猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

サラの鍵

2012-02-15 20:15:46 | 日記
フランス映画「サラの鍵」を観た。ずっと前から観たかったのだ。
すごく良かった。観る前から、この映画は絶対いい!と確信していて、
今年は観たい映画が結構あるのだけど、この映画が今年の最高だと思っている。

元々私はナチスのユダヤ人迫害についてとても興味がある。
が、このことは知らなかった。1942年に、フランス政府がナチスのユダヤ人の逮捕に
協力したことがあるのだという。
早朝、ユダヤ人居住区を襲い、逮捕するのに加担したという。
これはフランスの黒歴史らしい。シラク前大統領が謝罪している本当の映像が、
映画の中で流れた。
サラの役をやった子役の少女がすごくうまくて、物語の中に惹き込まれていく。
見ていて辛くなるような場面ばかりだ。
どうして人が人に対して、あんなにひどいことが出来たのだろう。

「戦場のピアニスト」や「シンドラーのリスト」と違って、実話ではないようだが、
サラのような人生を送ったユダヤ人女性は、たくさんいたかもしれない、と思った。

私は生まれ変わりを信じていて、生まれ変わるのは何度もらしいので、フランス人だった
時代と、ユダヤ人だった時代と、香港人だった時代は間違いなくあると思っている。
他にもあるんだろうけど、これらは絶対あると思う。
コメント
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