ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

「癒しの光」より 詩 《 門 》

2009年09月30日 | 心・健康・癒し

 

「自己ヒーリングへの旅 『癒しの光』」の中に出てくる一つの詩を抜粋します。

……… ……… ……… ……… ……… ………

(―エヴァ・ブロッセ・ピエラコス / パスワード・ガイドレクチャー190番― バーバラ・ブレナン「癒しの光」335Pより  )

「人が欲するものとは通常、その人が恐れ避けているものと正反対のものだ。つまり、人が恐れるものと創りだしたいと望むものの間には直接の関係がある。次に掲げる美しい詩はそれをはっきり表現している」とあります。



           門

己が弱さを感じる門をくぐり抜け
強さに到る

己が痛みを感じる門をくぐり抜け
楽しみと喜びに到る

己が恐れを感じる門をくぐり抜け
心強さとやすらぎに到る

己が孤独を感じる門をくぐり抜け
満ち足りた人間関係、愛と友情に到る

己が憎しみを感じる門をくぐり抜け
愛する力に到る

己が絶望を感じる門をくぐり抜け
真の正しい希望に到る

己が子供時代に得られなかったものを認め
今、あなたは満たされる

……… ……… ……… ……… ……… ………



ネガティブなものを浄化し、ポジティブなもので満たす……。
心身と周辺が明るい光で満たされるといいですね。


仲秋の花や実

2009年09月29日 | 自然 花や風景など


背丈の高いところに柘榴の実が三つ。
春先に朱色の小さな花を一面に付けていたこの木は柘榴だったんだとその実をみて思いました。
花が咲いて木の名前を知ることになったり、その逆に実がなって木の名前を知ることになったりです。

金木犀は今満開です。
匂いでその在り処を教えてくれます。
5㍉にも満たない小さなオレンジ色の花を密集して咲かせています。



硬い葉っぱに埋もれるように咲いている金木犀の花の香りを嗅ぐと懐かしい田舎の路地の匂いがします。



コスモスの花言葉は「乙女の心」だそうです。
穢れのないさわやかさで秋の風に揺れるコスモス、可愛いですね。



9月も終わりに近づきました。
10月は秋もいよいよ本番を迎えます。
「天高く馬肥える秋」……おいしいものが鈴生りの季節です。
私は体重が夏の間に5㌔も減ってしまい、20代の頃の体重に戻ってしまいました。
秋は心おきなく、モリモリワシワシと何でもいただき、頑張って体重を少し増やさなければと思います。増やし過ぎにはご用心、ですが。
何事もちょうどいいって難しいですね。


映画「蕨野行」(わらびのこう)をテレビで

2009年09月28日 | 映画・芝居・芸術など
NHKハイビジョンで9月27日放映された「蕨野行」(わらびのこう・2003年恩地日出夫監督作品・村田喜代子原作)を観ました。
主演は市原悦子さん、清水美那さん 。他に石橋蓮司  、中原ひとみ 、李麗仙 、左時枝さんなど実力派の俳優さんたちで脇が固められています。

あらすじは、60歳を迎えた者はそれまでの村での身分に関係なく蕨野という原野に送り出され、そこでは作物を作ることも許されず、野にあるものを食し、里に下りてその日の食料の恵みを受けることでのみ命をつないで行くという村の掟の中で生きる、いわば死と隣り合わせの中で老いた者同士が命尽きるまで暮らすという設定。

姑レン(市原悦子)と嫁ヌイ(清水美那)との交流が、まるで詩を詠うような抒情に満ちた言葉の韻の美しさを通して語られ、里山の静謐な風景とともに物語りが展開して行きます。
2時間もの上映(放映)時間を忘れるほど強く画面に引き寄せられ観続けました。

飢饉に苦しむ人々の口減らしのための知恵とでもいうべき村の掟。不文律の中で代々その掟を守り継ぎ、蕨野の生活の中で、“生きるとは?”、“死ぬとは?”と、家族とのあり様や家族を超えた一個人として到達する死生観をあぶり出し、それを通した人生観をも描き出します。
この世とあの世の境界ともいえる死の際(蕨野)に住むジジババたちの所作や会話が中心となってドラマは進行します。
里に下りてモノを乞うことは乞食行さながらですが、歩行が困難になったり身体の不調が起こると里に行くことも出来ず、死を待つことになります。
季節が移り、雪深い冬を迎えると飢えと寒さに凍え、生命の淘汰ともいえる試練の中で死出の旅への出立となり、蕨野は家族に看取られることや弔われることのない墓場となります。

