猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

マン・ダウン 戦士の約束

2019-06-04 22:45:24 | 日記
2015年のアメリカ映画「マン・ダウン 戦士の約束」。

米軍の海兵隊員ガブリエル(シャイア・ラブーフ)は、妻ナタリー(ケイト・マーラ)と
息子ジョナサン(チャーリー・ショットウェル)を故郷に残し、アフガニスタンへ向か
う。戦場での任務は過酷を極めたが、故郷で待つ妻と息子の存在がガブリエルを奮い
立たせた。そして遂に、アメリカへの帰還を果たす。しかし、辿り着いた故郷の街は、
建物や橋が崩壊し住人たちの姿も消えていた。まるで異世界に迷い込んだかの様に、
懐かしき面影は失われていた。この街に一体何が起きたのか。ガブリエルは共に帰還
した戦友デビン(ジェイ・コートニー)と、荒廃した街で妻子の行方を捜す。

あらすじを読んだ時SFかと思ったが、違っていた。とても悲しいサスペンス映画だっ
た。妻子を残しアフガニスタンに派遣された海兵隊員のガブリエルは、過酷な戦場を
経験し、アメリカへ帰還する。だがそこは、建物が崩壊し住民の姿もない荒廃した街
だった。ガブリエルは幼馴染であり戦友のデビンと共に妻子を捜して歩き続ける。
物語は、ガブリエルがアフガニスタンに行く前、戦場、大尉(ゲイリー・オールドマ
ン)との面談、帰還してからの荒廃した街、と4つの場面が交錯しながら進行するが、
わかりにくくはない。前半は大尉との面談が多いので少し退屈さを感じるが。兵士た
ちの訓練の様子を見ていると、ああ本当に戦争は大変なんだな、と思わせられる。ど
うして戦争なんかしなければいけないのだろう。傷つけ合うだけなのに。
ガブリエルたちは荒廃した街を歩きながら、ガブリエルの息子の手がかりを見つける
が、それは驚くべき結末へとつながっていく。謎だらけだったものが収束に向かう様
子はとてもおもしろい。そして悲しい。ラストで字幕が出るのだが、イラクやアフガ
ニスタンからの帰還兵の多くがPTSDにかかったり、ホームレスになったり、自殺を
図ったりしているのだという。戦争は悲しみしか生み出さないのだと、改めて思う。




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