ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

拍手鳴りやまず

2010年11月25日 | 映画・芝居・芸術など


神楽坂にある「まんじゅうカフェ麦丸2」の6周年オープン記念企画イベント
「麦丸」ファンの私はさっそく申し込み、当日の23日行ってきました。

「ザ・ピーナツ」ではなくて、今さら「こまどり姉妹」?と訝しく思いながら、「麦丸」の仕掛けには時代を感じる何かがあるはずと。流行歌にも歌謡ショウにも関心はなかったけれど、この時期の「こまどり姉妹」には興味がわいたということと、土着的演歌の世界に浸ってみるのも今の私にはいいかもと。



「シアターイワト」の会場は超満員。100人のところを130人くらい?もっと入っていたかも。
私は前から4番目の席に座ったけれど、一番前に座ればよかったと始まってから猛後悔。



前座が長かったけれど、いよいよ「こまどり姉妹」の登場となったときの拍手のすごさ。
楽団演奏のあとの前座を務めた男性はこの拍手をきいて同じ舞台人の悲哀をかみしめたのではと思われるほどの割れるような拍手。こういう部分は世の中リアリティがはっきりしています。

「メークに4時間半かかったんですよ。ぜ~んぶふたりでやっているもんですからねぇ……客席が近いときいていたんですけど、こんなに近くては厚塗りが目立つわねぇ」と、まるで砂かぶりのような前列を見て笑わせながらも、伸びた背筋に教えられるものが多かったです。きみまろさんといい線いくセリフまわしはさすがのキャリア。抜けていますねぇ!!
齢をとっても変わらない衣装と変わらないメーク、そして舞台人の根性、凄かったです。
舞台が終わってからの熱気と喝采はしばらく鳴りやまず、会場のみんなが苦労の多かった「こまどり姉妹」にエールを送っているようでした。

何事もその場まで自分の足で歩いて行かないとわからないことがいっぱい。だから人生面白いのかもしれません。

「麦丸」が6年経ったんだ~と、神楽坂界隈を歩いていてオープン間近の頃、飛び込んだ私にも感慨深いものがあります。麦丸ジャンクアートが大好きな私。当初は空いていた店内も今や混み合っています。
6周年、おめでとうございます!!!
こまどり姉妹への拍手と麦丸への拍手が重なって耳に届いた一日でした。