桑の実が色づいていました。一枝摘んで花瓶に挿しました。
かってとても親しくしていた知人から個展の案内状が届きました。
かって親しくしていたということは、今は疎遠になっているということですが。
その案内状には、短くではあるけれど連綿とした、憐憫をも感じさせる私への思いが綴られていました。
私はその女性の描く細密画はどちらかというと好きな方です。
すっかり忘れていたその人からの、手紙が添えられた個展の案内。
「ああ、彼女も頑張っているんだわ」と、そんな感慨はあったけれど、ただそれだけ。
日々、どんどん進化させながら新しいモノや人に出会っていく私たち。
切れてしまった過去のつながりは、あくまで過去でしかありません。
必要な時に必要な人に出会い、そこからまた収斂しながら人との関係を紡ぎ続け、学びを重ねて行く生活は大切ではあるけれど、今はたくさんは要りません。
これからも、本当に出会わなければならない人とは今は未知でもきっと新しく出会って行くことでしょう、それこそが楽しみです。そのために私自身の前史を紡ぎ続けて行こうと思います。
私と言う個を大切にしながら、人との関係も欲張らないシンプルな、本当に信頼が保てる少数の人たちが周りにいてくれればそれでもう充分ですね。
知人の個展の成功を祈りながら、遠く過ぎ去った日々を思い出し、終わったものへの執着をさっぱりと洗い流してしまった私自身の軽やかさとその気づきに乾杯をひとり密かに捧げました。
5月もあっという間に終わって行きます。
昨日、今日と、また肌寒い日が続いています。
梅雨の季節の梅雨寒とも違い、北海道ではこの時期、リラの花が咲く今頃の寒さをリラ冷えの季節と呼ぶそうですが、夏を前にしたそんな寒さが続いています。
こんなに寒いのでは、野菜やお米など農作物の生育などにも影響が出るのではないかと思います。天候に大きく作用される農業。知り合いの野菜農家の方に思いを馳せています。
冬の間、あまり作ることのなかった野菜の酢漬け作りがまた始まりました。
届いた野菜の荷の中から、人参と新玉ねぎのピクルス、キャベツの酢漬け、そしてズッキーニは輪切りにして軽く干し、干し野菜にして冷凍しました。
気をつけていてもいつの間にか色々のものが溜まってしまう台所周辺。そろそろ、冷蔵庫周りの整理をまた始めなければと思います。
部屋の中に干したたった一本の傘をたたむ暇もないような忙しい日々が続き、抱えていたパソコンワークからほぼ今日で解放されました。
いつも思うのは、何事もちょうどいいというのはなかなかなく、忙しいか暇かのどちらかですね。
何かに挑戦していると、人はそれだけで幸せを感じるものなのかも知れません。
3日間ぐらい「きくち体操」も出来なかったけれどそれも復活。
数日前の風雨で散らかったベランダの掃除も出来、花がらも摘みました。
傘と言えば……
いつも持っている傘を忘れて出掛けた数日前、運悪く夕方から雨になりました。
駅ビルの「ユニクロ」に飛び込み、傘を探したらありました。
折り畳み傘で、790円でした。
この傘、さすがユニクロ、骨の部分が工夫されていて、開くときに難儀することなくスッと開く技は本当にスグレモノでした。雨の日は思い切ってハデハデカラーもいいかもとショッキングピンクを求めました。
同行の友人は、折り畳み傘がうまく開かず、骨を何度も伸ばしながらの開閉。
私が買ったユニクロの傘は、一度でスッと開きます。軽さとデザインと機能、そして安価と普段使いには文句なしの商品でした。
本屋さんに行くたびに気になっていた「きくち体操」の冊子。
思い切って買い求め、家でやってみることを決意。
スポーツや、体を動かすことが大嫌いな私。
体も固く、運動神経は超鈍く、ずっと運動や体操から遠ざかり、避けてきましたが、ここにきてますます体のこわばりを感じています。
今から間に合うかしら?と思いながら、DVDの「15分コース」にチャレンジ、足の指をもみほぐし、足首を回し、お腹の筋肉を引っ込める~~ということをやり始めました。
体操が大嫌いな私も、この15分はあっという間に過ぎ、これくらいだったら毎日続けられるかしら?とチャレンジ中。
DVDには「70分コース」も収録されているので、時間のあるときには、こちらの全身運動にも挑戦してみようと思います。
3日坊主の私、続けることができるでしょうか???
だんだん暑さも増して、初夏らしい日が続いています。
ちょっと忙しかったここ数日。その忙しさから解放されつつあります。
「念じれば叶う」という言葉があります。
今年6月に行われる松下竜一氏の「第6回竜一忌」。松下さんが亡くなったのは2004年6月ですから6年が経つことになります。
昨年11月から毎月一度開いてきた「東京松下読書会」。この5月で7回目になりました。
その読書会で語り合ったことや、松下文学にまつわる書評、参加者の感想などをブックレットにできないかと考えてきましたが、その原稿がすべて揃いました。
割り付けもほぼ終わり、B5版で90ページものノートになりました。
あとは、整理をして印刷に出すだけになり、読書会事務局としてはほっとして肩の荷を下ろしています。
このブックレット・「東京松下読書会・読書会ノート」(vol.01 2010年「第6回竜一忌に捧げる号」を6月に中津で行われる「竜一忌」に捧げたいと思います。松下さんと松下さんが大好きな方々への読書会メンバーからの献辞です。
今日19日は夕方から雨。
都心ビルの16階からの眺めも雨にけぶっていました。
最近色々と期限付きで片づけなければならない仕事を抱えていて、ほぼ毎日パソコンとにらみっこ状態。そんな中での外出もやはり「お仕事」。
仕事に「お」が付くときは、趣味のような、ライフワークのような、ストレスもかからないけれどギャラが当てにできないようなときに自ずと使ってしまいます。
先日Y氏に、「ギャラは後からついて来るので、必ずこれをモノにして行くという覚悟で取り組んで下さい」と言われ、それを忠実に実行していますが、さてさて??
今もふたつの案件を抱えていて、これが「胸突き八丁」と言った感じですが、着地がだんだん見えて来ました。
さらに6月に入ると、もうひとつ大仕事の覚悟で臨むべき「お仕事」が控えています。
まあ、好きな事をやっているのでストレスはそんなにかからないけれど、時間勝負の毎日です。
イタブのたけちゃんから、「桜も菜の花も終わったよ~~。菜の花の種取り方々たまには遊びに来なよ~」と電話。
自分の都合のいいときだけ、イタブの皆さんにお世話になっているので、手伝いに行きたいのは山々だけれど……(泣)。
6月に入るとホタルのシーズン。ホタル観賞に行けるかしら???