猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

マンイーター:捕食

2023-09-04 21:57:35 | 日記
2022年のアメリカ映画「マンイーター:捕食」。

楽園のような島での休暇中。婚約を破棄され失意の中にいる
ジェシー(ニッキー・ウィーラン)を慰めようと、彼女の友人
は船をチャーターし、離島へと向かうクルーズパーティーを
行うことにした。一方、離島の周りでは謎の巨大生物による
惨殺事件が発生。1人娘を殺されたハンター、ハーラン(ト
レイス・アドキンス)は一連の事件は巨大ホオジロザメによ
るものと突き止めた。そんなことは知らずにジェシーたちは
バカンスを楽しんでいた。

「マンイーター」とは物騒なタイトルだが、つまりは人食い
ザメの映画である。冒頭でハンターのハーランの娘がサーフ
ィンに出かけるのだが、行方不明になってしまう。後に娘の
遺体が見つかるが、バラバラに引きちぎられていた。他にも
ダイバーが殺されたという情報が入ってきて、ハーランは巨
大なホオジロザメによる仕業だと確信する。
一方、ジェシーたち男女のグループはクルーズパーティーを
楽しみ、ジェシーの失恋の痛手も次第に和らいできていた。
彼女たちは無事に離島に到着して美しい自然を満喫していた
が、周辺の海辺に大きな黒い影が現れたのに気づく。
前半、若者たちの会話が多く、特に何も起きないので少々退
屈である。最初にハーランの娘がサメに襲われてから次の犠
牲者が出るまでにとても時間がかかるのである。島の自然豊
かな風景は美しいが、間延びした感じで、ちっともハラハラ
しないのである。人食いザメの映画でこれではダメでしょう、
と思った。ハーランは妻を亡くし、娘まで失ったので強い悲
しみの中におり、サメを退治することを決意する。
そしてあるタイミングから犠牲者が次々に出始める。ジェシ
ーの友人たちも被害に遭ってしまう。ハーランは死体の様子
から、サメが「獲物を食べるためだけではなく、殺すことそ
のものを楽しんでいる」と推測する。サイコパスのサメとい
うことか。ジェシーの友人たちは1人、また1人と犠牲になっ
ていく。しかし重傷を負いながらも帰ってきたウィル(シェ
ーン・ウエスト)をジェシーは手当てし、ハーランは無線で
救助隊を呼ぶ。
終盤になってどんどんサメの犠牲になる人が出て来て、何と
なく全体のバランスが悪いなあと思った。DVDのジャケッ
ト写真は迫力があるが、物語はそれほど怖くなかった。やっ
ぱりスティーヴン・スピルバーグ監督の「ジョーズ」やレニ
ー・ハーリン監督の「ディープ・ブルー」みたいなサメ映画
はなかなか作れないものなんだなあ。


9月9日はノエルの誕生日なので、ペット保険の会社からバ
ースデーカードが届きました。嬉しいです

コメント (2)
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