今日は、昨日とは打って変わって冷たい雨が降っています。
今朝の新聞・川柳には、
~たけのこやフキノトウさえ目に涙 (町田市 榎本てるお)~ と、あります。
何だか少し淋しい春ですね。
昨日の小湊鉄道沿線の旅では、プロ・アマ混在、多くのカメラマンに出逢いました。
平日の電車も花の季節は混み合い、団体客やグループ客が多くを占めていました。
みなさん、胸から立派な一眼レフカメラを下げているところをみると、撮影旅行なのでしょう。
年齢は団塊世代かその上の人たちが多く、男女混成グループ、電車内はうるさくかしましくといった感じでした。
NHK・Eテレには「団塊スタイル」という番組が登場し、今朝の新聞には、「スーパー各社 シニア対策を加速」と見出しが躍り、シニア層の顧客取り込みに売り場の改装や商品の再検討がされていることを報じていました。
シニア世代の団体客をしり目に、一人旅をしている人もちらほら。
飯給駅で撮影旅行に来ているという女性と話しました。その女性も一人旅の方で、いすみ鉄道を乗り継ぎ、佐原からJRに乗り換え、御宿に泊まると話していました。
「カメラ、重いでしょう?」と、私。
「そうね。いま、『ミラーレス』が出ているのですよ。キャノンがミラーレスを出したら、買おうかなと思っています」と、その女性。
機器にまったく疎い私。いいお話しを聞けました。
私は、いま使っているバカチョンカメラに限界を感じています。
もう、元をとったかなと思えるほど、いつも持ち歩いている私のコンパクトカメラは、「LUMIX DMC-LX3」。
とてもよいカメラですが、望遠が効かず、困ることもあります。
『ミラーレス』カメラ、検討してみようかしら……。
旅は、いろいろの情報がさりげなく入ってきます。
一人旅をしている同世代の女性は、皆さん、魅力的です。
反対に、おしゃべりに夢中になっている人は、旅の中にあっても五感が開かず、もったいないなあと思います。
電車の窓を開けると、菜の花の匂いが聞けます。
瞬間、魂が揺さぶられ、ふいに涙がこぼれました。
今日は春一番のような強風が吹き、雨も降った大荒れの日でした。
咲いたばかりの真っ白なコブシの花びらがこの風で痛み傷つくのではないかとちょっと心配。
風雨の強い日は外出はなし。
家の中で朝から晩まで、友人が送ってくれた斉藤一人さんのCDを聴いています。
“劣等感”についての話です。
何回聞いても飽きることなく、本当にすごい話しが続きます。
このCDを私のところに届けてくれた友人に心から感謝!!ありがとうございます!!
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写真のペン立ては鋳物で、本来はペーパーウエイトとして作られた作家さんの作品です。
ハガキやメモを挟み、ペンも立てられるようにデザインされています。
数年前、ペーパーウエイトとしては大枚をハタイテ買ったものの、窓辺に置いて小さなオブジェとして使っていました。
先日ネットで見つけた「キャンドルウオーマー」が欠品中という連絡があり、がっかりしたけれど、それでは家の中のもので代わりになるようなものはないかしら?と見回し、思いついたのが上記の写真です。
なかなか具合がよいようです。
ああ、これでひとつ今在るモノの使い道が明確になり、さらに余分なものを家の中に持ち込まないで済みました。バンザイ!!!
古い雑誌が捨てられなくて、ときどき引っ張り出して眺めます。
前に見ていた(読んでいたというより、眺めていたという感じ)記事のことをすっかり忘れて、なんだか新鮮。
その中に、探していたWMFキャンドルウオーマーをみつけました。
ネットで調べてみると、それはポットとセットでしか売られていなくて価格も2万円をゆうに越えます。
ポットは要らないのでパス!!
ほかを探してみると、ひとつだけいいなと思うものがありました。
「増田尚紀 ティーウォーマー」(写真)。
鋳物で出来たシンプルなカタチ、洗練されたモダンなデザイン。価格も2500円なので10年使うとすると年に250円。
最近、コーヒーはあまり飲まなくなったけれど、紅茶は切らせません。
キャンドルウオーマーがあったらいいなと思っていたので、お気に入りが見つかってうれしい。
我が家にいまあるポットが割れて壊れたときには、あらためてWMFをポットと共に買うことにしましょう!!
