猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

誰かがあなたを愛してる

2013-09-17 03:51:45 | 日記
1987年の香港映画「誰かがあなたを愛してる」。
演劇の勉強のためにニューヨークの大学に留学したジェニファー(チェリー・チェン)は
遠縁のサミュエル(チョウ・ユンファ)の世話で、彼の住むアパートに住まわせてもらう
ことになった。アパートのあまりのボロさに驚くジェニファー。電車がしょっちゅう通り
うるさく、環境も悪い。
サミュエルは中華レストランで働いているが、ギャンブルが大好きで、友人たちといつも
ギャンブルをしている、あまり真面目ではない男だ。英語もろくに話せない。
ジェニファーは先にニューヨークに来ている恋人のヴィンセント(ダニー・チャン)に会いに
いくが、彼には新しい恋人がおり、態度も冷たかった。
ジェニファーはショックのあまりアパートでガス事故を起こしかけるが、サミュエルに
助けられる。
サミュエルはなんとかジェニファーを元気づけようと、遊びに誘ったり、一緒に買い物に
いったりする。やがて2人はお互いに恋心を抱くようになるが、仲は進展しない。
ジェニファーはトラブルで子守りのバイトと中華レストランのバイトを次々クビになり、
ついていない。

高い評価を受けたラブ・ストーリー。舞台がニューヨークなので、「香港人の目から見た
ニューヨーク」が描かれており、興味深い。
サミュエルが住んでいるボロアパートには私も驚いた。ボロなだけでなく、狭く、なんだか
構造が変なのだ。ニューヨークにこんなアパートあるの?と思ってしまった。
そしてニューヨークの町も、壁には落書きだらけ、ゴミが舞い、ガラの悪い青年たちがたむろ
している、そんな場所が出てくるのだが、ニューヨークってあんなに汚いの?と思った。
まさか全域じゃないよね、一部だよね?
人なつこくて親切で、気のいい青年を、ブレイク前のチョウ・ユンファがかわいく演じている。
今だったら考えられないような役。
香港映画らしいロマンチックなラブ・ストーリーだった。ヴィンセント役のダニー・チャンは
35歳の若さで亡くなっていたんだなあ。知らなかった。
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