猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

獣は月夜に夢を見る

2017-01-11 10:57:00 | 日記
2016年のデンマーク・フランス合作映画「獣は月夜に夢を見る」。
デンマークの海にほど近い小さな村で、少女マリー(ソニア・ズー)は両親と暮らしていた。
母(ソニア・リクター)は病気を抱えているが、父(ラース・ミケルセン)はそのことについて何
も教えてくれない。村の住人たちは何故か車椅子に乗る母を恐れており、マリーに対し
ても訝しむような目で見てくる。ある日マリーは職場でダニエル(ヤーコブ・オフテブロ)と
出会い、孤独な2人は惹かれ合っていった。その頃、マリーの体に異変が起こり始める。

ブラック・ファンタジーというのか、タイトルでネタバレしてしまっているような映画。舞台が
デンマークなのがいい。北欧の寒々しい風景の中で起きる悲劇。観ている方も手が冷た
くなってしまいそう。これがアメリカとかだったりしたら映画の雰囲気がまるで違ったものに
なるだろうなあ。
主人公のマリー役の人は美人ではないが、儚げな感じが役に合っている。母親はずっと
病気で車椅子生活。全くしゃべらない。村の医者が時々診察に訪れるが、病気の内容に
ついては触れない。父親もだ。そしてマリーの体にも異変は起きていた。胸の辺りにアザ
?のような発疹?のようなものができ、医者に診てもらうが、やはり病名は言われない。
「ひどくなっていないのなら大丈夫」とだけ。マリーに納得できる訳がない。
マリーは職場で嫌がらせをされる。マリーには理由はわからないが、村人たちはマリーの
母親とマリーの秘密を、知っているのだ。マリーは同じ職場のダニエルと恋愛関係になる
が、これは幸せの始まりなのか、悲劇の始まりなのか、私にはわからない。ただこの2人
はこれからどうやって生きていくのかなあ、と思う。
短めの時間にいろんな出来事が凝縮されていて、おもしろかった。




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X-ファイル 2016

2017-01-07 20:42:48 | 日記
アメリカのテレビドラマ「X-ファイル 2016」。
モルダー(デヴィッド・ドゥカブニー)とスカリー(ジリアン・アンダーソン)がFBIを去ってから
10年以上が経った。しかし、かつての上司スキナー副長官が2人を呼び寄せる。異星人
による拉致と政府陰謀の関係を証明する新たな証人が現れたというのだ。モルダーたち
は再び真実を追い始める。一方、ニュージェクス・テクノロジーの本社ビルで、サンジェイ
博士が仕事場に到着すると、高周波のノイズ音を聞いた。博士以外の人間にはノイズ音
は聞こえておらず、博士はノイズ音に耐えられなくなり、ペーパーナイフで鼓膜を破り絶
命してしまう。モルダーとスカリーはサンジェイ博士の不審死事件の捜査に赴く。

大好きな海外ドラマ「X-ファイル」の新作。も~嬉しい!あのテーマ曲を聞くだけでワクワ
クしてしまう人も多いのではないだろうか。今回は「闘争Part1」「変異」「トカゲ男の憂鬱」
「バンドエイド・ノーズ・マン」「バビロン」「闘争Part2」の6エピソードで構成されている。
モルダーもスカリーも年を取ったなあ。それは仕方ないことだけれど。この2人、シリーズ
の最終回で「ああ、一緒になるんだな」と思ったが、その後の映画では結婚していなかっ
た。そしてその映画のラストでも「一緒になるんだな」と思わせる終わり方だったが、今回
の新作でもやっぱり結婚していなかった。どうなってるの、この2人。スカリーは医師として
病院に勤めているが、モルダーはX-ファイル課がなくなって以来うつ病になっているとい
う設定らしいのだが、モルダーはどうやって生活しているのだろう(笑)
私は「トカゲ男の憂鬱」と「バンドエイド・ノーズ・マン」と「バビロン」がおもしろかった。「ト
カゲ男の憂鬱」は笑えるが、次のエピソード「バンドエイド・ノーズ・マン」は打って変わって
グロテスク。このバランスがX-ファイルですよ!スキナー他懐かしい面々も登場して、
満足。この続きは製作されるのだろうか。モルダーは未だに私の理想の男性である。
結婚したい。いや、結婚はしなくていい、付き合いたい。




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HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス

2017-01-03 18:13:30 | 日記
2016年の日本映画「HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス」。
大学生になった色丞狂介(鈴木亮平)は姫野愛子(清水富美加)のパンティーをかぶり、
変態仮面として悪を倒していた。が、複雑な感情を抱く愛子はパンティーを返してもらい、
狂介と愛子の心にすれ違いが生まれてしまう。愛子に対して密かに好意を寄せる同級
生の真琴正(柳楽優弥)は、愛子を傷つける狂介を憎いと感じていた。そんな中、世界
中でパンティーが消えていくという事件が発生し、絶対絶命に陥る変態仮面の前に新
たな敵が出現する。

皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
「HK 変態仮面」の続編である。数年後、大学生になった色丞狂介とガールフレンドの
愛子だが、愛子は次第に狂介のしていること(変態仮面)を受け入れられなくなり、自分
のパンティーを返してもらう。狂介の「変態仮面は変態だけど僕は変態じゃないよ」とい
うセリフがおもしろい。狂介のS嬢の母親も健在。片瀬那奈があんな役をやるって意外
だなあ。似合っているけど。相変わらず鈴木亮平は30歳を過ぎているのに大学生の役
が違和感ない。高校生の役も違和感なかったけど、不思議な人だ。
今回は前回よりも変態性が強く、盛りだくさん。ムロツヨシの変態さもパワーアップして
いるし、柳楽くんまであんな役をやってしまうなんて。ちょっとやり過ぎの感はある。やっ
ぱりシリーズものって最初の作品がおもしろいなあ。でも今回は前回敵だった安田顕が
味方だったり、狂介の死んだ父親の幽霊が登場してアドバイスを与えたりと、おもしろい
面もあった。それにしてもやっぱり、鈴木亮平の筋肉美はすごい。

前記事が丸2日ブログサークルに掲載されなかった。前にも同じことがあって、とても
困った。今回は掲載されるといいけど。同じ経験がある人いらっしゃいますか?(´・ω・`)




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