月に一度行く神楽坂。
少し早く着いたので、住宅地の中にあるギャラリーへ。
そこで目にした「てしょ皿」。
直径12㎝はてしょとは呼ばないかもしれないけれど、わたしにとってはおてしょです。
もともと小さなお皿に塩を盛ったことからついた手塩皿がおてしょと呼ばれたのです。
祖母たちが呼んでいたおてしょという懐かしい音の響き。
昨年の大地震で器やグラスが少し壊れて割れたけれど、残ったもので十分暮らせるので、何も買い足して来なかったけれど、たった一枚このお皿を昨日買いました。
これも、春、花だよりが遠くから聞こえてくるようになったことへの衝動なのかしら……。
何かが動き出す予感の春です。
ショウガの砂糖漬けと、小さな金平糖、花びらの砂糖菓子などを盛ってみました。
刺繍入りナプキンは、どなたかの作。
もう10年位前のことです。知り合いの知り合いが作ったというものをいただきました。
その当時は忙しかった私。刺繍をしている方くらいの齢になったら、私も少し落ち着いた暮らしができるといいなと憧れたものです。そのときの気持ちが甦り、私もその年齢に達し、きっとその願いがかなっていると思われるいま。
バックヤードとして、もう一つの裁縫箱があるけれど、このごろ出しっ放しにしているのはこちら。
何かが入っていたただの箱です。
箱の外側に、雑誌の中のページを切って糊ではりました。
いつも何やら縫っている私。
カタチがあってないような、あってもなくてもいいような、いうならば雑巾のようなものを、時間があればちくちくぐしぐしと縫っています。
最新号の「天然生活」で裁縫箱特集があったけれど、なぜか本は買わずじまい。
その中には、みごとに美しい針箱がありましたが……、真似ができるシロモノでもなく。
私のバックヤード裁縫箱は、収納庫の中、掃除機の隣りの棚に3段に収まっています。
木箱とかごのほか、3段目の段ボール箱には、使うか使わないかわからない小布や毛糸が入っています。
2段目のかごの上に出しっ放しの箱を乗せるとすっきりきれいに収まります。
扉を閉めれば、お澄ましの知らんぷり。部屋に作業の跡形なし、といった具合です。
家の中には手芸にまつわるものは他にないので、探すとしたらここ。
断捨離の効果が少しずつ表れています。
日曜日は築地経由で銀座へ。久しぶりの銀座。
「松屋」には、欲しいモノがいっぱいあったけれど、私が買ったのは右のヒモ。
左はずいぶん前に買ったものです。
「真木千秋テキスタイルスタジオ」の個展をやっていたので、そこで買いました。
用途がしっかり決まっているので、迷わず購入。1m2100円はちと高いけれど、ね。
左は麻で、右はウールです。
最近は出かけた先の駅中ショップ、中でも文房具屋さんを覗くのが楽しみ。
いろいろのグッズが売られています。
え、こんなのあったの!と思わせる便利グッズやカラフルで小さな小さな小物たち。
どれもうっとりするほどで、付箋などもついつい奮発して買ってしまいます。
家にいるとパソコン周りをぐるぐると眺めて過ごすことになります。
写真の人形は、私がずっと前に買ったもの。
ワイヤーでできているボディは手でかんたんに曲がるのでポーズが色々つくれます。
手足はマグネットになっているので、冷蔵庫の扉や机周りの金属にすぐくっつきます。
スリムな体と手の大きさから私は勝手にボクサーと呼んでいますが。
直径5センチほどのブリキの容器に入れられて売られ、この器も捨てられず。
磁石もカラフルで個性的なものがたくさん出てきています。
手の平の、さらにその片隅に載る、薄くて軽くて小さなicレコーダー。
小さい分だけ、操作ボタンも小さいので、機械音痴で不器用な私はその扱いにいつもおっかなびっくり。
「神さま、今日もつつがなくトラブルなく無事に録音ができますように……」
そして、再生、記録の段になると、その正確な録音に胸をなぜおろし、思わずありがとう!と感謝します。
icレコーダーにとっては当たり前の正確さで、私の指示通りに動いてくれただけなのに、何だか神技に思えてしまうから不思議。
「神さま、どうか、私に操作ミスが起きませんように……」と、そんな感じのオソレとカンシャ。
いつもこの繰り返し。
icレコーダーは間違って消したら取り返しがつかないくらい大変で、私の同時にとったメモなどほとんど当てにならないくらいのスグレモノです。
便利なものができたのですね。
昔の人はこんなものに頼らなかっただけ、人そのものがすぐれていたのですね、きっと。
どれもこれも、私の大切な宝物です。
上左は、ヒロミさんにいただいたもの。
キャンディが入っていたけれど、SHIMASHIMAKOKURAORIでとてもお洒落な布を使っています。
この中には、icレコーダーや電池、イヤホンコードなどが入っています。
上右は、江上さんちのカフェで売られていた手作り袋。お守りが入っています。
袋の中には、さらに小さな袋が入っています。
ちびて、汚れて、擦り切れた袋たち。しかし、中に入れたモノたちをカバーして守るため、しっかり役に立ってくれています。
上左は、上関原発反対運動の座り込みをしていた当時80歳のおばあさま三上さんからいただいたもの。
ちりめんに手刺繍をしているステキな袋です。
上右は、たしか悦子さんからいただいたもの。
こちらも刺繍がしてあります。これは旅をするときに、携帯電話とカメラの充電器を入れる専用袋にしています。
上左は、インドの布を扱っているアズマさんからいただいたもの。
旅をするときの小物を入れます。
上右は、竹林の家で買った福袋に入っていたシルクの袋モノです。
ヒモの部分もシルクの布で作られていて、丁寧な手仕事作品です。
これも、旅をするときに小物を入れるために使っています。
いつのまにか集まって来たステキな袋モノの数々。綿やシルクなど天然繊維のものばかりです。
常時バックの中に入れて持ち歩いているモノと、旅に出るときに使うモノとに大別されるけれど、袋の中に入れるものは決まっているので、私の大切な愛用品です。
長野から来た友人と合羽橋を歩きました。
台所道具のお店が並ぶ問屋街、どこを見ても心ひかれるモノがあったけれど、買ったのは何と「ボンスター」という鍋磨き1個のみ。210円でした。
何も合羽橋まで行かなくても、このボンスターは近くのスーパーでも見かけます。
でも買い忘れたりして、ずっと欲し買ったモノ。
私の話しにつられて友人もボンスターを買いました。
友人は我が家に泊まりました。
家で夕飯を一緒に作り、食べ、朝の2時まで話しこみました。
私は、買ったボンスターで暇ひまに、鍋をピカピカに磨こうと思います。