

~「ふたりで行った横丁のふろや……小さな石鹸 カタカタ鳴った」~
これは、団塊世代の私たちにはなつかしい「神田川」の歌詞の一節です。
以前にも夫の「石鹸騒動」を書いたように記憶していますが、敵もさるもの、直らないのですねぇ……。
まだ、充分使えるだけの量が残っている石鹸。それを大切に大切に使い切ろうと私は涙ぐましい努力をしているのに……、気が付いてみると、しっかり新しい石鹸が下されているのです。写真は今朝の出来事。
お風呂の中の緑色の石鹸は、それに乗っかって同化している白い石鹸がまだじゅうぶんに大きい時に夫が下したものなのです。
そして、今朝……、まだ緑色の石鹸がじゅうぶん使えるのに、白い石鹸が下され、使われた形跡発見!!
さらに念の入ったことに、洗面台のそばにいつもは忍ばせて置いてある石鹸ケースに、今度は真新しい黒砂糖色の石鹸が!!その下に見え隠れしているのは、まだ使えるちびた石鹸のカズカズ。
ああ!!と、溜息をつくものの、敵は出かけてモヌケノカラ。
「せめて、石鹸くらいいいじゃない」と、声が聞こえてきそうですが、「その石鹸さえ侮れない。最後まで大切に」と言うのが私の気持ち。それに、「残った小さな石鹸をシコシコ最後まで使うのは誰ですか?」と訊いてみたい気持ち。
家に帰ると、「クーラーがんがん!テレビは時計代わりにつけっぱなし!」とは、巷の奥様方の亭主評ですが、「イケイケドンドン!!オオキイコトハイイコトダ!」の時代を駆け抜けた、若かりし頃じゅうぶんに貧乏だった男性軍にとっては、それもこれも「ソレクライイイジャナイ」ということになるのでしょうか……。
意識を変えてもらわないといけませんね。