1994年のイギリス映画「バック・ビート」。
1960年、イギリスのリヴァプール。スチュアート・サトクリフ(スティー
ヴン・ドーフ)は美術学校で出会った親友のジョン・レノン(イアン・ハー
ト)と毎夜街へ繰り出しては酒を飲み、ケンカを起こすなどして過ごして
いた。スチュアートには天才的な絵の才能があったが、ジョンは絵よりも
音楽に興味を持っていた。ある日、ジョンはスチュアートをバンドに誘う。
初めは戸惑ったがジョンに憧れを抱いていた彼はベーシストとしてバンド
に加入する。初めての巡業でドイツのハンブルクに行った際、スチュアー
トは彼らのライブを観に来ていた写真家アストリッド・キルヒャー(シェ
リル・リー)と運命的な出会いをする。やがてスチュアートは恋愛と絵を
描きたいという気持ちにより演奏に身が入らなくなり、ポール・マッカー
トニー(ゲイリー・ベイクウェル)は不満を募らせる。
ビートルズの初期メンバーだったスチュアート・サトクリフの生涯を描い
た映画。スチュアートはビートルズが正式にデビューする前に脱退してい
るのだが、しばしば「5人目のビートルズ」と呼ばれているという。スチ
ュアートとジョンはリヴァプール・カレッジ・オブ・アートで出会い、共
同生活をする程に親しくなる。その仲の良さはポールが嫉妬する程だった。
スチュアートは画家を目指していたが、ジョンに誘われベースを購入し、
バンドに加入した。やがてハンブルクに巡業に行った際、ライブの客だっ
た写真家のアストリッドとお互いひと目で恋に落ちた。
ポール・マッカートニー役の俳優がよく似ていておもしろかった。メイク
などもあるのだろうが、よくこんなに似た俳優を見つけてきたなあという
感じ。スチュアート・サトクリフ役の俳優はなかなか美青年だが、本物の
スチュアートはもっと美形。本当に美しい顔をしている。アストリッド・
キルヒャー役のシェリル・リー(「ツイン・ピークス」のローラ・パーマ
ー役で有名)もかなり似せていた。スチュアートとアストリッドが一緒に
写った写真を見たが、本当に素敵なカップルだった。
だがスチュアートはアストリッドに夢中になるにつれ、バンド活動に身が
入らなくなる。彼はバンドと並行して絵も描き続けていて、どちらかと言
うと絵に情熱を傾けていた。ジョンはスチュアートがバンドに身が入らな
いのはアストリッドのせいだと考え、彼女を邪魔な存在だと思うようにな
る。スチュアートは演奏も歌も決してうまくはなく、ポールはイライラを
募らせ、ジョンにスチュアートを辞めさせるように言う。しかしジョンは
「あいつを辞めさせるのなら俺も辞める」「君が辞めるなんて有り得ない
」と口論になることもよくあった。
そしてスチュアートは本当は画家になりたいことや、ジョンとポールが自
分のことで揉めていることが辛くなり、自ら脱退する。そしてアストリッ
ドと同居するために奨学金を得てハンブルク美術大学に編入する。しかし
その頃から彼はひどい頭痛に悩まされるようになっていった。「5人目の
ビートルズ」のことは聞いたことがあったが、こうして映画を観てみると
ジョン、ポール、スチュアートたちの心の葛藤がよくわかってとても興味
深かった。ビートルズの初期の頃の曲も色々聞けて嬉しかった。しかしジ
ョンは複雑な性格だなあと思った。彼と付き合っていくのは結構大変そう
な感じがする。スチュアートは1962年に21歳で脳出血でこの世を去った。
映画評論・レビューランキング
人気ブログランキング
1960年、イギリスのリヴァプール。スチュアート・サトクリフ(スティー
ヴン・ドーフ)は美術学校で出会った親友のジョン・レノン(イアン・ハー
ト)と毎夜街へ繰り出しては酒を飲み、ケンカを起こすなどして過ごして
いた。スチュアートには天才的な絵の才能があったが、ジョンは絵よりも
音楽に興味を持っていた。ある日、ジョンはスチュアートをバンドに誘う。
初めは戸惑ったがジョンに憧れを抱いていた彼はベーシストとしてバンド
に加入する。初めての巡業でドイツのハンブルクに行った際、スチュアー
トは彼らのライブを観に来ていた写真家アストリッド・キルヒャー(シェ
リル・リー)と運命的な出会いをする。やがてスチュアートは恋愛と絵を
描きたいという気持ちにより演奏に身が入らなくなり、ポール・マッカー
トニー(ゲイリー・ベイクウェル)は不満を募らせる。
ビートルズの初期メンバーだったスチュアート・サトクリフの生涯を描い
た映画。スチュアートはビートルズが正式にデビューする前に脱退してい
るのだが、しばしば「5人目のビートルズ」と呼ばれているという。スチ
ュアートとジョンはリヴァプール・カレッジ・オブ・アートで出会い、共
同生活をする程に親しくなる。その仲の良さはポールが嫉妬する程だった。
スチュアートは画家を目指していたが、ジョンに誘われベースを購入し、
