ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

じっくり文章を書きたいという欲求

2006年07月29日 | Weblog
昨年5月にこのブログ「ちあの散歩道」をスタートさせて、1年と2ヶ月が過ぎた。
内容はともあれ、決めたことは“ほぼ毎日書く”ということのみ。
あるときは、心の奥底に潜む呟きを、またあるときはサービス精神を全開にして情報提供という自己満足に支えられて、書き続けてきた。
読んで下さる方のコメントに支えられたことも数知れない。

そして、ここに至って、わたしの中に迷いが生じてきた。
わたしが書きたいものは、本当はこんなことではない……という葛藤。
いい文章を書きたいとか、名文が書ける様になりたいとか、そんなことではなく、心から迸り出るものを自分の納得の行くようにきちんと書きたいという欲求である。

残念ながら、ブログの性質上、ブログではそれはかなわない。
しばらくブログを休んで、違った形で書き溜めてみたいという思いが強くなってきた。
自分の心の声に忠実に、そして一度きちんと租借をしてなお出して行けるものを書き綴りたいと強く願うようになった。
公開できるもの、公開できないものと言う尺度を外して、忠実に忠実に心の発露に従いたいと思うようになった。

不器用なわたしに二本立てということは不可能なように思う。
このまましばらく「ちあの散歩道」を続けるか、一旦クローズして内なるものに向かって行くか……迷うところ。



夕顔の花が咲く……

2006年07月28日 | Weblog

この時期は、夕べに咲く花が美しい。
カラスウリの花も美しいが、夕顔の花も美しい。

写真は、西千葉ゆりのき通りにある「ぎやまん亭」の店の前に植え込まれた夕顔。今日夕方に咲いたと「ぎやまんママ」が教えてくれた。
朝顔と同じ花が、昼咲けば「ヒルガオ」、夕咲けば「ユウガオ」と思っていたわたしは、勉強不足を恥じ入った。
この白い花の後には大きな実がなって、それがかんぴょうの素になる実と知って“きゃあ~~”ともっと驚いた。

ゆりのき通りにかんぴょうや生るや……!!??

★追記
ぎやまんママとシナノキさんから早々にコメントをいただき、急遽本文も訂正。
ウリ科のユウガオと、昼顔科のユウガオ……があるそうで、この写真のユウガオにはかんぴょうになる実はならないことが判明。(^^)♪…お騒がせしました。



黒ラブラドール・・・可愛がってくれる方へ~

2006年07月27日 | Weblog

花園にある「アンティークローズ」の高橋さんに、知的障害者の方にボランティアで裂き織りを教えている井上さんを紹介していただいた。

裂き織りはたくさん見て来たけれど、「井上さん」系の裂き織りはアンティークの雰囲気が醸し出されて、色合いが美しくいいなあと思った。
織り手の雰囲気というのか、数人の手によって織られている作品は、いいムードがする。部分的にTシャツやバック、エプロンなどに裂き織りをあしらってひとつの商品に仕上げ、少しずつながら市場に流れて行く。「アンティークローズ」でも販売が予定されている。

その井上さんが、井上さんの知り合いから頼まれたと言って、黒のラブラドールの子犬(5月4日産)のもらい手をさがして欲しいとわたしにも頼まれた。(写真)
『可愛がってくれることを条件にさし上げます』ということで、このわんちゃんが欲しい方がいましたら、コメント欄でお申し出下さい。

(すでに引き取り手が決まった場合にはご希望に添えませんがご了承下さい)






映画「三池 終わらない炭鉱の物語」

2006年07月25日 | Weblog
午前中諸々の用事を済ませて、東中野に向かった。
「ポレポレ東中野」で上映されている「三池終わらない炭鉱(やま)の物語」を観るために急いだ。
三鷹の中野よう子さんからいただいた情報であり、中野さんに感謝。