貧しく飢饉に苦しむ当時の日本。
今もそれらしき風習の名残を映す祭りなどが残っている地域があり、その祭りの中では撮影や記録が禁止されていると、土俗的な祭りを訪ねたカメラマンや映画監督に直に聞いたことがあります。

その前日に観たNHKアーカイブス「冬構え」(1985年作品・笠智衆主演・山田太一脚本)の中での笠智衆演じた70代の老人の姿にも心を打たれました。

それにしても今の私の年齢は、当時口減らしの対象となった老婆(ババ)なのですね。

ちなみに村田喜代子さんの原作「蕨野行」はさっそくアマゾンで頼みました。映画とは違い文字だけの文学の世界で原作はどう描かれているのか楽しみです。
独特の節回しと文体で異界ともいえる世界を描き出す村田文学。
村田喜代子さんの「耳納山交歓」を読み、村田ワールドにどっぷりと浸りましたが、「鍋の中」は本を取り寄せたものの積読状態です。早く読み終わらなければと思います。

黒澤明監督作品の「八月の狂詩曲」(1991年)は、村田喜代子作「鍋の中」が原作だということも調べていて知りました。
「八月の狂詩曲」は当時上映開始とともに熱狂的な黒澤ファンに誘われて映画館で観ましたが、難解な映画だなあと思ったくらいであまり印象にありませんが、「鍋の中」の映画化だと知って驚いています。今の私の、年齢を重ねた視点で観るとまた違った感想を抱くのかも知れないと思います。

何だか知れば知るほど知らないことがいっぱいです。
「灯火親しむ秋」ですね。しのぎやすくうれしい季節です。



いただきものの多い不思議な一日

2009年09月27日 | 生活・暮らし・家事など

昨日のブログで「冷凍庫の大掃除をし、底に潜んでいたいくらを処分」と書きました。
ところが今朝一番に今年のいくらのしょうゆ漬けが届きました。
びっくり!!こんなことってあるのですねぇ……。



暮れでもないのにいくらが届くなんて~~不思議。
“減らすと入る……出し入れ”ってこんなことを言うのでしょうか?それともいくらのシンクロ現象?
ありがとうございます。
今度は無駄にすることなく大切に分け合っていただきますと誓いました。

友人が午後我が家を訪ねてくれたのでさっそくおすそわけしました。
ところが、彼女は鶏卵を20個持ってきてくれたのです。
図らずも卵(いくらは鮭の卵)と卵の物々交換です。

友人の車で図書館に送ってもらった帰り、今度は同じマンションに住む知人にバスの中でばったり。
「ねぇ、ねぇ、コスモスいらない?紫蘇もいらない?」と知人。
「いる、いる。ほしい、ほしい」と私。
バスを降りると知人の家庭菜園に直行。
たくさんのお花をいただきました。
ありがとうございます。

 
 
 
 

紫蘇の実の香りがぷ~んと匂います。
お花は、コスモスはもちろん、フジバカマやムラサキシキブ、そして名前の知らない紫色の可愛いのやらいっぱい。一気に家の中が秋らしくなりました。
紫蘇の実はしょうゆ漬けにします。こちらも少しずつおすそわけをしようと思います。

夜になって、今日はなにやらたくさんいただきものをしたなぁ、ありがたいなぁと思っていると、玄関のチャイムがピンポンと鳴りました。
山口県に住む知人から「長州名産青海苔羊羹」がエクスパックで届いたのです。

 

今日一日のこの現象は何ぞや……と、とっても不思議です。
お中元でもお歳暮でもないシーズンなのに……。旬のブドウや梨でもないのに。

さりげなくて、愛情ややさしさなどたくさんの思いを一緒に運んでくれた品々。
諸々をいただきながら、思わず考えてしまいました。
「いただいた分以上に、私は世間さまに対して甘えることなくいろいろのことをお返ししているかしら」と。断然いただくことの方が多い今の私。
何かを教えられ、気付かされているような不思議な一日でした。
感謝!!合掌!!ありがとうございます。


冷凍庫大ざらえ

2009年09月26日 | 生活・暮らし・家事など
今年は私にとっては「整理の年」なのでしょうか……。
かなり色々のものを整理し、減らしているのに、まだまだ気になる個所だらけ。

