ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

海までの道

2010年11月19日 | 

自宅からまっすぐ、道なりに平行に角を曲がることなく歩いて行くと海に着きます。
駅へは自宅を背に垂直に歩く格好になるので、道は異なり、海へ行くことはめったにありません。

海までの距離はおよそ5キロ、私の歩幅で片道約7000歩前後。
駅へは2キロ、2600歩くらいです。

今日は、久しぶりに海への道を歩きました。

 

「幕張メッセ」への案内があるこの辺りから、埋め立て地へと入って行きます。
少し前まで海だったところに、今はビルが並び、人が暮らしている不思議。

      

マンションや団地群が立ち並ぶ海浜地区です。
住所表示がいずれも海にちなんだ名前、「真砂」→「磯辺」と変わって行くと海が近くなります。

 
 

交通機関を使うことなく、近くを歩いても、久しぶりの道はワクワクとした旅気分です。

      

団地の壁に張り付くように育っている私の背丈よりはるかに大きいジャンボサボテン。
近づいてみると、たくさんの蕾があり、今にも花が咲き出しそう。開花に立ち会いたいものです。



 

ダリアのように大輪の菊の花が咲く団地の庭に目をやりながら、ひたすら歩きます。
歩いていると、いつのまにか雑念が消え、頭が空っぽになって無の境地の門口に立っている自分を発見します。

 

「ヨットハーバー」の案内が出て来ると、道を超えた向こうは海。この交差点を右に曲がると「ちばロッテマリンスタジアム」への道。
写真右側はヨットハーバーの建物です。





ヨットがたくさん停泊しています。
以前、ここから知人のヨットで横浜へ~……、準備は整い、私は一足先にヨットに乗り込み、キャビン内を見学。ところが、泊まっているヨットの中ですでに船酔いを起こしてしまい下船、ヨットで海原へという夢は叶いませんでした。海オンナにはなれないようです。



ヨットハーバーを越えて、突堤まで歩きました。
右手に見える建物は「幕張新都心」です。マリンスタジアムもあります。



「東京スカイツリー」も遠くに見えます。



 

突堤から眺める景色は、まるで客船の中にでもいるような海への迫力があり、ここでしばし瞑想。さらに旅気分が高まります。



突堤には、釣り人が多く、サヨリが釣れていました。



釣りをしている人の話しでは、朝は海の先に富士山が見えたそうです。
どんよりと厚い雲に覆われた午後の空……。雲の隙間からときおり光が降り注ぎました。
ここは夕日が沈む海です。

凪いで静かな海。
今日はずいぶんと長い時間海を見続けました。
小さな歩く旅は、海のおかげで、花のおかげで、空のおかげで、出逢った方々のおかげでとってもステキで楽しいものでした。うれしい一日、かみさま、みなさま、ありがとう!!