2010年の日本映画「冷たい熱帯魚」。
小さな熱帯魚店を営む社本信行(吹越満)は、妻の死後に妙子(神楽坂恵)と再婚したが、若い
継母と娘の美津子(梶原ひかり)は折り合いが悪く、家の中はいつも重い空気が漂っていたが、
気が弱い社本はどうすることも出来なかった。
ある日美津子がスーパーで万引きをしたとの連絡を受け、社本夫婦はスーパーに行った。
店長は警察に届けると激怒していたが、店長の知り合いの村田幸雄(でんでん)の取りなしで
許してもらえることになった。
村田に深く礼を言う社本。村田はスーパーの近所で大型熱帯魚店を経営しており、同業者の
社本に店を見にこないかと誘い、社本たち家族は村田に同行した。
村田の店はとても大きく、社本たちは驚く。村田は美津子を自分の店で働かせないかと提案
した。村田の店では数人の若い女性を雇い、寮生活をさせていた。皆問題のある女性だった。
家を出られることが嬉しくて、美津子は働くと言い出す。村田と妻の愛子(黒沢あすか)は
美津子を責任持って預かると約束し、社本夫婦は村田に押し切られる形になってしまった。
後日社本は村田にビジネスの話を持ちかける。同業者なのだから組んで儲けようと言う。
それは高級熱帯魚への投資だった。村田に恩がある社本ははっきりと断れず、吉田という男
(諏訪太朗)と村田との取り引きの場に同席させられる。これをきっかけに、社本はおぞましい
事件に巻き込まれることになる。
おもしろかったー!!かなりグロテスクだと言われていたが、たいしたことはない。
実際に起きた事件をベースに作られている。
とにかくストーリーがおもしろかった。主要人物である吹越満、でんでん、黒沢あすかの
演技がすごい。鬼気迫る演技とはこういうものかと思った。
最初の頃、後妻と娘の仲をなんとかしようとしない社本にイラついた。娘は後妻を暴言を
吐きながら蹴ったりしているのに、間に入ってやれよ、と思った。
まあ後妻の方も、食事は全て冷凍食品で、人妻なのに胸の谷間が見える服を着ているようじゃ、
娘は死んだ母親と比べて嫌になるかもしれないが。
でもこの娘は最後の最後まで憎たらしい。
村田に脅されて、言いなりになっていた社本が反撃に出る場面は圧巻。人間の怖さがよく
表現された映画だった。
繰り返すが、吹越満、でんでん、黒沢あすかの演技がすごい。もう1度見たい。
園子温監督は、ラストに近いある場面で終わらせてもいいと思った、と言ったそうだが、私も
その方が良かったかもしれない、と思った。
小さな熱帯魚店を営む社本信行(吹越満)は、妻の死後に妙子(神楽坂恵)と再婚したが、若い
継母と娘の美津子(梶原ひかり)は折り合いが悪く、家の中はいつも重い空気が漂っていたが、
気が弱い社本はどうすることも出来なかった。
ある日美津子がスーパーで万引きをしたとの連絡を受け、社本夫婦はスーパーに行った。
店長は警察に届けると激怒していたが、店長の知り合いの村田幸雄(でんでん)の取りなしで
許してもらえることになった。
村田に深く礼を言う社本。村田はスーパーの近所で大型熱帯魚店を経営しており、同業者の
社本に店を見にこないかと誘い、社本たち家族は村田に同行した。
村田の店はとても大きく、社本たちは驚く。村田は美津子を自分の店で働かせないかと提案
した。村田の店では数人の若い女性を雇い、寮生活をさせていた。皆問題のある女性だった。
家を出られることが嬉しくて、美津子は働くと言い出す。村田と妻の愛子(黒沢あすか)は
美津子を責任持って預かると約束し、社本夫婦は村田に押し切られる形になってしまった。
後日社本は村田にビジネスの話を持ちかける。同業者なのだから組んで儲けようと言う。
それは高級熱帯魚への投資だった。村田に恩がある社本ははっきりと断れず、吉田という男
(諏訪太朗)と村田との取り引きの場に同席させられる。これをきっかけに、社本はおぞましい
事件に巻き込まれることになる。
おもしろかったー!!かなりグロテスクだと言われていたが、たいしたことはない。
実際に起きた事件をベースに作られている。
とにかくストーリーがおもしろかった。主要人物である吹越満、でんでん、黒沢あすかの
演技がすごい。鬼気迫る演技とはこういうものかと思った。
最初の頃、後妻と娘の仲をなんとかしようとしない社本にイラついた。娘は後妻を暴言を
吐きながら蹴ったりしているのに、間に入ってやれよ、と思った。
まあ後妻の方も、食事は全て冷凍食品で、人妻なのに胸の谷間が見える服を着ているようじゃ、
娘は死んだ母親と比べて嫌になるかもしれないが。
でもこの娘は最後の最後まで憎たらしい。
村田に脅されて、言いなりになっていた社本が反撃に出る場面は圧巻。人間の怖さがよく
表現された映画だった。
繰り返すが、吹越満、でんでん、黒沢あすかの演技がすごい。もう1度見たい。
園子温監督は、ラストに近いある場面で終わらせてもいいと思った、と言ったそうだが、私も
その方が良かったかもしれない、と思った。