1~2年くらい前、一念発起して冷蔵庫の大掃除をしました。
いつ口を開けたのやらわからないまま溜まっていたソース類や瓶詰のジャムやつくだ煮など奥に潜んでいたものも大処分。
今では我が家の冷蔵庫はいつでもお鍋が2つ位そのまま入るスペースを確保しています。
庫内の整理のために新たに購入した保存容器も大いに役に立っています。

角型保存パック・M
写真はその時に買った「無印」の角型保存容器です。ふたをとればレンジにもそのまま0kです。(Mサイズ1個950円)
ふたは密閉でき、容器の部分は耐熱ガラスで透明なため、中に入っているものが一目で確認できるすぐれもの。高さが違う3種類を合計10個購入し、大きいものにはお味噌を入れたりもしています。
この保存容器はカラのときも冷蔵庫の中に収納していますので増えたからと言って戸棚の場所ふさぎにはなりません。高さだけが違う同寸の長方形のため重ね置いたり並べたりも出来、整理しやすいのも気に入っています。

野菜室もよい加減で使い、長期保存で腐らせたり干からびさせたりする野菜がほぼゼロになりました。ゴミの大幅削減は最近の私の自慢のひとつです。

そして、気になっていた冷凍庫の中。とりあえずと突っ込んでいたものを大ざらえしました。
いつのものかわからないいただきものの毛蟹やいくらが箱ごと冷凍室の底の方から出てきたりして驚いていますが、これらも目をつぶって廃棄処分です。ユズの実もいくつも丸ごと冷凍していましたが、もうそろそろユズの実る季節です、こちらも処分。
珈琲や紅茶、お茶の類、小麦粉やパン粉、おもち、パン、手作りのリンゴジャムやマーマレードまで何とたくさんのものが入っていることでしょう。
“とりあえず冷凍”をやめて死蔵品(デッドストック)を無くし、すっきり庫内を信条に大幅に整理整頓に着手。
もちろん、最近保存したものでお腹に入れて活かせるものはしっかり活用します。

冷蔵庫全体もクローゼット感覚で眺めてみると、きっちり管理することが無駄を省き、使い勝手をよくするためにも欠かせませんね。
冷凍庫の整理が終わって、1年がかりの我が家の“冷蔵庫内見直し事業”も完結です。

さっぱり◎うれしい◎気分です。


少しずつ秋色

2009年09月25日 | 自然 花や風景など


秋空が広がると見慣れた景色もどことなく風情を帯びてきます。
真っ直ぐに届く秋の陽射しを浴びて、木の葉から乾いた音が聞こえてきます。
木々はこれからのひとときを金色や紅色の衣装を艶やかにまとい、私たちの目を楽しませてくれたあと、静かに落葉して行くのですね。



(上:7月31日撮影)



常緑のまま冬を越す椿は固い実を弾けさせています。
弾けてこぼれた実はカタシと呼ばれ、おはじきの道具にももってこいです。
落ちる前のカタシは、金色の山繭のような掌の中で珠のような可憐さを秘めています。



校庭の際に咲くひまわりも秋の陽を浴びてつつましく咲いています。

美しいものがこんなにあって……と、いつもいつも観飽きずに眺めています。

オーラソーマで

2009年09月24日 | 心・健康・癒し



シルバーウィークも終わりました。
仕事を持っている方たちは、仕事への復帰がスムーズに行くといいですね。
土日以外の祝日の休みは本当に楽しみでうれしかったのを思い出します。
休みの前はあまりにうれしくて、遠足の前の子供のような気分で過ごし、そして休みが終わりに近づくとだんだん憂鬱になって……。楽しく働くことができれば一番いいけれど、なかなかそうは行かないようで。
仕事上詰まっていたり、困難な案件を抱えていたりすると、つい気分も沈みがちになりますね。
長期の休みでリフレッシュ出来て、これからの秋のプログラムにうまく乗れるといいですね。

今はほぼ毎日が休日状態の私。時々、今日は何日?何曜日?とあわてて確認することもあります。

私の今年の運勢はゼロ学上では「ゼロ地点」の低迷期真っ最中です。
不思議と気力と運勢とは連動していますから無理は禁物ということを知ることも大切です。

久しぶりのオーラソーマ。
もちろんネット上の「無料オーラソーマ診断」でですが。
今の気分を知るのにはこのオーラソーマはいいですね。診断結果の言葉に勇気づけられたり納得したり。
あくまでお遊びの世界ですが。


