ときどきは、少し長距離を歩きたいと思っている私。
今日は、海から川へとつながる道を川沿いに上って歩きました。
家を出るときにする私ともうひとりの私との約束。
「今日は、どれくらい歩くの?」
「そうねぇ……、花島観音まで歩きたい」
川にはたくさんの橋がかかっています。
川べりはサイクリングロードが完備され、歩いている人や走っている人、自転車の人など
たくさんの方とすれ違いました。
海から離れるにつれて川幅は少しずつ狭くなり、川のそばの市有地に畑を作る人が増えていきます。
本来は葦が茂る川との境界。
ここを耕し、肥料を与え、農薬を散布することによって、生態系が変わっていると嘆く人に遇いました。周辺に民家がないことから、どこからか通ってくる“畑をつくる人”。
空き地に自給自足の野菜を作る……そこまでは、こんなご時世、許されるかも知れないけれど、無農薬、無肥料と言うわけにはいかないとすれば、問題も大きいです。川に流れ出る有害化学物質。
見る限り、丹精のたまもののような青々とした「立派な野菜」がたくさん生っていました。
平坦なサイクリングロードを川に添ってずっと上って行った先に「花島観音」があり、私の今日の目的地です。
ところが、あるところまで来たところで「行き止まり」の看板。
先日の大雨で道が崩れ、大きく迂回するしかないことを知らされました。
その時点で15000歩を歩いていたのと、日暮れが近くなったことから、目的地までを断念し、里山の広がる風景を眺めながら、川に背を向け、車道を目指しました。
まだ残っている里山風景。市街地の中の一角です。
里山を抜けると、よく知っている団地に出でびっくり。道はつながっているのですね。
そこからバスに乗り帰宅。
「今日は呼ばれなかったんだわ……花島観音さまに」、と思いつつ、目新しい風景が広がる川に沿った場所をたくさん歩き、私が私にしたかなり長距離を歩くことは守れたので、よかった!!!
途中で歩き疲れて歩くことを止めても、誰にも文句は言われないけれど、私は私との約束を出来る限り守りたい、これからも。
「花島観音」さまには、きっと近いうちに呼ばれることを信じて~~。