猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ナイト・オブ・シャドー 魔法拳

2020-08-08 21:48:55 | 日記
2019年の中国映画「ナイト・オブ・シャドー 魔法拳」。

妖怪の世界から人間たちを守っていた結界が破れ、妖怪たちが人間界へ押し
寄せる。彼らを捕えるため人間界に送り込まれた妖怪ハンターのプウ・スン
リン(ジャッキー・チェン)は、作家を装いながら、「陰陽の筆」の力を使っ
て邪悪な妖怪たちを封印していく。ある時、2人の美しい女妖怪が少女たち
を誘拐するという事件が発生。弟子のヤンフェイ(リン・ボーホン)と共に捜
査に当たっていたプウは、謎の男チュイシャ(イーサン・ルアン)から女妖怪
の1人シャオチン(エレイン・チョン)の悲しい過去を聞かされる。

ジャッキー・チェン主演のファンタジー・アクション。作家として活動しな
がらも実は凄腕の妖怪ハンターであるプウ。村の少女たちが美しい女妖怪に
誘拐されるという事件が起き、無理矢理弟子になったヤンフェイと共に捜査
を始める。このヤンフェイがおっちょこちょいであまり役に立たないのがお
もしろい。プウには妖怪(良い妖怪?)の部下が何人かおり、彼らはかなり活
躍してくれる。CG感満載なのだが、かわいい。
中盤までは邪悪な妖怪退治の話だが、後半は雰囲気が変わってきて、ラブス
トーリー中心になる。謎の男チュイシャは元は蛇の妖怪だったが現在は人間
になっており、女妖怪の1人シャオチンは元は人間だったことがわかる。そ
して2人は昔から愛し合っていたのだった。そのことをチュイシャが話して
いる時に中華風のアニメーションが流れるのだが、それがとてもロマンチッ
クで風情があって良かった。
ジャッキーのアクションは控え目。というより、ほぼない。ジャッキーもも
うお年だからか、若い俳優たちに見せ場を譲ってあげているような感じがし
た。でも笑顔やコミカルさは健在。特にセリフ回しがおもしろかった。ワイ
ヤーアクションがふんだんに使われているのは中華圏の映画だなあと思った。
ジャッキーらしいアクションが観たい人には物足りない映画だが、妖怪退治
とか、人間と妖怪の純愛とか、「犬夜叉」の世界観みたいで私はおもしろか
った。




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