猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

2013-05-04 03:42:49 | 日記
1997年のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」。
マーチン(ティル・シュヴァイガー)は病院で脳腫瘍だと言われた。もう手の施しようがなく、
数日の命だろうと。同じ病院でルディ(ヤン・ヨーゼフ・リーファース)は末期の骨肉腫だと
診断された。2人は偶然同じ病室、隣のベッドに入院することになった。
マーチンはヘビースモーカーで、看護婦に怒られてもまた吸う。ルディはおとなしい性格。
2人は隠してあったテキーラを見つけ、話し出す。そのうち2人とも海を見たことがないと
わかり、「海をみにいこう」と言って病院を抜け出す。
駐車場でベンツを盗み(鍵は車の中にあった)、逃走する。だがその車はまぬけなマフィアの
車だった。
あとわずかの命、怖いものがない2人は窃盗を繰り返す。車のトランクにあった大金を
みつけ、高級ホテルに泊まり、ごちそうを食べる。
その頃2人は警察とマフィアの両方から追われていた。更にテレビではこの事件が大きく報道
されていた。マーチンがルディを人質にとって逃げていると思われていたのだ。
マーチンは何度も具合が悪くなり、その度に薬を飲んで一命を取り留めていた。
警察とマフィアに追われながら、マーチンとルディは海を目指した。

おもしろかった!悲しい映画なのだろうなと思っていたが、意外にコミカル。テンポも良く、
とても楽しめた。
車を盗まれたマフィア2人組のマヌケさがいい。
ドイツ映画を見たのは久し振りだ。フランス語もいいが、ドイツ語もいいなあ。
1つ気になったのが、警察はマーチンがルディを人質にしていると思っていて、そのことで
「ヘルシンキ・シンドローム」と言っていたこと。ストックホルム・シンドロームではないのか?
ヘルシンキ・シンドロームという言い方もあるのだろうか?それともジョークなのか?
これがわからなかった。
ラストが切なく、とても良かった。
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