三池炭鉱を扱ったドキュメンタリー映画で、7月22日から28日まで「ボレボレ東中野」では4月から4度目の上映である。会場はほぼ満席だった。

三池炭鉱は福岡県大牟田市にあった。
「月が出た出た~月が出た~三池炭鉱の上に出た~~」という炭坑節で有名な三池炭鉱。1997年に閉山した。
1963年の三池炭鉱爆発事故で458人が死亡、839人がCO中毒になった。
この年、わたしは14歳だった。
炭鉱事故の直後に「ロッテ歌のアルバム」で炭坑節を歌った歌手がいて、社会問題になったことを覚えている。事故があったのを知っていて録画で放送されたものなのか、生番組だったのかはもちろん覚えていないけれど、威勢よく炭鉱節がテレビから流れたのをわたしははっきり記憶しているし、そのあとにすぐに番組に抗議が寄せられたのも覚えている。

わたしの中で風化してしまっていた炭鉱と炭鉱事故。
それがこの映画で、知らなかった多くのことも知った。
廃墟はどこも美しい。足尾銅山跡地も一幅の絵画を眺めているように美しかったのを覚えているが三池炭鉱坑跡の廃墟となったレンガの建物も草木が生い茂ったかってのレール道も美しい。
終わってしまった炭鉱の歴史と単純に思っていたけれど、今もじん肺やCO中毒に苦しむ人々がいる事を知った。
日本経済を支えた人たちの中で、過酷な労働を強いられ、強制連行の中国人や朝鮮人の使役、囚人の使役などのことを証言する人たちも登場したし、何より劣悪な環境の中で、炭鉱の中に暮らした女性たちの強さと明るさ優しさに驚き、人の尊厳の凄さを思った。ほぼ同世代の人たちも登場して驚く場面も多かった。

監督の熊谷博子さんが、地下会場から階段を上りきった出口でひとりひとりに「ありがとうございました」と挨拶をされているのも印象に残った。
7年の年月をかけて撮られた映画だということも知った。市民と行政と撮影スタッフの方の共同作業で生まれた映画と言うことにも興味を抱いた。

炭鉱はなくなったけれど、炭鉱物語は語り継いでいかなければいけないたくさんの課題を持っているように思った。




雨が続いて……

2006年07月24日 | Weblog

夏に咲く花、ノウゼンカズラが咲き始めた。
わたしの住むマンションでは、ノウゼンカズラがマンションの裏手外輪を囲むように咲き誇る。

雨続きではっきりしないお天気が続いている。
各地に災害をもたらしている雨、災害はないけれど曇天や雨天の続くお天気は、農作物に日照不足の被害ももたらす。
7月の最後の週を迎えたというのに、まだ梅雨が明けない。ここにも温暖化の影響がと無関心ではいられない。

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今日は、ふたつのお知らせをブログ上でして欲しいとの依頼があり、それを記します。興味のある方は、どうぞお気軽にご連絡下さい。

●アミーゴ・海保さんより参加のお願いです。
 町の老若男女の皆さま、お時間がありましたらどうぞご参加下さい。
 第1回目は、明日7月25日10時半~11時半です。千葉大学工学部1号館で。
 詳しくは、下記の「アミーゴ・海保」さんのブログでどうぞ。
 http://blog.goo.ne.jp/amigo-kaiho/e/31b190880fdb6dba7506125592dad8a4

●シャンソン教室「コルザ」の斎藤トモ子さんより。
 「市野由美子さんを偲ぶ集い」のご案内。
 2006年8月20日 18:00~20:30 船橋文化創造館(きららホール)
 入場費1500円(当日お花代として)
 斎藤さんの言葉を添えます。出席希望の方は斎藤さんまで(043-256-5077)

 「市野由美子さんが永眠されて、はや半年が過ぎようとしております。音楽活動を精力的にされていた市野先生を偲んでこの様な会を催す事になりました。音楽家の方達がうたい(クラッシック・シャンソン)、演奏し、語り合い、作曲家の安東由布樹さんの進行で進めて参りたいと思います。市野由美子さんのお元気だった頃のお姿もビデオで流す予定です。」

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柚子の木ハウスのごちそう

2006年07月22日 | Weblog

今日は、一の宮にある「食と命の楽耕『柚子の木ハウス』」を訪問した。

午後2時ごろ到着し、温かなフレッシュハーブティーと手作りのケーキをいただいた後、ハウスのすぐ前に植えられた大豆畑の草取りと畝の整備をして、大豆が2本仕立てで植えられていたものを1本に間引きし施肥もした。
1本になった大豆はすくすくと大きくなり、自らの葉を繁らせ、その葉が陰を作り雑草の成長を押さえるという自然の摂理も知った。
草取りをしていると、大きなミミズがニョロニョロとお出まし……。でも気にしない、気にしない……。

