猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

王になった男

2014-12-15 03:14:55 | 日記
2012年の韓国映画「王になった男」。
1616年、李氏朝鮮第15代王・光海君(イ・ビョンホン)は暴君として恐れられるその裏で、権力争い
により暗殺されるかもしれないと怯えていた。ある日、光海君が病に伏せ、光海君と瓜二つである
道化師のハソン(イ・ビョンホン二役)が王の影武者として連れてこられる。重臣たちは、何とかして
身分の低い平民であるハソンを王に仕立て上げようとする。ハソンは、王としての振る舞いや宮廷の
生活に慣れるに従い、政治のあり方に疑問を抱き始め、やがて政治の場で自ら発言を始める。

とてもおもしろかった。とにかくイ・ビョンホンの演技がすごい。傍若無人な王と、民のことを考え、
血の通った政治をしようとする偽物の王の顔を、見事に演じ分けていた。
道化師のハソンは最初は王の口調や態度を真似るのに苦労するが、だんだん様になってくる。そして、
下働きの者たちにも優しく接するので、皆「最近殿下は変わったね」と話す。
しかし、政治のことに口を出すようになると、部下たちは「本物の殿下なのか?」との疑いを抱き始める。
この辺りは、いつ偽物とばれないか、観ていてハラハラする。
ユーモラスな場面もあるが、全体を通してシリアスである。下働きの娘・サウォルのエピソードはかわい
そうだった。私の好きな時代劇。ラストも感動的だった。



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