ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

1月も終わり

2010年01月31日 | 心・健康・癒し


知っていることを知っていると言いたいのは人の常ですね。
もしかしたら、ほんとうにものをよく知っている人は、知ったかぶりをしないで知らんぷりをして私のような知らない衆生の隣りに自然体でわざと埋もれているのかもしれません。 だから世の中こわい。

まあ、そんなこと、どうでもいいけれど。

テレビでもときどきお見かけする勝間和代さんが今朝の「毎日新聞」に載っていました。題して「勝間和代のクロストーク・みんなの経済会議」。格差社会をどう直して行くかの提言のようなことが書かれていました。
個性的キャラを持つ勝間さんの「幸せになる方法」は、「ねたまない、怒らない、愚痴らない」だそうです。
軍靴ならぬ、ハイヒール音を響かせながらカツカツカツと自分の存在をアピールしながら歩いている雰囲気のある勝間さん。
勝間さんと同じようなイメージを与える女性が最近は増えたみたい。トレンドなんでしょうか。

「ねたまない、怒らない、愚痴らない」生き方って、確かに確かにそうですね。優等生にはそれができるのでしょう。
でも、弱くていつもいつも折れそうな心で生きている人は、ねたんだり、怒ったり、愚痴ったりしながら世の中と、または周りの人と対峙しているのかもしれません。

えっ??だから幸せになれないって???

虚と実

2010年01月30日 | 自然 花や風景など


夕日に照らされたビルの中にビルがいくつも映り込んでいます。
私たちが日ごろ見ているものの中にも、こんなことが起こっているのかもしれません。

目に見えていることと、実像とのギャップ。
思い込んでいることの中にも、勘違いしていることってたくさんあるのかもしれませんね。


予期せぬことが起こる時代

2010年01月28日 | 社会


「西武デパート有楽町店」の閉店が決まったことをニュースが報じていました。
ここで働いている人たちは、どこへ行くのでしょうか……?

日航が会社再生法の適用を受け、事実上倒産し、企業再生支援機構の手が入りました。株価は1円。
今日会った人の中に「日航の株を持っていましたが、パーになりました」と話した人がいました。すかさず相の手が入り、「では今度はANAを買えば?」とジョークが飛ぶと、「ANAを売ってJALを買いました」と、笑い話のようなほんとの話が。

予測できないことが次々と起こっています。
厳しい時代に入ったことを日々のニュースや周りの人の話から切実に感じることが多くなりました。
「貧しても鈍することのないように」と祈り、私自身にもそう言い聞かせています。


うわさの奥宮 香取神宮

2010年01月27日 | 
うわさによると、どうやら今年のパワースポットは「鹿島神宮・香取神宮」あたりらしいですね。
雑誌や本などで大々的に取り上げられた所は、私の旅のスタイルには合わず、ですが、千葉県に住む私にはもっとも身近で行きやすい神社に違いはありません。
「鹿島神宮」は男性的、「香取神宮」は女性的な美しさを持ったお宮です。

去年は元旦二日に訪れましたが、お正月の人混みで頭がクラクラ、身体もクラクラ。
今年は初もうでの喧騒が落ち着くのを待って出かけました。



 



香取神宮のご神殿の美しさには、訪ねるたびにうっとり。

あまり人がお参りしない「奥宮」へも。
奥宮は本宮の境内を一度出て里の中を歩くとすぐにあります。

 

小さな切り通しの坂道を何度もゆっくり歩きました。
木々の緑はもう春を彩っているようです。







数段の階段を上ると人がすれ違えるほどの細い参道があり、その先に奥床しくひそやかに祀られています。
シンプルな清々しさと気高さにあふれています。
場の安らかな心地よさにしばし時を忘れるほどです。
平日の昼下がり、太陽がお社の後ろから射し込み、うっそうとした木立の中がぽっと不思議な明るさに包まれました。

 

参拝のあと、周辺を散策すると、陽だまりに梅の花が咲いていました。
白梅はほぼ満開、紅梅はぼつぼつと咲き始めていました。

家から香取神宮まではゆっくり行ってちょうど1時間半くらい。佐原駅から行きはタクシーを使いました。
帰りはよいご神気をいただいたのか元気モリモリ。女の足では歩いて駅まで50分くらいですが、スイスイと徒歩で駅に向かうことが出来ました。



 

途中、水郷佐原の町並みをゆっくり歩き、佐原の町ならではのカフェでホットチャイを飲んで一服し、必ず立ち寄るゴマ油専門店「油茂」でゴマ油を買い求めました。

今年は桜の季節にももう一度訪ねようと思っていますが、その頃はやはり人出も多く、考えるところです。


蚊帳をほどく

2010年01月26日 | 美しいもの



ほどいた蚊帳の布地を洗濯機でガラガラと洗い、太陽にしっかり当てて乾かしました。使い道はこれから考えようと思います。

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旅先の古道具屋さんで目にした古い蚊帳。
値段を訊くと「3000円です」という答えが返ってきました。
しばらく思いあぐねた末、買いました。

 
 
 

その蚊帳をほどきました。
一枚の布にして使い道を考えようと思ったのです。
買う時に、カーテンにしようかなとチラリと考えがよぎりました。
目白の「古道具坂田」の坂田さんのお店で、入口の引き戸に日に焼けた蚊帳のような麻のカーテンが下がっていたのを見かけたことがあるからです。
また坂田さんの私設美術館「as it is」で、展示品の中に古い蚊帳の布でパッチワークした見事なベッドカバーを見ていたからです。

 
 
 