いい汗をかきながら、畑はみるみるきれいになった。

ハウスに戻って、今日昼前に摘んだと言うお茶を紅茶でいただき感激。
その後は、しばし雑談の後、夕食の準備にとりかかった。

写真のテーブルに乗ったお料理は、大振りの甘エビを除いて、すべて自給自足の中から生み出された一品の数々である。
食前酒のワインにもハーブがブレンドされ、美味しい美味しいお酒へと変身し、食卓に華やかさを添えた。

大豆を間引いた際、間引かれた大豆の葉の新芽のところを摘んだが、ゆで上がり胡麻和えとサラダになって食卓に登場したときには大喜びし、味も乙なものだったので一安心した。
中でも圧巻だったのは、クリームチーズににんにくや胡桃、ナッツ類のみじん切りやパセリ、レモン汁などを入れ混ぜ合わせ、スパイスもブラックペパーやパプリカ、ミックスハーブなどを加え、沖縄の月桃のスパイスなど珍しくも貴重なものも入って、まろやかで上質なチーズパテが出来上がった。

これを小麦粉から自家製の手作りパンに焼き上げたものに添えていただいていたけれど、誰言うともなく大葉の上に玄米ご飯を乗せ、手巻き寿司風にして具の代わりにこのチーズパテを乗せて食べると絶品也と言うことになり、試して見ると本当に美味しくてその絶妙な取り合わせをそれぞれが自画自賛し、あっという間に平らげてしまったといういわく付きメニューとなった。
海苔にもおぼろ昆布にも良く合った。大葉も育ちすぎている位大きくて肉厚に見えたが、有機無農薬で作られたしその葉はやわらかく香り豊かで美味しかった。

ハーブを中心にしたワークをしたけれど、ハーブのスチームパックやハーブ風呂などもいただいて、心身ともにリラックスした。
ウグイスがさえずる中を土に触れ、体が喜ぶごちそうをいただいて、ハッピーな一日が終わった。
ご縁をいただいた皆様に感謝!!!☆☆☆

食といのちの楽耕  
http://www.shoku-to-inochi.net/kouza_workshop_2006.html






花に恋する蝶

2006年07月21日 | Weblog

一度花期が終わった定家かずらが返り咲くかのようにポツリポツリと白い花を咲かせ、そのあたりを蝶がひらひらと舞っていた。
まるで、花に恋をしているみたいだった。

各地で水の被害が広がり、ニューズ画面を眺めながら、被災された方々のことを考えるとのん気にブログなんか書いていていいのかしらと身につまされる。
心よりお見舞い申し上げます。

それにしても自然災害が多い。
まるで山の神様が怒っているよう。
サル・鹿・イノシシなどが人里まで下りてきて、栽培している農作物を荒らす被害もよく耳にするようになった。
野生動物たちの棲みかを人間が奪い、人々が大きな自然災害の犠牲になる。人災だと言っている人々もいる。
なすすべもなく、共に心を痛めること位しかできない。無力。


黄色いカンナの花咲く道

2006年07月20日 | Weblog

今日も7月にしてはかなり凌ぎやすい一日だった。

「完全夏休み」を決め込んで実行に移していたけれど、なかなかそれは難しい。
家に居ていくつかの家事をしたり、仕事周りの整理をしたりしながらゆるゆると過ごしているけれど、いくつかの問い合わせや紹介をいただくとやはり動いてしまう。考えようによってはこれほど有り難いことはないけれど、と感謝しつつ、どこまでが仕事でどこまでがプライベートかと境界が付けにくいほど、仕事はだんだんわたしにとって趣味の領域に近づいて来ると言ったらヒンシュクを買うだろうか……。

