲きました。



満月の夜の小さなイベント

2008年03月22日 | Weblog

3月22日は満月でした。晴れ渡った空に澄んだ満月が浮かんでいました。

西千葉の「moon light bookstore」で夕方から観月を兼ねて行われた“満月イベント”に路上パフォーマーとして世界20カ国以上に招かれて旅をし、なお100歳まで踊り続けたいという黒田オサム氏を迎えて小さな会が催されました。
黒田氏は今年喜寿を迎えました。

「moon light bookstore」の店主であり「月光堂書店」のオーナーでもある村井さんのご厚情でこのイベントが実現したことを心より感謝しています。
村井さんのご配慮により、「ホイト芸」の第一人者である黒田さんとの対談を通してお客様に黒田さんを知っていただくという企画が第一部にあり、そのインタビュアーとして私が黒田さんを参加者にご紹介する時間がおよそ1時間。
この様子はいずれ紙媒体に発表させていただくことが決まっています。

静かでありながら内に鋼のような強靭な意志を秘めている黒田さんはやさしくて深い人です。
たくさんの資料を黒田さんから提供していただいた中で、私自身の中にこの一点をどうしても直接黒田さんに確認し、黒田さんの言葉を通してその生きざまを知り、私自身の黒田さんへの思いと重ね合わせてみたいという部分があり、限られた1時間の中にその問いかけを織り込みましたが、真に清やかで明快な答えをいただいくことができ、それは聞き手としての至上の喜びともなりました。

私自身が無知無学により訊くことのできない黒田さんにまつわる黒田さん自身が関心を持っている深い学識の裏付けを、参加者が黒田さんの描く絵についてや黒田さんの生き方や思想に関して諸々の質問で補ってくれ、それに明快に答えて行く黒田さんを拝見していて、それは畏敬への思いへと深まり、また新たな黒田ワールドがそれにより展開したことも大きな喜びのひとつでした。



パーティを挟んで夜もふける頃、プログラムは成り行きでと最初は予定になかった黒田さんの「ホイト芸」を見せていただくことになり、これがまた凄かった!!!
軽くしなやかな身のこなしはとても喜寿を迎えた人とは思えず、瑞々しさにあふれていました。
肝心の部分は驚嘆の思いで見惚れてしまい、私は自分のカメラをそばに置いてしまったほどです。

  
 

今日初めて「moon light bookstore」に本を持ち込みにきたという若者も飛び入りの観客となり、何と彼は「添田唖蝉坊」に関心があるといい、「moon light bookstore」でアゼンボウの古本を買い求めただけではなく、ずっと黒田さんとアゼンボウ談義をしていたのも印象に残った出来事のひとつで、老と若の世代の中でお互いに知りうることの引き継ぎが行われたのではないかとそんなほほえましい光景にも胸を打たれました。

 

参加した若者の一人は黒田さんの踊りが終わると黒田さんに駈け寄り、「顔つきが凄いですねぇ!!」と感嘆して語り、また友人の一人は「黒田さんの手をみていると、まるで箸より重いものをもったことがないような美しい手をしているわね」とそのしぐさの隅々まで魅入ってくれて、うれしい夜が更けて行きました。
満月の日の夜のひととき、お酒と本の好きな人たちが集まって行われる“満月イベント”は盛会のうちに終わり、私が帰る時もまだまだ若者たちは熱い議論を交わしているようでした。



吹きだまりの中のこぶし

2008年03月22日 | 自然 花や風景など


いつもは通らない道を一本中に入ってみるとそこは畑の吹き溜まりのようなところ。
こぶしの花が満開でした。



早咲きの彼岸桜が背景で柔らかいさくら色を添えて、まっ白いこぶしの花はますます白く咲き誇っていました。

 

広がる青空と競うように、シルクサテンの布地のような白い花びらを持ったこぶしは輝いていました。
咲いている場所が吹き溜まりのような畑の一隅なんてそんなことはこぶしにはまるでどうでもいいように時が来てただ咲いているだけとそんな風情。
潔いですね。