買ってきた蚊帳をほどいて行きながら、その手仕事の美しさと、昔の人の始末の凄さのとりこになりました。
すべての箇所がミシンを使わず手で縫われていること、破れたところは接ぎ布を当て補強していること、その補強の仕方の布使いの美しさにもほれぼれしました。
長方形の蚊帳を吊る四隅の吊り手には茜色の絹糸が束ねられ細工されています。こちらも見事。
きっとミシンのない時代に縫われたものなのでしょう。
(写真のほとんどは、ほどいて行く過程で姿を現した裏面です)

 
 

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染料から糸まで、中の芯に使われていた太い麻糸も含めて科学合成的なものを一切使わずに天然の素材だけを使って色々のモノが作られていた時代に思いを馳せました。
と同時に、私はどうしてこんなに朽ちかけている襤褸布が好きなのかしらとちょっと呆れがちなもうひとりの私がいます。


ふじたさん、旅へ。

2010年01月25日 | 心・健康・癒し



このブログ内ブックマークに登録している「[霊性を考える / Diviner]」のふじたさんのホームページとブログのこれまでの情報がクローズになっていますのでお知らせします。

数日前のふじたさんのブログで「1月はクレンジングの旅に出る」とありました。
深い決意のもとふじたさんは旅に出られました。

「ホームページとブログはクローズしましたが私は元気で旅を続けています」とふじたさんよりメールが届きました。
ご無事に旅からお戻りになることをお祈りしています。

これまでのすべてをリセットして旅の中で模索を続ける……うまく行かなかったら戻らないという覚悟。戻らないということは今生の別れとも受け取れます。とても勇気のいる決断です。私もそれが出来たらいいなと思います。
霊性カウンセラーとしてもしっかり根を張っていたふじたさん。人々の信頼も多く得、そのもっとも仕事としても傍目にうまく行っていると思えるときのリセットとクレンジング。
現状の成功の執着を棄てることは勇気が要り、また逆にうまくいかないのに現象にしがみついてしまう人の多い世間。それら人の業ともいえるものをすべてゼロに戻して生き直してみることは、私の中にも欠けていたことに気づかされます。

そこまでのことが出来なくても、時々は流れを思い切って変えてみることも大切なのだという思いに動かされています。


詩集を開いて ~山尾三省 『新月』~

2010年01月25日 | 本など

「山尾三省 第三詩集 『新月』」(くだかけ社)と三省さんの追悼ともいえる「アニミズムという希望」のDVD(山尾三省生誕70年祭)をイトウさんが貸して下さいました。
今日ようやくDVDを見ることができ、詩集もめくりました。

詩集を手渡されたとき、「この詩集が三省さんの中で私の一番好きな詩集です」とイトウさん。生前の三省さんに何度もお会いしたことがあるというイトウさん。
この中には私も好きな詩がたくさんありました。


◎台所で

台所で ふきんを洗いながら
ふきんでも洗わねば汚れる
まして 人間の心はと ふと思った

人間はなにで心を洗うのか
山を眺めて心を洗う
雲を眺めて
水を眺めて
椎の実が実る 椎の木を眺めて心を洗う
赤まんまの 赤い花を眺めて洗う

そしてまた
ふきんを洗うことによって心を洗っていたのだった

大変うれしくなって
洗い終わったふきんをよくしぼり
丁寧に四角にたたみ
そっと額に当ててみた


◎カッコウアザミ

初冬の庭に
百千のカッコウアザミが 咲いていた
静かな 青い花である

大静寂 という言葉を持たれた 尊敬する方は
高齢に到り
明るいガラス戸越しに 終日 その庭を眺めておられた
甘いものとお茶を好まれると聴いた
またあるとき ある人が訪れ
先生は一日そうしていらして 退屈なさいませんか
と尋ねると
退屈とは何か
と逆に尋ねられたと 聴いた

茶をすする ずどんという音も聴いた
初冬の庭に
百千のカッコウアザミの花が咲いていた
青い 静かな花であった


言葉から伝わる日々の営みの中に在る自分を発見し、静かに満たされている平凡な生こそがかけがえのないものと気付かされます。

他にも心に沁み込む好きな詩にたくさんめぐり合いました。
1938年生まれの山尾三省さん。2001年に屋久島で没、62歳でした。


青山へ

2010年01月24日 | 社会

青山へ。
表参道で降りるところをうっかり乗り過ごし、渋谷まで行き引き返しました。
時間ぎりぎりに会場へ到着。

ブログを書くときに、できるだけ抽象的な表現は使わないようにと心がけています。
たとえば、「ある人と……」とか、「ある会に……」とか等々、もったいぶった言い回しも極力避けたいと思っています。

しかし、それを書けたらいいのになと思いながら、なかなか詳しく書けないことも多くジレンマを感じています。
このブログがオフィシャルなものではなく、プライベートな生活日誌のような性質に近いからかも知れません。

まあ何はさておき、都会の匂いのする青山界隈の空気を吸って、元気を取り戻しました。久しぶりのお上りさんで、田舎もいいけど都会もいいなあ……と、そんな感じ。
それに今日の会は、難しいテーマでしたが中身の充実した暮らしに参考になる、私にとっては学習効果の高い会でとても満足し、継続参加を希望しているところです。
誘って下さる方がいての様々な出会いです。ありがたいなと思っています。

会が終わっての友人との“飲み会ミーティング”も盛り上がり、こちらも久しぶりのギリギリセーフの終電車でのご帰還となりました。
たまにはいいか♪~と、そんな感じでリフレッシュ効果大の一日でした。