バンドに加入した。やがてハンブルクに巡業に行った際、ライブの客だっ
た写真家のアストリッドとお互いひと目で恋に落ちた。
ポール・マッカートニー役の俳優がよく似ていておもしろかった。メイク
などもあるのだろうが、よくこんなに似た俳優を見つけてきたなあという
感じ。スチュアート・サトクリフ役の俳優はなかなか美青年だが、本物の
スチュアートはもっと美形。本当に美しい顔をしている。アストリッド・
キルヒャー役のシェリル・リー(「ツイン・ピークス」のローラ・パーマ
ー役で有名)もかなり似せていた。スチュアートとアストリッドが一緒に
写った写真を見たが、本当に素敵なカップルだった。
だがスチュアートはアストリッドに夢中になるにつれ、バンド活動に身が
入らなくなる。彼はバンドと並行して絵も描き続けていて、どちらかと言
うと絵に情熱を傾けていた。ジョンはスチュアートがバンドに身が入らな
いのはアストリッドのせいだと考え、彼女を邪魔な存在だと思うようにな
る。スチュアートは演奏も歌も決してうまくはなく、ポールはイライラを
募らせ、ジョンにスチュアートを辞めさせるように言う。しかしジョンは
「あいつを辞めさせるのなら俺も辞める」「君が辞めるなんて有り得ない
」と口論になることもよくあった。
そしてスチュアートは本当は画家になりたいことや、ジョンとポールが自
分のことで揉めていることが辛くなり、自ら脱退する。そしてアストリッ
ドと同居するために奨学金を得てハンブルク美術大学に編入する。しかし
その頃から彼はひどい頭痛に悩まされるようになっていった。「5人目の
ビートルズ」のことは聞いたことがあったが、こうして映画を観てみると
ジョン、ポール、スチュアートたちの心の葛藤がよくわかってとても興味
深かった。ビートルズの初期の頃の曲も色々聞けて嬉しかった。しかしジ
ョンは複雑な性格だなあと思った。彼と付き合っていくのは結構大変そう
な感じがする。スチュアートは1962年に21歳で脳出血でこの世を去った。
映画評論・レビューランキング
人気ブログランキング
コメントありがとうございます。挫折しちゃったんですね。
私はおもしろかったです。いい映画でしたよ(^o^)
私のこの映画への興味も薄れてきて途中で挫折した映画でしたが
このレビュー見てもう一回見てみようかなって言う興味が湧きました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。私はリヴァプールと聞いたら真っ先にビートルズを思い出します。
スチュアート・サトクリフのことは聞いたことがありましたが、詳しくは知りませんでした。
映画はスチュアートの生涯を中心に描かれていますが、とてもおもしろかったですよ。
信号機をメンバー4人が渡るレコードジャケットはあまりにも有名ですね。
スチュアートは画家になりたい人ですから、バンドはいずれ抜けたでしょうね。
ベースもうまくなかったようです。
彼の絵は死後とても評価されて、何度も展覧会が開催されているそうです。
21歳での死はあまりにかわいそうですね。これからという時に…
あらすじには書いていませんが、映画にはジョージ・ハリスンやリンゴ・スターも登場します。
ジョージも病気で亡くなり、ジョンは射殺され、とても衝撃的でした。
ビートルズで存命なのはポールとリンゴだけです。淋しいですね。
有名なのかも…。
そうファンでなくても、ビートルズは有名だからさすがに存在は知っています。
ほとんど活動していないサトクリフのファンはあまりいなくても
ポールマッカートニーやジョンレノンのファンはいるから
映画は成立しそうですね。
特にファンでもないけど、信号機で渡るジャケットをマネして猫の絵を描いた事もあります。
でも五人目のメンバーと言われる正式結成前に消えたメンバーの存在は
全く知りませんでした……。
サトクリフは、絵画方面に興味のある人だから、アストリッドの存在無しでも
抜けるのは自然な事と思われますが、21歳の若さで脳出血で死ななければ、
興味の方向性は動いていくものだから、20代後半になってグループに
再度加わるなんて事もありえたかもしれないです。
本当、幻のメンバーですね。
ポール・マッカートニーは、存命ですが、この中でじゃ、
ジョン・レノンは故人で撃たれて亡くなりましたね。
コメントありがとうございます。私もジョン・レノンの大ファンですが、一言で言ったら「変人」ですよね。
映画がどこまで真実を描いているのかわかりませんが、「うわー、付き合うの大変そう…」と思いました。
ジョンはスチュアートをとてもかわいがっていたようで、彼の形見のマフラーを生涯大切に持っていたそうです。
そのジョンも非業の死を遂げてしまいましたが…
おもしろかったですよ。機会があれば是非!(^o^)
サトクリフには全く興味がなかったんですが、映画を観てみたくなりましたよ。