休息の時間の方が思いのほか足早に過ぎ去り、だんだんといつものペースに戻って行く。まるで自らが大きくそれを望んでいるかのように……。

雨上がりの曇り空の一日、まるで曇天を地上から照り返すように黄色いカンナの花が目に鮮やかに飛び込んで来た。翳りののない美しさに見惚れた。

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【お知らせ】
2006年7/29(土)・30(日)
東京ビックサイトで行われる「癒しフェア」の無料入場券が必要な方は5枚私の手許に届いていますので、メール又はコメント欄でお申し出下さい。
癒しフェア http://www.a-advice.com/
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モノレールに乗って……

2006年07月19日 | Weblog


千葉にはモノレールが走っているけれど、あまりモノレールに乗ることはない。
しかし、今日、初めて「千葉駅~千城台駅」までモノレールに乗った。
まず料金に驚いた。千葉駅~千城台駅で片道450円。タクシーに乗ったと思えば安いけれど…ネ…。

ただ、料金を除けば、たまにモノレールに乗って「空中散歩」をするのもいいなあと思った。
「千葉公園駅」では、ホームから千葉公園の緑が一望できるし、蓮池も目線の先に見渡すことが出来て思わず身を乗り出したほど。公園の樹木の多さにもあらためて目を見張った。

千葉公園~作草部~穴川~スポーツセンター辺りまでは、モノレールの下の道路からモノレールの高架を見上げる見慣れた地域なのに、目の高さが変わると初めて見る家並みやビルの景色のように映り、驚いた。

「スポーツセンター駅」も次ぎの駅の「動物公園駅」もこんなにまだまだ緑地が残されているのかと嬉しくなったほどである。
「みつわ台」「都賀」辺りは車や電車でも馴染みの町だけれど、そこから先はわたしにとっては全く初乗り入れと言った感じ。
千葉市に28年も住んでいるのに、知らない町や知らない景色がこんなにあるのかと驚いた。

「灯台もと暗し」とは良く言われる言葉だけれど、地域の中に住んでいながら地域のことが全く解っていないことが多い。
それは、街を利用する動線が生活習慣化していると言うことに違いない。
ちょっとした街や町の風景が目線を変えるとこんなに新鮮に目の中に飛び込んできて心を揺さぶる、そんな感動をモノレールに乗って抱いた。

あらためて言えば、何もモノレールに乗らなくても、心の持ち様と街をくまなく散策すればきっとたくさんの新しい発見があるに違いないと確信した。




都内ぶらぶら……山口ヒロミ銅版画展

2006年07月18日 | Weblog

7月の雨としては信じられないくらい涼やかな気温を運んでくれた雨。こんな雨は大歓迎である。

雨のそぼそぼと降る中を、都内に出た。
二つ三つの用事を片付けたけれど、まだまだ終わりそうにない。
サンダルからはみ出た足の指先を雨で濡らしながらも、心地よく散策に明け暮れた一日でもあった。

本郷3丁目にある「ギャラリー愚怜」で「山口ヒロミ銅版画展」が行われている。
(7月13日~7月22日・正午~午後8時:最終日は午後6時まで/場所は大江戸線本郷3丁目駅から徒歩5分位。東大赤門の斜向かい。写真は山口さんのブログよりお借りした。)
山口平明・ヒロミ夫妻の娘天音さんをモチーフにした銅版画は、独特の世界へ見るものを誘う。
わたしの中にも何かが棲んでいるのか、わたしはこんな切り口の言わば生々しい画が好きである。

天音さんは、お産の時の酸欠が原因で重度心身障害を持って生まれ、19歳で逝き、5年が経った。天音さんの父母平明さんとヒロミさんが天音さんを在宅で介護しながら、ヒロミさんは合間を縫って銅版画教室に通い、文を平明さんが綴り、画をヒロミさんが描いた。
それは、「不思議の天音」「イノチの天音」など数冊の本にもなっている。
愛情を溢れるほどに注ぎ、そして天音さんを囲んで父・母・娘の3人で格闘した記録でもあるが、天音さんが、山口家に天使として棲み付き、その天使との三つ巴の絡み合いは、文を読む者、画を観る者を魅了する。

山口天音 /ひろみ/平明さんに関するホームページです。http://www.arsvi.com/0w1/ymgcamn.htm