猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

薔薇の素顔

2017-09-09 23:00:50 | 日記
1994年のアメリカ映画「薔薇の素顔」。

ニューヨークの精神分析医ビル・キャパ(ブルース・ウィリス)は、自分の目の
前で患者が飛び降り自殺をし、路上に広がる血を見て以来、赤色を見ると拒絶
反応を示すようになってしまった。そんな自分に疲れ果てたビルは、ロサンゼ
ルスに住む友人のボブ・ムーア(スコット・パクラ)の元を訪れる。同じ精神分
析医であるボブは、毎週5人の患者に集団セラピーを行っている優秀な医師で
あり、ビルは彼の手助けが欲しかったのだ。だが、ボブはビルに「患者の1人
に命を狙われている」と、脅迫されていることを打ち明ける。そして数日後ボ
ブは何者かによって惨殺されてしまう。同じ頃、ビルはローズ(ジェーン・マ
ーチ)という女性と出会い、その謎めいた美しさに惹かれる。一方、患者たち
の頼みで、ビルは5人の集団セラピーを引き継ぐことになったが、事件を追う
ビルの周囲には、姿なき殺人者の警告が発せられる。

ブルース・ウィリス主演のサイコ・サスペンス。自分のクリニックで患者が飛
び降り自殺をして以来、そのトラウマから仕事ができなくなってしまった精神
分析医のビル。彼は友人の精神分析医であるボブに相談しようと訪れる。ボブ
は自分が行っている集団セラピーにビルを参加させる。奇妙な5人の患者たち
(精神病だから当然なのだが)。その後ボブは患者の1人に命を狙われているこ
とを話すが、ビルには信じられない。だが実際にボブは殺されてしまう。ボブ
の家に住み、ボブの仕事を引き継いだビルだったが、ミステリアスな美女ロー
ズと出会い、すぐにお互い恋に落ちる。
この映画、とにかくブルース・ウィリスとジェーン・マーチのラブシーンが多
い。ここまでラブシーンに時間を使わなくても…と思うくらい。しかも評判は
悪かったらしく、ゴールデンラズベリー賞を受賞している。ブルース・ウィリ
スもお尻を見せて頑張っていたのになあ。私は割とおもしろかったけど。多重
人格、同性愛、バイセクシャル、猟奇殺人といろんな要素がてんこ盛りである。
犯人も予想がつかなかったし、コミカルな刑事の存在も良かったし、決して出
来の悪い映画ではないと思うんだけど。
それにしても犯人の異常さには驚かされた。あそこまで異常な性倒錯者ってい
るのだろうか。人間ってどこでどうなるか本当にわからない。ただ、ビルが真
相を知った後がちょっとあっさりしすぎていた感じはする。全体的にラブシー
ンが強調されていて印象に残るので、もっとグロテスクな面を描いた方が良か
ったかも、と思う。とりあえず私はおもしろかった。




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