彼岸花ふたたび

2009年09月23日 | 自然 花や風景など










まるで花火のような彼岸花。
ひと気のない、小さな神社の奥にひっそりと咲いていました。

彼岸花の名所「巾着田」の広範囲に密生して豪勢に群れ咲く彼岸花もいいけれど、あちこちにぽかり、ぽかりとあかりを灯したように点々と奥ゆかしく咲く彼岸花も素敵ですね。

仲間入りしたスプーン

2009年09月22日 | モノ・雑貨・道具


モノは使ってこそ値打ちがあるのにと思いつつ、眺めて楽しむのも悪くないです。

小ぶりのスプーン、結構好きで集めています。
ティスプーン1本が気分をちょっと豊かにしてくれます。

珈琲はブラックで、紅茶はストレートでという具合で、日常の生活の中では小ぶりのスプーンを使うことがかなり少ないにもかかわらず、新しいスプーンが増えて行きます。ゆっくりですが。
収納にも場所をとらないしなど、言い訳をたくさんしながらフッと魔がさしたようについ購入してしまいます。
ほんのちょっとの私のぜいたくです。

三嶋大社の金木犀

2009年09月21日 | 
ずっとずっと一度は訪ねてみたいと思っていた「三嶋大社」の金木犀の咲くころ。
花が咲き、香る日々は短く、昨年も、1昨年も時期を外してしまいました。

 

三嶋大社」はJR東海道線三島駅から歩いて10分ほどのところにあります。
大鳥居をくぐって中に進むと、ご門のところに「三嶋大社の金木犀満開」と立札がかけられていました。
この金木犀は国の天然記念物に指定され、樹齢1200年とも伝えられている日本一の金木犀です。その芳香は周辺2里にも及ぶと言われています。





どんなにか強く匂っていることかと楽しみに参りましたが、私の鼻孔には微香しか届いて来ません。
香りの強い花をつける梅や金木犀などは、その咲き初めに強く匂うと聞き知っています。
私が訪ねた日は、満開とはいえ、ぎりぎりセーフの花の最後に近く、そばまで行き周辺をぐるりと廻ってみると、日当たりの悪い裏手の辺りからかすかに匂ってきました。しっかり花が開く満開時には、匂いはほとんどしなくなるのですね。

社務所に行き、匂いのことを訊ねると、「昔は駅まで匂ったそうですが、今は建物も多く建ち、匂いも遮られているようです」とのこと。
「今日の匂いはどうですか?」と伺うと、「今日は少し匂いが落ちたようです。昨日はもっと匂っていました。ピーク時は神社の外の家々にも匂いが届き、町の人から、金木犀が今年も匂ってきましたよとお知らせがあるほど匂うのですが……」と、私の問いに答えて下さいました。





この金木犀の花の色は薄黄色で、巷で見かける橙色の金木犀とは種類がちがうのでしょうか。むしろ銀木犀に近いのかもしれません。
花そのものはとても地味で、香りが無ければ花を見過ごしてしまうほどです。
目立たない花であるがゆえに、創造の神様は、この花に強い香りを与えられたのでしょうか……。



しばらく神社を散策した後、駅に向かって引き返しましたが、その途中、面白い骨董屋さんがあり、中を覘きました。
2~3人のお客さまがテーブルを囲んでいたので、中はカフェになっているのかと思い、様子を伺っていると、店主の方が、「どうぞ、おかけ下さい。うちはカフェではありませんが、お茶を一服差し上げますよ。もちろんタダですよ~」と声を掛けて下さいました。
お手製の水羊羹とお抹茶。そしてお茶碗は何とあの「イチロー」選手が焼いたものだそうです。どうやらご亭主は備前焼きの陶芸家でもあり、銀座の松屋で個展を何度も行っていたそうです。
歩き疲れた身体に一椀のお茶は本当に美味しかったです。

私がお茶をいただきながら、「三嶋大社の金木犀、満開でしたが匂いのピークは過ぎていてちょっと残念でした」と話すと、店主の方が、「では、伽羅のお香を特別に焚きましょう。お茶の世界では伽羅は最高の匂いですよ」と、伽羅の香木を削った香りを聞くことに。こちらも最高でした。
しばし、よい時が流れ、小さな旅の満足度が増したひとときを過ごしました。