猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

スノーマン 雪闇の殺人鬼

2018-12-22 18:48:22 | 日記
2017年のアメリカ・イギリス・スウェーデン合作映画「スノーマン 雪闇の殺人鬼」。

オスロに初雪が降った日、1人の女性が姿を消し、彼女のスカーフを首に巻いた雪だる
まが発見された。捜査を開始したハリー・ホーレ刑事(マイケル・ファスベンダー)は、
過去10年間で女性が失踪した未解決事件が多すぎることに気づく。女性たちに共通して
いるのは、「既婚で、子供がいて、雪の日に失踪」ということだった。やがてハリーの
元に「雪だるま」という署名の入った謎の手紙が届く。

ノルウェーを舞台にしたサイコ・サスペンス映画。うーん、期待していたのだけど、そ
れほどおもしろくはなかった。前半は人間関係がわかりにくい。後半、事件が動いてか
らは少しおもしろくなるのだけど、それでもよくあるサイコもので、捻りがないと言う
か。犯人は雪に触発されて事件を起こしているのだが、その理由もありきたりな感じ。
次々と姿を消す女性たち。彼女たちに共通しているのは、既婚で子供がいるということ。
それがどういう意味を持っているのか、次第にわかってくる後半はまあおもしろかった。
女性の切断された首が雪だるまの上に乗せられていたりと、ショッキングなシーンもあ
るが、そのものを見せている訳ではないのでそんなにグロテスクではない。
キャストがマイケル・ファスベンダー、レベッカ・ファーガソン、シャルロット・ゲン
ズブール、ヴァル・キルマーと豪華なのに、もうちょっとおもしろくならなかったのか
なあ、と思う。終盤はそれなりにハラハラするのだけれど。ヴァル・キルマー年を取っ
たなあ。最初誰だかわからなかった。
まあ観て損をするというほどの出来ではなく、それなりに観られるのだけれど、もう少
しどうにかなっていたら結構おもしろい映画だったのに、惜しい、という感じ。ノルウ
ェーの雪景色は壮大で美しかった。その点は良かった。




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コメント (4)
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