琵琶湖の近くに住むN氏から、鮒寿しが届きました。
「3月から5月にかけ卵を抱いたニゴロブナを塩漬けする」とあるように、卵をしっかり腹に抱えた鮒。身は燻製されたように引き締まり、コリコリとした食感がありました。
ほどよい酸味と塩気が独特の味を醸し出し、気にしていた臭いはまったく気にならず、“これこそ美味なる珍味!!”と舌鼓を打ちました。
北海道には飯ずし(イズシ)という、鮭やニシン、ハタハタなどを野菜とともに麹で漬け込み、ほどよく天然発酵させたものがあり、こちらも、また鮒寿しとは違った食味で美味しいものです。
イズシは漬け物の部類に入るのでしょうか?大きな樽の中に漬け込まれたイズシは、九州育ちの私には初めはなじめなかったものの、いつのまにか大好物になってしまいました。シバレル日々、シャキシャキと凍ったイズシを樽の中から出し、食べた思い出も懐かしい。
北海道に行ったとき、手作りの自家製イズシをいただき持ち帰りましたが、空港内の暖房で発酵が進み、家に帰ったときには、似て非なるものと味が変化していました。
その土地のものは、その土地で育まれたものとして、その土地でいただくことがいま一番の贅沢な食し方なのでしょうね。
地方地方に伝わる「美味しいもの」はしっかりと受け継がれて在るのですね。
鮒寿し、初めていただきましたが、最高に美味しい!!!
冬の漬け物飯ずしはワシワシシャキシャキとおかず代わりに丼一杯も一人でいただくものと言われていますが、鮒寿しはまさにチビリチビリと口に含みながら深みのある芳醇な味をゆっくりこころゆくまで味わうもののようです。
お酒に合うという意味がわかりました。
Nさん、ありがとうございました!!!
今日はぼたん雪がしんしんと降り、それが雨に変わった一日でした。
昨日までの九州では連日貸自転車のお世話になり、ぽかぽかとした陽気の中をコートを脱いで自転車をこいだのがうそのようです。
梅が咲き、ふきのとうが出て、土手を歩くとヨモギを丹念に摘んでいる人にも会いました。春の光が注ぐ土手にしっかりとへばりつき、新芽を育て始めたばかりのヨモギ。それを摘む人からは季節の歳時を大切にした暮らしが匂い伝わるようでした。
寒さが冴え返り、ブルブルと震え上がるみぞれ模様の戸外に目をやりながら、部屋の窓辺では、お浸しに使った三つ葉の根を小さなガラス容器に入れ水に挿していたものが青々と葉を茂らしてきました。
3月に入ると啓蟄を迎え、お彼岸も近くなります。
「暑さ寒さも彼岸まで」、いずれにしても春はそこまで来ていますね。
如月の旅
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ふるさとへの5泊6日の旅をして、今日帰りました。
海や川のある風景を辿りました。
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歩きながら、ふと足を止めた予期せぬ出会いのお地蔵様。
雨風にさらされ、風化され、よいお顔をしていました。
きれいに周りを整えられ、人々に大切にされている様子が伝わってきました。
人はもちろん、物体さえもが、愛され続けると円く円く柔和なお顔立ちになるものなのですね。
私の旅の目的はいつの時も、自然体で限りなく人々との出会いを紡ぐ旅でもあります。
今回も、佳き人々と深く深くつながることができた充実に満ちていました。
お世話になった方々へ感謝を込めて、ほんとうにありがとうございました。
【……ブログを読んで下さっている皆様へ……】
今は、予約投稿システムが機能し、留守中も記事を書いて送っておくとパソコンを持ち歩かなくてもブログを指定した日時に更新することができます。(私は使いませんが、携帯電話のモードから記事の投稿などもできます。 )
ちょっとつまらないけれど、色々の事がさまざまに進化しているのですね。
◎しばらくぶりにブログを編集したら、「ブログランキング」なるものが登場していました。
どうやら、119万gooブログ中のランキングのようです。
1万以内のランキングに入ると表示されるのでしょうか???
