猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

美女と野獣

2017-12-15 22:11:51 | 日記
2017年のアメリカ映画「美女と野獣」。

傲慢な王子(ダン・スティーヴンス)は「道に迷ったので1晩泊めて欲しい」という
乞食の頼みを断り、嘲笑ったため、乞食は魔女の正体を現し、王子と家来たちに
呪いをかける。王子は醜い野獣に姿を変えられ、家来たちは家具に姿を変えられ
た。魔女は王子に、「バラの花びらが全て落ちるまでに、愛し愛されることを学
ばなければ、呪いは永遠に解けない」と言った。数年後、城の近くにある村では、
父モーリス(ケヴィン・クライン)と暮らすベル(エマ・ワトソン)という美しい娘
がいた。ベルに一目惚れした村の英雄・ガストン(ルーク・エヴァンズ)は彼女に
求婚するが、彼の下品さや乱暴さを嫌っている彼女は求婚を断る。ある日モーリ
スはオルゴールを売りにパリに出かけるが、森の中で道に迷い、城に辿り着き一
休みする。ベルからバラを土産に頼まれていたことを思い出したモーリスは、庭
にあるバラを取るが、それを見た野獣は、モーリスをバラを盗んだ罪で牢獄に入
れてしまう。それを知ったベルは父を助けに行き、父の代わりに自分が牢獄に入
る。

ディズニーのアニメーション映画「美女と野獣」の実写リメイクで、ディズニー
が自ら手掛けた作品。私はディズニーアニメの中で「美女と野獣」が1番好きなの
でこちらも観てみたが、なかなか良かった。何と言ってもエマ・ワトソンがかわ
いくて美しい。傲慢さゆえに魔女に野獣の姿に変えられてしまった王子。王子に
捕らえられてしまった父を助けるために、父の代わりに牢獄に入った村娘のベル。
王子の家来であるルミエール(ユアン・マクレガー)はベルが呪いを解くための女
性だと考え、牢獄から出してやり、もてなすことを王子に提案する。しかしなか
なか打ち解けられないベルと王子。そこへ、ベルを諦めきれないガストンもやっ
てきて、お城は大混乱になる。ガストンのしつこいこと。
西洋の童話ってこういうパターンが多い。老婆などに化けた魔女が、自分に優し
くしてくれた人には褒美をあげ、冷たくした人には呪いをかける。その手の物語
をいくつか読んだ気がする。昔の西洋では魔女、魔法、呪いといった概念が身近
にあったのだろう。野獣はベルの清らかさや聡明さによって次第に心を開いてい
く。その過程には悲しいエピソードも入る。
エマ・ワトソンは子供の頃超絶美少女だったが、少し顔が変わったような感じが
する。もちろんかわいくなくなった訳ではなく、しっかり大人の女性になったな
という印象。歌もうまかったし、これはエマ・ワトソンを見る映画だと思った。
華やかなお城、かわいいベルのドレスなど目の保養になった。ただ少し気になっ
たのが、フランスが舞台なのだが、アメリカ映画だからセリフが英語なのは仕方
ないとして、ちょこちょこ「ボンジュール」や「マドモアゼル」などフランス語
が挟まれるところに違和感があった。でも私の好きなポット夫人もかわいかった
ので良しとしよう。




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コメント (4)
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