猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

愛のメモリー

2016-05-18 07:53:16 | 日記
1976年のアメリカ映画「愛のメモリー」。
1959年、事業家のマイケル(クリフ・ロバートソン)は、結婚10周年を祝うパーティーの
夜、何者かに妻エリザベス(ジュヌヴィエ―ヴ・ビジョルド)と娘エイミーを誘拐され、身
代金50万ドルを要求される。警察の追跡もむなしく、妻子は事故死してしまう。マイケル
は2人のために妻と最初に出会った聖堂を模した墓を建てる。1975年、マイケルは共
同経営者で友人のロバート(ジョン・リスゴー)と共に商談も兼ねて、イタリアのフィレン
ツェに旅行する。妻とのなれそめの聖堂で、死んだ妻エリザベスに生き写しの女性
サンドラ(ジュヌヴィエ―ヴ・ビジョルド2役)と出会う。数日の間に彼らは惹かれ合い、
婚約をしてアメリカに帰国する。マイケルは結婚の準備を進めるが、16年前の事件を
繰り返すかのようにサンドラが誘拐されてしまう。

ブライアン・デ・パルマ監督の恋愛サスペンス。実業家のマイケルはある日妻子を
誘拐され、身代金を要求される。犯人たちと妻子が乗った車を警察は追跡するが、
車は事故を起こし妻子は死んでしまう。そして16年後、マイケルはフィレンツェで死ん
だ妻そっくりの女性と出会い、恋に落ちる。興味深く物語は進行していく。
マイケルが建てたお墓がすごい。普通のお墓ではなく、聖堂の形をしていて、もはや
建物。金持ちはやることが違うなー。妻子が死んで16年後に出会った女性が妻と瓜
二つだったら、惹かれるのも無理はない。マイケルはいそいそと彼女と婚約するが、
友人のロバートを始め皆に反対される。そりゃそうだろう、出会って数日しか経って
いないのだ。マイケルは彼女のことを、彼女もマイケルのことを、何も知らないのだ。
だがすっかり頭がお花畑になっているマイケルは、皆の意見に耳を貸さない。思い
切り豪華な結婚式を挙げようと計画する。そこへきて、またも愛する人が誘拐されて
しまう。
もしかして…いや多分そうかも…でもそうだったら大変なことに…と思いつつ物語は
進んでいく。サスペンスとは違う怖さがそこにはある。え、そうなっちゃうの?という。
マズいでしょ、それ。
この映画がうまく仕上がっているのは、ジュヌヴィエ―ヴ・ビジョルドの演技力による
ものだと思う。この人は本当に素晴らしい女優だ。私はこの人の作品の中で「1000
日のアン」が1番好きなのだが、何故かDVD化されていない。あんな名作のDVDが
どうして出ないんだろうなー。もう1度観たい。是非是非出して欲しい。



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