「fog」のリネン端切れセットでつないだもの。
同じ素材のリネンの裏をつけ、しつけかけが終わるといよいよキルトステッチです。
縫い目に添って、茶色の挿し子糸で縫っていこうと思います。
ソファーの背カバーをイメージして作っていますが、さあ、何に使うかは出来上がるまでわかりません。
暇に任せて作っているだけというのが、今です。
冬のウールから夏のリネンへと季節が移ります。
家で過ごすときの手仕事のために、リネンの端切れを買い求めました。
写真左は今回購入したもの、788円×4袋分、右は過去に買った端切れで作ったものです(未完成)。
つくり始めるときに、しっかり用途が決まっているものと、用途が決まらないけれどそのうちにと思い立ち、始めるときがあります。いずれも手を動かし始めることが大切です。用途が決まらずにつないだままの途中仕事のものもいくつかあります。
下北沢に行く用事があったので、迷わず「fogリネンワーク」へ。
私が買う端切れセット(100g)は、すでに12センチ四方にカットされているので助かります。
ネットストアで買うこともできるけれど、近くに行ったときにはお店を覗きたいので。
ちなみに「端切れセット」にどんな色柄のものが入っているかは購入時には選べませんので、それも楽しく考えれば、とても楽しみなことになります。
衣替えを少しずつ進めながら、モノの整理をしています。
「布の箱」から出て来たのは、写真のパッチワーク。完成品ではなく作りかけです。
同じことをコツコツコツコツと続ければいいのにと思いながら、飽きっぽい性格。
冬になれば編み物やウールでゴソゴソ、夏になれば薄物でちくちく。
リネンの端切れをただ縫い合わせていくだけで、目的を持たず、完成イメージも浮かばないままの針仕事。
それって、決して悪いことではないと思うようになった最近。
リネンの端切れはまだまだたくさんあるので、また無目的を旨として、針を動かしたいと思います。
積み重ねれば何かになっていく面白さ、しかし、最初から何かなどないこのごろ。
ただぐしぐしと縫うだけ。
奇をてらわず、ただ淡々と、針を動かします。
そんな風にして、コースターというか、鍋敷きというか、用途の定かでないものを縫います。
使い込んで廃棄寸前の布をこうして生き返らせています。
何のために? 意味はないのです。
ただ好きだから、です。
捨てようか、とっておこうかと迷うモノたち。
その一つにジャンクな布などがありますが、ふと思いついて針を持つと、しばらくは止まらなくなります。
「下手でいい、下手がいい」は絵手紙の小池邦夫さんの言葉ですが、昔の女性の手仕事や繕い物は、上手下手にかかわりなく、必要に応じての手働き仕事でした。
何かに刺激されて、おもむろに始める私の手仕事。
それは心落ち着く瞑想タイムともなり、至福の時間にもなります。
材料は我が家の押入れのほんの片隅に眠るデッドストック品の布や糸や毛糸etc.
意図を持たず、ただただ無心に手を動かすだけです。
暮らしはシンプルがいちばん。いろいろのデコレーションは要らないなと思いつつ、用途のないものを作る手遊びしています。
まあ、精神衛生のために……ですか、ね。
いま預かっている射し子の鍋つかみを模して、私も鍋つかみを作ってみたけれど……。
何かが違う、どこかが違うのです、残念ながら。
技術やセンスは言うに及ばずながら、材料も違うのです。
たとえば糸。太い太い刺し子用の糸はどこで入手できるかしら?もしかしたらその方のオリジナルかもしれませんね。私は一部毛糸を使ってみたけれど、あまりしっくりきません。
ミシンもないので、がっちりポイントを機械的に押さえることもできません。
今日は土曜日の雨。
シロウトを甘んじて、それでも制作して行くワクワクとした楽しさ。
ラジオを聞きながらの久しぶりの手仕事は、上手下手を超えて、ほんとに楽しかったです。
友人が送ってくれた着古した野良着ともいえるパンツ。年季が入っています。
断捨離の対象に出来ず、ゴミ袋に入れて押入れの中で眠っていました。
友人の汗の跡とも言えるこのパンツを材料にして、手持ちの糸や針を使って刺し子で仕上げて行く楽しさは、やはり至福の時間。
針を持つと、たくさんの人の顔が浮かび、感謝の思いが沸き上がってきました。
ポーチェアの上に敷くオザボトン。
さまざま、片づけていると、急に不要になるものが出てきます。
なんでもかでも、カバーをするのは、それだけで私のあこがれるシンプルからどんどん遠くなる世界です。
しかし、我が家の襤褸たちは何といっても愛おしいの一言に尽きるのです。
かくして、居場所が決まったパッチワークのちくちくオザブトンです。
昨日我が家を訪ねて下さった友人と、いろいろ話がはずんだ結果、久しぶりに押入れから引っ張り出した私の「作品」のひとつ。。
パッチワークのベッドカバーです。
若いころは、集中力があったのですね。
今はもう、こういう大きいものをつくる気力はありません。
キルトのしつけをかけるとき、自治会集会所の和室をお借りして、これを広げ、しつけをかけたことなど、思い出します。
オレンジは、当時、私の元気カラーだったことを思い出します。
12月に入って、クリスマスが近づいてきました。
少しは部屋をそれらしくしたいなという気分になって、クリスマスの飾りつけをしました。
古い襤褸蚊帳で作ったタペストリーのことは以前に紹介しましたが……。
それに飾りを2つ足しました。
真っ赤なイチゴは、福島で買いました(1個500円)。
「結結プロジェクト」が福島の復興支援のために企画し、畑の9割が被災したイチゴ農家が密集する亘理(わたり)町の女性を支援するため、亘理町の女性に作っていただいているものです。
このプロジェクトは「いちごオーナメントプロジェクト」です。
キーホルダーや携帯電話に付けてもかわいいですね!!!
あとは、このシーズンだけ日の目をみるツリーの編み物です。
これはとっても気に入っているのですが、どなたにいただいたものなのか、数年越しに考えていますが、思い出すことができません。私に下さった方、ありがとう!!!!!
襤褸タペストリーに赤が2つ増えて、合計3つ点灯されました。
満足、満足。
手編みのリストウオーマー。
レッグウオーマーに対してハンドウオーマーかと思っていたら、どうやらリストウオーマーで落ち着きそうです。
右・左と1組編み終わるごとに一色の毛糸を買い足して、少しずつ色目を変えて行く楽しさ。
最初にテストで編んだリストウオーマーは友人のところへお嫁入りしました。
セーターやベストなど大物は編み進むのも大変なので、私にはこれくらいがちょうどいいしごとです。
出かけない日は、ちょこちょこと手軽に編むことができて、気に入っています。