いつも読んで下さっている皆様ありがとうございます。感謝・合掌。
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シンプルで年季の入ったデジカメを使っているけれど、それが今にも壊れそう……。
ときどき、ご機嫌が悪くなります。
デジタルなものは、早くて2年、4~5年も使えば充分使い込んだとそんな感覚かも知れませんが、使えるものはきちんと使い切ってから新しいものに替えたいなと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/53/b4ec0fad65a3091a23a77099c6cbbcc3.jpg)
友人と会う時など、最近は「お弁当持参にしましょうか」ということも多くなりました。
冷蔵庫の中の残り物をちょこちょこっと詰めると、何とかそれらしく出来上がるからそれほど大変でもなく、人混みのデパ地下を物色する手間も省け、混んでいるレストランとも無縁で過ごせるお弁当はたまにはいいものですね。
入園や入学や入社のシーズンを控えて、本屋さんには、今風スタイルのお弁当本がたくさん並んでいますが、気分転換が目的のあり合わせのものを寄せ集めて詰めるお弁当・ババ弁もなかなかオツなものです。
若いママたちや、毎日お弁当を作っている人の風下でひっそりと作るお弁当は、頭を悩ませることもなく、マイペースの軽やかさが身上です。
住まいのマンションの一隅に植えられた馬酔木の木。
今年は花つきがいいようです。
一見とても地味に見える馬酔木の花もよくみると風雅な趣があります。
マンション管理組合からは、マンション内の樹木の様相を著した「植栽図」が住民各戸に配られ、見慣れていても名前の知らない木や花を知るのによい手引となり、散歩の楽しみが倍加します。うれしいことです。
建設されて20年が経ち、少しずつ高齢化が進んでいますが、植えられた木々の成長を観るのは居ながらにして楽しめる喜びのひとつです。
季節ごとに佇まいを変え、1年を通して、また朝夕にも違った顔を見せてくれる自然が間近に在ることは個々に庭がないだけに幸せなことに思えます。
正義という思い込みが正義たり得るのか……ということを、ここ数日考えています。
今年還暦を迎える私は、高校時代のクラスメートから「還暦クラス会」の案内をもらっています。今秋に故郷の温泉宿に一泊するという企画で、呼びかけ人の幹事は“全員参加”を月一のペースで届く“準備委員会お知らせ広報”で呼びかけています。
42年ぶりに集うクラスメートたち。田舎を遠く離れて暮らして来た私。きっと話がかみあわないだろうなぁと思うと、参加を決めるのはちょっと憂鬱です。
高校生の時も、なかなか全員のクラスメートとうまく交われなかった私。それは今も性格として続いているようです。いつもひとりだけ、教室の窓越しに空を眺めていたような思い出が残っています。
届けられる広報紙に、現在連絡が付かない3名のクラスメートの所在を教えてほしいという呼びかけも毎ごと載ります。
18歳のときの一年間を共にしたクラスメートたち。
そして、その後、42年間を別々に歩んできた私たち。
それぞれの人生があって、報告しあったり懐かしむのもいいけれど、そっと生きていたい人もいるはず。集いたい人たちが集う気軽なクラス会にするわけにはいかないのかしらと、故郷にいる幹事の方から「全員参加目標!」と書かれた広報が届くたびに気重になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3f/6c5522b9bfe7d9dcb0ccd48bd63b74ea.jpg)
通りに面したマンションの1階の庭付きのお宅には大きなミモザの木が植わっています。きっとミモザ好きな人が住んでいるのでしょう。
春の陽を浴びて、まだ寒さの残る今ごろ、毎年見事な花をつけます。
個人宅の庭木でありながら、庭の垣根から大きくせり出し、無縁の私たちの目も楽しませてくれます。
季節季節に咲くそれぞれの花。
美しいですね。
冬枯れた我が家のベランダにも、かすかに緑の色が濃く差し始め、草木が芽を出す季節を迎えたようです。
今日は久しぶりの雨。
家に居ると、雨音の静かさが耳に心地よく響きます。
雨の日の家の中は薄暗く、その暗さがときには落ち着きと安らぎをもたらせます。
お香を焚きながら、読書灯を照らし読みかけている本を読みあげるのにもよい日です。
多い時には電車内で3分の1~5分の1くらいの人がマスクをしています。
インフルエンザの予防対策の一つらしく、マスク人に咳をしている人をあまり見かけない事も最近の特徴でしょうか。
マスクが流行??などと考えるのは、ほんとの風邪ひきさんや体調の悪い方に失礼なことですね。
インフルエンザの流行や花粉症で、マスクが品薄になり、そのうち店頭から消える……などなどの流言飛語も聞こえてきたり。
テレビコマーシャルでは、「化粧崩れをしないマスク」などの宣伝もされていて、進化したマスク市場は飛ぶ鳥落とす勢いのようですね。
洗練された“立体マスク”を付けて、シャキシャキと背筋を伸ばして歩く人々を見ていると今流行りのファッションの最先端のような気がしてきます。
私もそろそろマスクを買って風邪の予防に備えようかしら。